2021/06/15
時代は過ぎ
きのうの別冊太陽「写真集を編む」つながりで、本の上にペンをおいてパシャ!
m.zuiko 30mm f3.5 macro

m.zuiko 30mm f3.5 macro
pihcantroupusは活字の使徒です。説得力のある評論もいくつか書いている写真家大西みつぐが”日本カメラ”休刊のことを書いていました。(『「日本カメラ」休刊の報に接し』)
彼は、一年前のアサヒカメラの休刊とも重なり、単に雑誌がなくなるということにとどまらず、日本の「写真の現在」が途端に希薄なものになっていくような不安も感じると言いつつ、
大げさにいえば、日本における「写真」という出来事ないしは「行い」の基盤が揺らいできているのではないかと思えます。少なくとも「写真」に関わる全ての人たちにとっての「転換期」であることに間違いはないでしょう。何かしらの考え方を変えていくことも必要かもしれません。
と書いたうえで、『写真をカメラで撮ること、見ることと写すこと、写真を飾ること、写真で飾ること、写真で時代を綴ること、写真に夢をどのように託していくこのか、写真と共にいかに生きていくのか。』について考える契機ととらえつつ、その方向性については無言です。
時代で引用して、
水煮つつ半身おぼろなる母よ夏よ青銅時代は過ぎし (塚本邦雄:感幻樂)
コメント
Re: No title
スマホで撮っているのをよく見ます。以前に、借り物のキャノン5Dで撮った写真よりも、スマホの方がきれいに撮れたからと、広報誌にスマホの方を使ったという話を聞きました。
もう少しの時間、私がカメラを年のせいで持てなくなるまで、カメラにがんばってほしいです。
2021/06/16 23:44 by pithecantroupus URL 編集
Re: No title
2021/06/16 23:34 by pithecantroupus URL 編集
No title
今の子はスマホでパッパと撮ってアップするのが重要なのかも。
僕は、やっぱり丁寧に撮った写真が好きなんですよ。そう言う場所ってブログしか残されて無いような気がします。
2021/06/16 19:23 by onorinbeck URL 編集
No title
考えてみたら、私も20年以上買っていなかった。
写真始めたころは、アサヒカメラと両方買っていたのに、
最近は立ち読みさえ、していなかった。
本を購入していないのに、廃刊はショックだ、というのも変な話だなと、我ながら可笑しかった。
罪滅ぼしに、最終刊はネットで購入しましたよ。
定価より大分高価でしたけど(^^
誰かのブログで読んだのですが、
カメラを趣味としている人間は、フィルム時代と今でも変わらないのでは無いか、ということ。
確かに、そうかもしれないなと、思ったりして。
女性のカメラ趣味人口は、フィルム時代よりも確実に増えてると思いますけど。
2021/06/16 12:31 by om4ti URL 編集
Re: No title
たいやきさんが“儀式”という感覚に激しく同意です。
2021/06/15 22:30 by pithecantroupus URL 編集
No title
僕にとって写真は写真機を使うことであり、儀式です。
スマホで撮ると写真を撮ったという気持ちに何故かなりません。
だから、人から見ればたかが画像ファイルなのかもしれませんが、カメラで撮ります。
ときどきフィルムカメラを使うと、喜びが増します。
古い人間になったのだなと思います。
2021/06/15 21:53 by たいやき URL 編集