恥知らず

お昼ご飯のついでに、三度目の同じ場所へ連れて行ってもらいましたが、きょうもまたレンズに頼って。

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zuikoED8mm3.5
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zuikoED8mm3.5

岩波の『図書』(2024年1月)の記事「寺尾紗穂 周縁化された人々から歴史を問う」が紹介されたサイトから、備忘のために引用。

当時首相だった岸が、日系下院議員ダニエル・イノウエの『将来、日系人から米国大使がでるかもしれない』という言葉に、『あなたがた日系人は、貧しいことなどを理由に、日本を棄てた「出来損ない」ではないか。そんな人を駐日大使として、受けいれるわけにはいかない』と言った。

著者は岸の言葉を「貧しい」と書いていますが、「下品で下劣」と言って欲しい。
でも、現役の閣僚にこうした発言をこりもせず繰り返している老人がいるけど。


 恥知らずと聞えるやうに言ひたればもやもやと霞む街も櫻も   (塚本邦雄:初學歴然)

紅椿花の

玄関から三歩の写真で。
三歩は散歩ではなく、もとより徘徊ではありません。絶対!

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7artisans50mm0.95
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7artisans50mm0.95

 にほやかに蕊は息づく紅椿花の體温はあたたかならむ   (塚本邦雄:初學歴然)

過ぎてこそ

唐突に雑用。困るなあ。

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ttartisan100mm2.8
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m.zuiko17mm1.2
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ttartisan100mm2.8

 返す刀に秀句切り裂いたりわれの言葉の花は過ぎてこそ花   (塚本邦雄:獻身)

散歩と徘徊

レンズに頼っているので耳が痛いという証拠。

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tokina300mm6.3reflex
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ttartisan100mm2.8
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m.zuiko17mm1.2

作家の江國香織が、自らの”極度の”方向音痴をネタに、小説『川のある街』を刊行した記念エッセイを書いてました。(なぜ一作目の主人公は子供なのか?

(小説を)書き進むにつれて、散歩と徘徊はどう違うのかという疑問が湧いた。道すじを把握できているのが散歩で、できないまま歩くのが徘徊だろうか。だとすると、迷子と徘徊はどう違うのか。まさかとは思うが、子供だと迷子で老人だと徘徊? じゃあ子供と老人の中間の場合は?

 ・・・ いずれにしても、さまよい歩くことや道に迷うことはある種の醍醐味である。時間の流れの外側にでてしまった気がするし、突然目の前に知らない景色が広がったり、逆に突然馴染みのある光景にでくわしたりする。そして、その日常からの小さな逸脱と、新鮮さの発見(もしくは再発見)は、小説を読んだり書いたりする行為にすこし似ている。・・・

 意図して行ったわけじゃなく、道がわからなかったからたどりついてしまった場所。
 小説にも人生にも、意図や計算では行かれない場所があると私は思う。


う~ん、自分では「散歩」と言っても、他人からは「徘徊」とみられているのかも。
迷子なら、最近迷子になる夢をよく見るけど。

 癆咳(らうがい)の父の晩年 愕然と冬麗の護國神社の前󠄁!     (塚本邦雄:魔王)

くづれつつ

縮んでいます。とくに頭の中。

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ttartisan100mm2.8

あるところに次のように書いてありました。写真家のインタビューの一節です。

自信ない人がどうするかっていうと、すごい長い望遠レンズがすごい短い広角レンズ、そのどちらかを使ってしまう。そういうレンズで撮ると見た目が変わるから、そこに頼ってしまう。本当は標準レンズでいいんだけれど。幡野広志さん「うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真」インタビュー ポジティブな気持ちで相手に向き合おう

レンズに頼るというのは耳が痛いなぁ。
標準レンズといえば標準ズームだと思っている彼に50mmf1.8の面白さなぞ分からないだろうけど。

 櫻會(さくらゑ)や葛切くづれつつ夫婦   (塚本邦雄:甘露)

