2020/09/08
言葉それつつ
懐旧の大平宿を一枚だけです。
きのう「雑草まるけ」と書きましたら、「方言よ」と教えていただき、ビックリしました。標準語だと思ってました。
この歳にして、そんなことも知らなかったのかと、我ながらガックリです。
「結構毛だらけ、猫灰だらけ」といいますが、「毛まるけ」とは言わないものなあ。
そういえば学生時代にも、標準語と思っていたら「三重弁」だったということがあって、ずいぶん恥ずかしい思いをしたことがありました。
「雑草まるけ」は「雑草だらけ」と書けばよかったのですが、「だらけ」の音の濁りを嫌ったのが間違いでした。
「まみれ」という語もあるようですが、こちらは「まみれて」という使い方もするのでちょっと違うかなと思います。
「だらけ」も「まみれ」も、マイナスイメージの名詞が前につくことが多いように感じます。
よこざまに言葉逸(そ)れつつ灼熱のスープの皿に浮く秋の蝶 (塚本邦雄:靑き菊の主題)
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