なにありや秋

ヒガンバナ、かな。
ネコジャラシは好きですよ。

ちょっと種類がちがいますが、
ネコジャラシ→エノコログサ→狗尾草→狗→犬→イヌタデということで、
 遺すべきなにありや秋のほそり陽に犬蓼の穂のいよよ紅かれ   (塚本邦雄:薄明母音)

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olympus e-m5mk3 60mm
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olympus pen-f 300mm

コロナ禍での差別のニュースが散見されますが、どうすればなくなってくれるだろうと思っています。
千葉雅也立命館大教授の対談から引用します。

 人間は何らかの集団的アイデンティティと無縁では生きられません。そして、アイデンティティは必然的に排他的です。排他的であることを完全に避けようとしても無理です。だとしたら排他性の程度をできるだけ低くするしかない。
 悪口を言い合ったり、陰口たたいたり、適当に愛想笑いしたりして、人はやってきたんですね。それを全部きれいに整序するというのは土台無茶です。誰もがどこかしらで排他的であることを極端化しないですませるにはどうしたらいいか、そう思っているんです。
人間ひとりひとりが、反省する存在として他者と向き合う必要がある。反省しつつ上手くやっていく必要がある。(『「差別はいけない」とみんな言うけれど。』刊行記念対談)

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