祝ふ菖蒲田

なおショウブです。

きれいな花は、毎日手入れをして下さる人がいるおかげです。
きのうの一枚目は、花期を終えて摘み取られた花でした。

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dg elmarit 200mm/f2.8
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OM zuiko 50mm 1.4
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OM zuiko 50mm 1.4
これまでも引用したことがあるWEB「考える人」の連載「最後の読書」(津野海太郎)から、荒木経惟を述べた一部分。
津野が荒木からもらったお土産(ベルリンで開催した展覧会の図録)の序文だそうです。

 荒木さんの写真ではカメラがいつも動いている。初期の写真も新しい写真もスナップショット性のものだが、あとでいつも精選され、注意ぶかく分析したのちに手を加えられている。アウトフォーカスのものもあるが、それだって、わざとシロウトっぽくふるまうプロの仕事のあかしなのだ。(略)なにせ荒木さん以上に人間の行為に近づくことは、事実上、不可能なのだから。(原文はドイツ語・英語、筆者訳)

ピンボケと言わずにアウトフォーカスというと芸術的に聞こえるなあ。pithecantroupusも見習おうっと。
これからは頭がピンぼけと言わず脳がアウトフォーカスと言おう!

 誕生日何を祝ふと菖蒲田の疾風寝室に吹き及ぶ   (塚本邦雄:沈鬱皇帝)


きのうの菖蒲田組の歌は漢字遊びの印象でした。
「跡目相續菖蒲田組」の目と田、相と組の旁(つくり)、菖の日と日と、縦線と横線のオンパレード。
そうぞく、しょうぶ、そうりょうという音よりも、視覚のほうが印象的でした。
塚本なら漢字遊びもアリかな、と思ったのです。

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