要注意報

20日に河津桜を撮った場所を再び覗きにいきましたが、まだ少し早かったようです。

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m.zuiko17mm1.2
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ttartisan100mm2.8

”米を研ぐ”とテレビが言っていたので、いつものようにネットで検索しました。
清酒をつくるときには酒米を”研ぐとpithecantroupusもいうのですが、ご飯を炊くときの準備は”米をかす”といってきました。

”かす”は名古屋の方言だとコンピュータが言ってます。
本当かなぁ。
”炊ぐ(かしぐ)”というれっきとした言葉さえ名古屋の方言と書いてあったから。

最近、ネット検索しても結果を疑うようになってきました。老化の一種でしょうか。


 花の定座(ぢやうざ)うたたあやふき連衆と異常乾燥要注意報   (塚本邦雄;波瀾)

さくら咲く日も

河津桜の残りものと言いつつ、マンサクと枯萱ですが。

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ttartisan100mm2.8
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ttartisan100mm2.8
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ttartisan100mm2.8

 黄昏の身とや言ひけむ水澄みてさくら咲く日も寂し英雄   (塚本邦雄:七弦集)

ああ

河津桜よりもそれ以前に撮った梅の残りものの方がましなので。

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ttartisan100mm2.8

日日に坂を下っていくようです。
最近、相手の話が終わる前に声が出てしまうのです。ああ。


 旅信ああ舅(しうと)が意地の鷗亭流(おうていりう)    (塚本邦雄:甘露)

泪ながら

河津桜なお。

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ttartisan100mm2.8
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ttartisan100mm2.8
 泪ながらに二人は「オテロ」見畢りき同病にくみあふ花粉症   (塚本邦雄:魔王)

花を戀ふ

友人がお昼ご飯ついでに写真にさそってくれて、近所の河津桜の開花状況を偵察に行きました。
去年は3月10日に満開だった場所です。

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ttartisan100mm2.8

 花を戀ふはいのちの傲り無一物なりける昔願ひし奈落(ならく)   (塚本邦雄:華變)

菓子食ひて眠らむ

ウメなお。

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tokina300mm6.3reflex
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ttartisan100mm2.8
ムーミンが冬眠するとは知りませんでした。うらやましい。

ムーミン谷のいきものの多くは冬眠します。家の戸を閉めて、おなかをいっぱいにして、あたためておいたストーブの余熱に包まれて春まで眠る。素敵ですね。おなかに詰め込むのが森であつめてきた松葉という点については、いくらか調整の余地があるかもしれませんが、日本でも取り入れたい風習です。海野農「冬眠の途中で目が覚めてしまった時に読む本」

 やみがたき愛など知らず紅き菓子食ひて眠らむかな 二月星   (塚本邦雄:豹變)

かえらばかえり

きのうのつづきで、地元の菅原神社の梅園で。

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ttartisan100mm2.8
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ttartisan100mm2.8
ネットニュースで参議院の手書き速記が廃止されたことを知りました。
中学生の頃、暗号に興味を持った延長で速記にも関心があって、一時は国会の速記官に憧れた瞬間も。なつかしいなぁ。
あの流麗な筆記は、やがて博物館でしか見られなくなるとしたら寂しいです。

 時に詩經に還らばかへりうるものを雲丹(うに)うすあましきさらぎの舌   (塚本邦雄:玲瓏)

さらば紅梅

きょうのお昼ご飯ついでに写真は梅園でした。去年も同じことをしていたような気がしますが、レンズかえたからOK。(?)
それに一枚はウメではないし。

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laowa6mm2.0
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ttartisan100mm2.8

 百合鷗(ゆりかもめ)さらば紅梅よりも濃き愛知らしめむわれの海彥   (塚本邦雄:翠華帖)


気になる言葉は印象に残るのか、聞くたびにますます印象に残り記憶されていきます。
素人が無理して業界用語を使っているようなひびきです。

塩味を「えんみ」という言い方がテレビから聞こえるたびに苦い胃液があがってくる。
まごうことなき正しい言葉でネットが保証してますが、日常生活になじみのない専門用語が気持ち悪いのです。

「しおあじ」といえば済む場面でさえ、カドの立った言葉を使うことへの違和感は、頭が固くなった老化のせいかも。

待ちくたびれて

関町といってもどこにでもありそうで季節感もなしの一枚を。

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nokton29mm0.80

 天命を待ちくたびれて枯紫苑(かれしをん)    (塚本邦雄:甘露)

郵便夫追ひ越して

関町、なお。だけど何か面白い?

