2021/01/13
音楽といえば
菅島ノスタルジアなお。
ちいさいころは正月というのは羽根つきと凧あげとこま回しをしなければならないと思いこんでいました。
なので正月の写真も一枚、菅島の帰りがけに鳥羽で撮りました。

村上龍が、
東日本大震災と福島原発事故のあと、過去の音楽や映画に接することが増えた。昔を懐かしがるのは嫌いだったし、今も嫌いだが、昔を思い出して現実から逃れようとしているわけではない。現実からは逃れられない。ただ、当たり前のように見たり聞いたりしていた昔の映画や音楽が、本当は貴重なものだったと今さらながら気づきはじめたのだ。(村上龍「櫻の樹の下には瓦礫が埋まっている。」)
村上はこのあと、アルフレッド・ハウゼやアントニオ・カルロス・ジョビンやプラターズやレイ・チャールズなどをあげつつ、時代状況に言及した後、
カルロス・ジョビンもレイ・チャールズもビートルズも、二度と現れることはない。わたしは往年の名曲を聴きながら、失われてしまって二度と戻ってこないものに、思いをはせているのかも知れない。
と結んでいるのを読んで、ノスタルジアだっていいじゃないかと開き直るpithecantroupusです。
音楽といえばキリギリス。アリは保護責任者遺棄致死罪。
きりぎりすその複眼に映りつつ惡魔なり 音樂を生(な)せしもの (塚本邦雄:綠色研究)
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