今日も

叔父さんが使っていたキャノネットで今日も”記念写真”です。

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pen-f nokton 25mm
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pen-f nokton 25mm

この初代キャノネットだけがライカビットのようなトリガー巻き上げで、デザイン的に優れていると思うのですが、実用性も経済性もレバー巻き上げに勝てなかったようで、このあとの機種に継承されなかったのが残念です。
この、底面で巻き上げるトリガーのせいで、軍艦部がすっきりしてのも大好きなデザインです。

叔父さんはキャノンのカメラを持って得意そうでした。オリンパスを馬鹿にしていたように感じたのは、子供の繊細な感受性のせいだったのかも。

墓前の雨に

8月15日です。

 敗戰忌、晝の墓前の雨に佇(た)つ白衣(びやくえ)・靑衣(しやうえ)の若き死者たち  (塚本邦雄)

先日、亀山で撮影したとき、墓地にヒメヒオウギズイセンが咲いていました。
「ヒオウギ」の花の代わりに、きょうあげることにします。
寺の山門の鋲は五稜星(五芒星)の代わりに。

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olympus e-m5mk2 nocticron 42.5mm
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olympus e-m5mk2 nocticron 42.5mm

兄二人が戦死した母は今でも、高齢で迷惑をかけるからと15日より前の日を選んで地元の護国神社にお詣りしていますが、その旺盛な反戦思想は衰えません。それは理論的、論理的な思想ではなく、生きている間に身に沁みついた、本能や性格と区別もつかなくなった思想です。

過ぎにける片片のこころ

台風が来るそうです。心がざわつきます。
三重県南部の尾鷲市にも大雨が降ると予報されています。20代前半の数年をすごした街です。

昨年末に昔の仕事仲間に招待されて尾鷲を訪問したときの写真から、アップしていなかった残り物をあげて、かの地の無事を祈ります。

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朝6時、まだ銭湯は開いていません  olympus pen-f m.zuiko 17mm
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JR尾鷲駅は無人でした  olympus pen-f m.zuiko 25mm
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わたしは出歯亀ではありません  olympus pen-f m.zuiko 17mm
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神が宿る場所です  olympus pen-f m.zuiko 17mm

 颱風は冱え冱えと野を過ぎにけりわがつづる片片のこころ  (塚本邦雄)

誰はばからぬ

きょうも暑い暑いとクーラーかけて高校野球のTVをつけはなしにした部屋に引きこもって、”記念写真”撮ってました。

「Agfa Optima 335」は、ファインダーやシャッターボタンやボディ表面の仕上げなどプラウベルマキナ67のミニチュア版のようで可愛らしく、発売された当時から欲しいなあと思っていたので、後年中古品を衝動買いしました。

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pen-f nokton 25mm
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pen-f nokton 25mm

色温度を変えて処理したので、カメラのために”記念写真”らしいノーマルな写真も。

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pen-f nokton 25mm

アグファの短歌がないので、替わりに、アグネスで、(汗)
 アグネス・バルツァ消炭色の肌濡れてハバネラの誰はばからぬ聲  (塚本邦雄)

するどきこころもてひとり

出かける勇気が出ず玄関から数歩出て、雑草と隣家の花を撮りました。

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olympus pen-f ibelux 40mm
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olympus pen-f ibelux 40mm

元気が出ないときは他人の若さを吸い取るのがいいと思って、塚本邦雄の歌集『透明文法』から引用します。

 草の秀(ほ)にましてするどきこころもてひとりし赴(ゆ)けり炎(も)ゆる夕べを  (塚本邦雄)

『透明文法』は1975年刊行ですが、「水葬物語以前」と副題があるので、1951年29歳の第一歌集『水葬物語』以前の歌なのでしょうか。
「するどきこころ」なるものを私ももう一度持ちたいのです。

黒に惚れ

なぜかオリンパス・ペンEEDのブラックボディが出てきたので、記念写真をパシャしてちょっと息抜きです。

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pen-f m.zuiko 25mm
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pen-f m.zuiko 25mm

EEDにブラックボディは作られていないので、これは後塗りです。発売時のオリンパスの広告では角ばったデザインのせいか、いつも男性モデルに持たせていたことが思い出されます。宣伝では”高級機”で売り出していましたが、プログラムシャッターをのせていてイメージが一致しない印象でした。

 黑鞘組旗本次男坊に惚れTVを離れ得ぬおほははよ  (塚本邦雄)

ゴーストタウン

いつもいつも、”数で勝負”→”のこりもの”→”重箱の隅をつっつく”のパターンです。
ということで、今日は重箱バージョン。(撮った本人は結構お気に入りなのですが。)

海王丸を撮らずによそ見してました。

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olympus pen-f m.zuiko 17mm

サイロのドアが、怪しいバーの入口のようで、気になるのです。(そういえば”ビハインド・ザ・グリーンドア”というポルノは結構お気に入りでした。)
つぎの轍(わだち)のほうは、先の方が右にカーブしているのが気に入りません。(曲がりたくないなあ。)

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olympus pen-f m.zuiko 17mm

塚本邦雄『不變律』のなかの「丙寅五黄土星八月暦」から立秋の日の歌を選んで、
 西部劇幽霊町のぬかるみを渉る眞處女(まをとめ) 泪ながれたり  (塚本邦雄)

ついでに、『約翰傳僞書』からも、
 誕生日、この日立秋、秋よりも腹が立つ「みたみわれ」てふ死語にも  (塚本邦雄)

