癒えたわれ

塚本邦雄
牝豹逐ひおひつきし森、樹の洞(うろ)にとろりと林檎酒(りんござけ)醸(かも)されゐ   (水葬物語)
癒えたりわれは冰雨ささめく夢の檻靑年豹が蘆手(あしで)に眠る   (天變の書)
(塚本邦雄の短歌は写真と無関係です。塚本邦雄を尊敬していますが、引用した歌はブログの護符かお守りのつもりです。)

東近江市政所で。
 きょうの二首目は季節があっていないのですが、豹つながりで。
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NOKTON 25mm F0.95
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NOKTON 25mm F0.95
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M.ZUIKO 75mm F1.8

 氷雨は冬と思っていたらつい今しがた、夏の季語だと知りましたが、
もう何度も無知の恥をかきましたので、今更何をかいわんやと、使うことにしました。
 年々、図々しくなって謙虚さを失っていくのが、うれしいような悲しいような。