2023/02/12
好物
きのうつづきで。

直木賞の千早茜がエッセイ「好物の名前」を書いていました。
先日、直木賞を受賞した『しろがねの葉』という小説の主人公がウメという名のせいか、梅干しや梅味のものをちょくちょくいただく。・・・旧知の編集者が「それ、いいですね」と言った。
「好きな食べ物を主人公の名にすると好物をもらえるってことですよ。次に生かしましょう」と。
私はストリップ鑑賞が趣味のひとつだが、踊り子さんの芸名がときどき「めろん」や「りんご」といった果物名のことがある。友人の踊り子に聞いたら、懇意のお客さんから好物の差し入れがあるらしい、とのことだった。
自分も芸名に「いくら」や「マンゴー」を入れておけば良かったと彼女は嘆いていた。・・・
pithecantroupusも、dark boxとかobscuraという名前がよかったかなぁ。
三歩前進五歩退却の詩境にて佇(た)ちつくす暮るる紅梅の下 (塚本邦雄:詩魂玲瓏)
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