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nokton29mm0.80
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nokton29mm0.80
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nokton29mm0.80

 郵便夫われ追ひ越して奔り過ぐ或いは「晩婚式招待狀」?   (塚本邦雄:約翰傅偽書)

斜(ななめ)にさす陽

関町にもどって。

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nokton29mm0.80
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ttartisan100mm2.8

 人のはたらく日に手をつかねゐることもさびし生簀(いけす)に斜(ななめ)にさす陽   (塚本邦雄:魔王)

勁草書房という出版社の『けいそうビブリオフィル』にあった「本占いと人生相談」という連載第3回から、

 現人類は、やりすぎた。
 現人類の、じつは一部の人たちが、明らかにやりすぎたことを、いま地上の大多数の人が、やろうとしている。
 自分たちだけのために世界をコントロールすることを。
 モノをあふれさせ便利になりつづけること、
 一度手にした豊かさと便利を手放さないために手段を問わず異類、同類を殺しつづけることを。
 他の生物を、ときには自分と違う種だと信じこんだ同類を、自分たちの道具、資材とみなして「活用」することを。


「一度手にした」のくだりがpithecantroupusへの叱責に聞こえました。

着々と進行中

きょう荒れた実家の庭で。
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ttartisan100mm2.8

立体的な空間認知があやしくなっています。

バスの窓ガラス越しに外を見ていると思ったら、ガラスに映った反対側の景色だったり、足元に真後ろに立った他人の影が見えてビクッと驚いたら、自分の影だったり。

そういえば最近、玄関のカギを挿しこみ損ねることが増えたような気もします。いや、これは最近鍵を交換したせいだ!
着々と進行中。


  珠玉一つたましひに祕め夕がすみ濃き森のなか漂ふわれか   (塚本邦雄:玄珠帖)

来たれり二月

亀山市関町のつづきを。
この時期、関町ではひなまつりです。
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ttartisan100mm2.8
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m.zuiko17mm1.2
 漆黑の長靴穿(うが)ちて遠江(とほたふみ)よりひとづまは來れり 二月   (塚本邦雄:海の孔雀)

ひいらぎいわし

ひさしぶりにお昼ご飯ついでに写真を亀山市関町で。
去年も同じころに同じ場所へ行ったので二番煎じにならないよう気にしていたらあまり撮れませんでした。

節分のイワシの頭と食堂の窓飾りです。

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m.zuiko17mm1.2
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ttartisan100mm2.8
 立春の霜が一瞬紅帶びてそそりたつきみの死後の述󠄁懐   (塚本邦雄:約翰傅偽書)

むかし菜の花

近江八幡なお。
あすこそは、明日という「今日撮った写真」を上げたいです。

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 おもふことさしてそれとは菜󠄁の花と鹽と蠍の春のゆふぐれ   (塚本邦雄:されど遊星)

ひえびえ

きのうの近江八幡のあと日野へ行ったと写真が言ってます。
ガリ版伝承館というらしいのですが。

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ガリ版のガリで、
 かがり火の絕えなむときに黑髪はひえびえとたなごころに遊ぶ   (塚本邦雄:源氏五十四帖題詠)

老(おい)のかお

近江八幡でシナプスをつなぎ直し。

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 光りさむき薄氷映りきえゆけり父に母に似しその老(おい)の貌(かほ)   (塚本邦雄:初學歴然)

