2021/01/26
いましめ
これはゴミではありませんよ。似ているけど。
tokina 300mm 6.3 reflex

m.zuiko 60mm 2.8 macro
きのうの坂本スミ子で映画の思い出がよみがえったので、雑誌GQジャパン最新号”「語る」日本映画”から、『小津安二郎が男たちに送る「大人になれよ」というひそかなメッセージ』(内田樹)の一節を引用します。
・・・彼らはみな少年らしさを残していますけれど、それは幼児性ではありません。女性に甘えもせず、威張りもせず、ただ親切に、正直に接する、そういう風通しのよい青年を小津はときどき造形します。たぶん、男はどんな年齢であっても、なにかのはずみで一瞬「青年」になることがある。手に負えない幼児性と老成と青年のみずみずしさ、それらを併せ持っているのが成熟した男なのだ。小津はそんなふうに考えているように僕には思えます。ただ、世俗を脱して好々爺然としているのが「男の成熟」ではない。男が成熟するというのは、もっと複雑な存在になることだ、と。・・・
pithecantroupusはいまだに幼児性と真ん中とばしの老人性だもんなあ。不良少年性もちょっとあるなあ。青年はどこへいったのかなあ。
理髪店まひるとざして縛めし靑年の皮剥げる火曜日 (塚本邦雄:綠色研究)
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