あるかなきかの

きのうのつづき。

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写真家の安田菜津紀が書いている連載にありました。、

 僭越ながら時々、写真の審査や講評をさせて頂く機会がある。毎度痛感するのは、批判的な言葉を探す方が楽であり、褒める言葉を見出す方が困難だ、ということだ。写真だけではなく、様々な混沌と対峙するときもそうだ。誰かの至らないところを責め立てるより、その社会が抱える問題を和らげていくために行動する方がよほど難しい。
 この仕事をしていると時々、毒気のある言葉に頼りたくなることがある。より注意を引き、人の感情を波立たせ、物事の白黒がはっきりすればどこか安心したような気持になる。・・・
 優しい言葉と過激な言葉、本当の意味で困難に立ち向かっているのはどちらだろう。そんな模索は続いていく。(安田菜津紀の写真日記 )


写真も言葉も同じだなぁ。

 されば詩歌は六腑の毒と言ひ遺す夏桑にあるかなきかの夜風   (塚本邦雄:歌人)

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