共犯のこころ

きのうは動物でしたがきょうはのこり物で。しかも雑草です。すみません。
のこりものなので、オマケして大きな写真にしておきます。(笑)

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olympus pen-f 300mm reflex
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olympus pen-f 300mm reflex

中身の希薄さは饒舌で補うことにして、新潮社PR誌「波」、ブレイディみかこのインタビューから一部を引用します。

 ・・・ええ、多様性のある社会はややこしいんです。文化的な背景によって常識が違うので、そこかしこに地雷が埋まっている。ひとは本能的にアイデンティティを求める生き物だと思うんですが、強い帰属意識や連帯感は、別の集団との分断も生んでしまう。
 では、向こうとこちらの違いをなくせばいいのかといえば、そういう話でもない。違いをなくしたら多様性もなくなってしまうと思いませんか。経済の分断、つまり格差は論外ですが、多様性のある社会というのは違う人たちが一緒に暮らしているわけですから、分断が生まれるのはある意味、当たり前なんです。
 だから、大切なのは分断をどうしたら乗り越えられるか。その有効な手段のひとつが「エンパシー」だと思うんです。
 ・・・エンパシーは、たとえ自分が賛成しない人、意見が違う人であっても、その人の立場になって想像する能力のことです。共感と訳されがちですが、「いいね」ではありません。

別のところで別の人が「共感」への違和感を書いていたのも含めてpithecantroupusはちょっと考えさせられました。

「共感」に似ている「共犯」で、
 共犯のこころあるべし水涸るる彼岸のダリの天牛蟲(かみきり)の髭   (塚本邦雄:星餐圖)

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