2021/01/14
なぜかいまごろ
菅島にもあった観的哨を。ノスタルつづきです。季節外れですが「海軍」がでてくるので、
柿若葉潮騒に似て夜に入るをなぜかいまごろ海軍記念日 (塚本邦雄:汨羅變)

菅島のスイセンもなお。

ちょっとまえにこんな記事を読みました。
仕事から解放された後に訪れる日々を、江戸の人々は、「老入(おいれ)」といっていた。いよいよ好きなことにひたすら打ち込むことができる。老入はそうした生き方へのスタート地点、そんな思いがあったようだ。
改めてつぶやいてみると「老入」は、実にいい言葉ではないか。老後というと「老いの後」。人生の残り、おつりというニュアンスが強いが、老入ならば、「老年期に入る」。現役を終えた後も人生の一つの期間ととらえ、これから一勝負できるという前向きで明るい気分も伝わってくる。(朝日新聞「一冊の本」より菅原 圭「老入」のススメ)
ネット検索をしてみると「老入」はあちこちに言及されていました。もしかしてまたひとつ賢くなったのかも。
同じ「一冊の本」サイトの別記事で、『老いを考えたり描いたりするのはエレジーになりがちですが、そこには若さとは別種のエナジーが潜んでいるように思うのです。』(仁木 英之「老いて枯れ 老いて壮んな男たち」)という言もあって、老に負けそうなpithecantroupusは調子に乗ってしまうのです。(へへへ)
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