きむらさき

年賀状もカレンダーも、大掃除も片付けも、何もかも手つかずで焦りばかりつのります。
でも、写真は撮りたい。何もかもやめても、シャッターボタンは押したい、わがままなpithecantroupus。

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nokton 60mm 0.95
試作品も一枚。

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dg summilux 15mm 1.7
 師走(しはす)てふ沖の深みに月を戀ひつつありきむらさきの鮟鱇(あんかう)   (塚本邦雄:銀箭)


もう8年前の記事ですが、

内田 (略)・・・最後にぼくたちが死守すべきなのは、そういう人類の叡智に対する信認だと思う。村上さんはそのことをずっと書いてきていたんじゃないかな。
平川 (略)・・・文学というのは、歴史が判定した事象をもう一回掘り返して、別の見方をする仕事だからね。
内田 高貴な志で行われたことが歴史的文脈では犯罪と見なされ、利己的で醜悪なふるまいが偉業として称えられるというようなことは歴史の上では必ず起きる。
平川 だから、歴史を「供養」する仕事を誰かがやらねばならない。
内田 村上さんはその仕事を黙って引き受けてきたんだと思う。
(ノーベル賞残念対談 内田樹×平川克美)

村上春樹が、「若年層の間でテロが話題にならないのは、ほとんどの若者が本気で変化を望んでいないからではないだろうか。」(2012 「櫻の樹の下には瓦礫が埋まっている。」より)と書いていたので、三島由紀夫なぞ思い出しながら、つい。

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