見うしなう路

テレビ番組で、
グータラ生活をしていると脳内に認知症の原因物質がたまり、
それを、若者は簡単に体外に排泄できるが、高齢者は注意しないと危険と言ってました。

確かに経験上も納得できる話で、最近わたしは物忘れが増えたし、感情のコントロールも努力が必要です。
そう思って写真を撮りに外出したのですが、
筋肉にはいい運動になったものの、脳内のほうはさほど改善されなかったみたいです。

「丘上町」というところで。
01LR6-DP0Q0043-3.jpg
DP0Q 14mm 4.0

02LR6-DP2Q0181-1.jpg
DP2Q 30mm 2.8

塚本邦雄の歌集『水葬物語』(1951年8月刊)の
 夕映の円塔からあとをつけて来た少女を見うしなふ環状路

は、同時期の歌誌に彼が投稿した中にある、
 環状路めぐりめぐれど塔の灯に囁けるミミも百合も見えぬか

と同じ情景だと思えるのですが、

歌誌の方が読者を現実世界に引きずりこもうとするのに比べ、
歌集の方はキリコの絵を思い出させるような物語性を帯びているように感じます。

それはちょうど「記録」や「記念」に撮った写真と、自己表現として撮られた写真の差のように思います。

記録や記念も大事な写真の要素ですが、それはそれなりの写真が期待されます。
変に構図に凝ったり、超広角や魚眼などの視覚効果の強いレンズで撮ると、かえって俗物臭を生むようです。
今日のようにカメラの自動化が徹底し、容易にズームレンズが使え、巷に写真があふれていると、一層そう感じます。
(他人事のように言えたものではありませんが。)

コメント

Re: タイトルなし

坂とか階段が好きです。それを撮りに行ったのですが、暑い日に出かけたのは失敗でした。階段の下からばかり撮って、登る気になれませんでした。

いい写真ですね!
上の1枚目の色のコントラストがハッキリしていて面白いです
長い階段、縦にしてる以上に、更に長〜〜く感じます

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