ちりぢりの庭

きのうの名張の写真に、5月の庭の写真をくっつけてお茶を濁します。

ちょっと早いのですが、
 梅雨夕映木苺すでにちりぢりの庭出でてわが心を賣らむ   (塚本邦雄:海の孔雀)

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olympus e-m5mk3 17mm


きのう引用した筑摩書房PR誌「ちくま」の穂村弘の言葉つながりで、最新号の言葉から部分を引用します。

 サザエさんの父親である磯野波平の年齢が五十四歳と知った時は驚いた。私より年下じゃないか。しかも双子の兄がいるらしい。​磯野海平。波平の双子のお兄さん。九州に住んでいます。双子なので波平にそっくりですが、頭のてっぺんに毛が二本生えているところが見分けるポイントです。​とのこと。
​ 落ち着かない気持ちになる。理由は名前だ。海平……。どうしてそうなるのか。双子なのに海平と波平ではバランスがおかしいではないか。(略)​

 ちょっと違うけど似たパターンとしては、駅前で募金を募っている人々が「お家をなくしたかわいそうなワンちゃん猫ちゃんのために……」と叫んでいると気になる。ポイントはワンちゃん猫ちゃんだ。ここはできれば、ワンちゃんニャンちゃんか、犬ちゃん猫ちゃんにして欲しい。(略)ワンちゃんや猫ちゃんに比べて、ニャンちゃん犬ちゃんという云い方が日本語的に馴染みがないから困るのだ。揃えたくても揃わない。​(略)


言葉のプロはきっとむずむずして我慢できないのでしょうね。
走り出したくなるようなむずむず感、なんとなく分かります。

pithecantroupusは自分の写真にむずむずするからなあ。

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