怪しい者ではありません

毎日毎日、先月のプチ家出の写真で、マンネリズムも分かっているのですが、前へ進めず停滞中です。
読書で充電中ということにして、見栄を張っておこう。(汗)

こんなときに選ぶ写真は決まって「何撮ってるの?」です。
不審者じゃありません。ピーピング・トムじゃありません。

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olympus pen-f 60mm

 俎に鰆(さはら)かがやき背すぢ切り削がれし夏の死者よぎりたり(塚本邦雄:綠色研究)


読書はここで知ったこの本。
以下は、同じ本を紹介している河北新報のコラムです。
そういえば最近、最年長のハシビロコウが亡くなったというニュースがありました。

 70年以上前に書かれたカミュの「ペスト」や、10年前に出版された高嶋哲夫さんの「首都感染」など、疫病との闘いを主題にした小説が売れているという。新型コロナウイルスの収束は遠い。不安の正体を探り、自分を支える言葉を本の中に見いだしたい人が多いのだろう。
 仙台市の作家伊坂幸太郎さんにもパンデミック(世界的大流行)を織り込んだ長編がある。「クジラアタマの王様」だ。
 「白い目で見られ、遠巻きにされ、平和を乱した諸悪の根源のような扱いをされる」-。終盤、新型ウイルスの脅威にさらされる主人公は、未知の病気そのものの恐怖に加え、世間がつくりだす偏見と差別の空気におののく。
 あれ? どこかで聞いたような気が。ページを繰るたび、私たちの現実社会と重なり合う描写にギクリとする。刊行は昨年7月。当時はコロナのコの字もなかった。まさに予言の書ではないか。
 書名は独特な姿形の大型鳥、ハシビロコウの学名を表す。炭鉱のカナリアなら身をていして目前の危機を知らせる。怪鳥が導く不条理風の物語、結末はいかに。


色気がないからおまけ一枚です。

LR-PF234453-Edit-1.jpg
olympus pen-f 60mm

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