藤井八冠が王将戦勝利で、大山康晴の記録を塗り替えたそうですが、テレビで速報が出てきません。
すごいニュースだと思うのですが。

きさらぎ燦爛

きのうの琵琶湖のつづきは近江八幡だったと写真が言うのですが、毎度どこで撮っても同じような写真で。

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 きさらぎ燦爛娼婦の後朝(きぬぎぬ)はゆふべ    (塚本邦雄:燦爛)

夢に琵琶湖

琵琶湖の回想も。きのうまでの美山と同じころ。

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季節外れですが琵琶湖なので、
 花冷えや夢に琵琶湖の底見えて    (塚本邦雄:甘露)


孤独てふ

美山の回想なお。

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平野啓一郎のサイト「文学の森」に、『「一番きれいだったとき」   三島由紀夫と茨木のり子』という短文が載っていました。なかに、

オリンピック開催反対を訴える街の声に続けて、平気で、オリンピック選考会の様子を満面の笑顔で報道するテレビアナウンサーを観ていると、福島原発の収束宣言が出されたときとおなじ白々しい空気を感じる。

「喜怒哀楽」の「怒哀」を許さない、作り笑顔の「喜楽」のみを演じさせられる社会に言い得ぬ孤独を感じる人々のために「文学」はある。


平野が『三島由紀夫も茨木のり子もそれぞれの「人生で一番きれいだった時」に痛切な孤独の中にいた。』というなら、pithecantroupusは今が人生で一番きれいな時といえるのかもと妄想をふくらませるのです。


 孤獨てふ生もさわがし背後には枳殻(からたち)花ざかりの藪   (塚本邦雄:詩魂玲瓏)

あはあはとして

回想法と手すさびで。

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きのう人工冬眠に触れましたが、偶然に、中原淳一編集1956年10月号「それいゆ」に『冬眠藥』というコラムを見つけました。

人間が動物の冬眠状態になる薬なのです。冬になると熊の場合は穴にこもって死んだ様にねており、・・・動物の場合だと自律神経をおさえるホルモンの作用ですが、これに着目したソ連の学者などが脳や心臓手術に応用しようとして発見したもの。

・・・気狂いの治療薬と評判になり出しました。最近日本でもウインタミン(冬眠) ノクタン(フランス語の夜想曲) と銘うつて売られ、神経すい弱の都会人に喜ばれています。


時代変化を感じさせる文ですし書かれた情報のファクトも怪しいけど、『冬眠』への誘惑がむかしからあったという証左に。

肝膽あはあはとして「星の王子樣」   (塚本邦雄:甘露)

せつなに潰し

元気の出ない日ってあります・

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NHKのテレビ番組で人工冬眠の話をしていました。pithecantroupusはいつまでも醒めない冬眠がいいなぁ。
Qニューロンという単語が出てきて、さっそく検索しましたが、もしもNHKで事前学習していなかったら、フェイクニュースばかりだと思ったかもしれません。大学が出てきても筑波や東大では怪しい。

 處女雪を刹那刹那に潰しつつ彼奴(きやつ)が牽(ひ)きゆく大八車   (塚本邦雄:風雅黙示錄)

二月の髪

回想は美山だったと写真が言うのですが。
記憶は消えていくけど写真は残るなぁ。

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 祝婚や二月の髪のたてがみなす   (塚本邦雄:斷絃のための七十句)

かなしみは

とうとう、グータラは部屋の中から望遠でパシャッ。

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tokina300mm6.3reflex

先日、隠し砦の三悪人をテレビ放映で見た翌日、1954年のゴジラをやってました。
残念ながら映画館で見るには幼すぎてテレビでしか見ていないのですが、原爆への反感、戦争への恐怖、暴力装置としての国家への不信感が或る意味なつかしく感じられました。
鶴見俊輔「もうろく帖」の一節に次のようにありました。

原爆投下の時の日本人のうけとりかたの中から、未来の世界に対する。
この反応を、戦後の日本の知識人は、きれいな水爆などという意味づけで、うらぎった。その意味づけをはずして、もとのところから歩きなおす。
(1955,10,16)

 かなしみはかまどの灰の天に散り地に舞ひて地に膿もつ獸   (塚本邦雄:出埃及記)