2017/10/03
見上げれば
見上げれば、屋根です。ぶっかんじょうも好きです。
DP2Q

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92歳になる父が終活のつもりか身辺をあれこれ片付け始めました。
この前は、わたしが我が家のどこかにしまったはずのローライ35が何故か実家から出てきました。
きょうは、わたしが先日も家探しした白洲正子「かくれ里」が父の本箱から出てきました。
今なら白洲正子が嫌いだから買わないでしょうが、当時としては高すぎるこの本を買ったわたしはまだ二十歳になったばかりで素直でした。
芸術新潮に連載されていたこの随筆が出版されるのを待ちあぐねるようにして手に入れました。
歳をとって狭量になりました。(ニュースに毎日出てくるあの人と同じだ。)
白洲正子にことさら感情を左右されることはなかった昔に戻りたい。
屋根ありく白き鶺鴒しかすがに火の秋のすゑおもひおよばね (塚本邦雄)
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