塚本邦雄は、おのれを「御民 (みたみ)」などともちあげられて青春を奪われたことを、最晩年になっても恨んでいたのでしょうか。

しろさるすべり

ナガサキの日なので、白百日紅の写真を。

 常の日に似ることも怖ろし葉月十五日灰色の白百日紅(しろさるすべり)  (塚本邦雄)

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olympus pen-f m.zuiko 75mm

あとは、”のこりもの”の季節ということで、はずかしながら、なお海王丸です。(汗)

写真の出来が悪い分を大きさでカバーしようというのは、不味い料理を量でカバーしようという発想と同じで、何の救いにもなっていないことがよく分かります。(笑)

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olympus pen-f kowa prominar 8.5mm

混濁して強弁

あついと頭のはたらきもわるくなるのでしょうか、”数で勝負”のつぎは”のこりもので勝負”へいくはずが、きょうもまた”数”でいきます。
たんに「写真を選べない」という老化現象に過ぎないような気もしますが、耄碌したなどと認めたくないから、数で強弁です。(汗)
せめて写真を小さくして申し訳なさを視覚化します。
01LR-P8030115-Edit-5.jpgolympus e-m5mk2 samyang 135mm
02LR-PF035255-Edit-5.jpgolympus pen-f kowa prominar 8.5mm
03LR-PF035240-Edit-5.jpgolympus pen-f kowa prominar 8.5mm
04LR-P8030030-Edit-5.jpgolympus e-m5mk2 m.zuiko 17mm
05LR-PF035226-Edit-5.jpgolympus pen-f kowa prominar 8.5mm
06LR-PF035230-Edit-5.jpgolympus pen-f kowa prominar 8.5mm

塚本邦雄の引用は、『老舗(しにせ)質店主耄碌 手稿本「酩酊船(バトー・イーヴル)」も流されたるか』(1992年の第22歌集『汨羅變』(べきらへん))つながりで、10年後の第24歌集『約翰傳僞書』(よはねでんぎしょ)から、

 「酩酊船(バトー・イーヴル)」書きたる頃のランボーは海を知らざりけり十九歳  (塚本邦雄)

混濁した頭脳では。残念ながら。ランボーの詩は日本語に翻訳されていてもうまく理解できません。(涙)

数は質を超えるのか

数で勝負なので、質は問わないでください。(笑)

ということで、塚本邦雄も「数」と「質」で、
 かず知れぬ蚤よこぞりてやまがはに溢るる血潮飲み盡せよ
 老舗(しにせ)質店主耄碌 手稿本「酩酊船(バトー・イーヴル)」も流されたるか

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olympus e-m5mk2 m.zuiko 17mm

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olympus pen-f m.zuiko 75mm

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olympus e-m5mk2 samyang 135mm

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olympus e-m5mk2 m.zuiko 17mm

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olympus pen-f m.zuiko 75mm

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olympus pen-f kowa prominar 8.5mm

紺青

きょうは十字架からはじめます。(ほんとうは海王丸のマストです。)
ヒロシマの日ですから。

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olympus e-m5mk2 samyang 135mm

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olympus e-m5mk2 samyang 135mm

楽器を持っているのでセイレーンと思い込んでいたら、「紺青(こんじょう)」というちゃんとした名があるのだそうです。日本丸船首像の妹さんだそうです。

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olympus e-m5mk2 samyang 135mm

塚本邦雄には印象的なヒロシマや原爆の歌があるのですが、きょうのはちょっと昨日の感情を引きづって選びました。

 原爆繪書展中止令 芳名簿末尾わが名と緋の拇印消す  (塚本邦雄)

彼方の壁

”海王丸”が目的でしたが、毎度のことながら素直さに欠ける性格が邪魔をして、”壁”のほうが気になって仕方がありません。(汗)

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olympus pen-f m.zuiko 75mm

最近目が悪くなったようで、ひび割れの後ろにぼやけた景色がみえるのです。
だから、ネコジャラシも金色に輝く魔法のようで。

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olympus pen-f m.zuiko 75mm

海王丸も一枚だけ。
”神は細部に宿る”という言葉を信じています。

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olympus e-m5mk2 m.zuiko 17mm

 遠き彼方の壁の上には灰色のヒトラーが立ちすくめり、四月  塚本邦雄)

季節外れの歌ですが、愛知トリエンナーレ会場から「少女像」が撤去されたというニュースを聞いて、。
「少女像」に不快感を感じる一人ですが、展示場から撤去するという野蛮な行為へは憎悪を感じます。
芸術はイデオロギーもエコノミーもポリティクスも超えたところにあってほしいと思うので。

とわに

四日市港開港120年だそうです。それで海王丸です。

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olympus e-m5mk2 samyang 135mm

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olympus e-m5mk2 lensbaby 5.8mm

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olympus e-m5mk2 samyang 135mm

 砂金降る夢よりさめて消息(せうそく)すとはに生きたまへははそはの母  (塚本邦雄)

夜の帆は 〜海王丸 at 四日市港

帰宅が遅くなりました。
きのうの残り物のほうがましな写真でした。

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pen-f m.zuiko 17mm

 きれぎれに男のことば夜の沖の帆はすぎしかなしみをはらみて  (塚本邦雄)

年中日々休暇

暑さに怖れをなして引きこもり中につき、のこりものでお茶をにごすことに。(汗)

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pen-f m.zuiko 17mm

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pen-f m.zuiko 17mm

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sigma dp0q

 暑中休暇の日々の教室 黑板に「戰爭」と百ばかり書き散らし  (塚本邦雄)