またの日はまたの世と

歳をとると、お寺や仏像が、あちら側からわたしを呼び寄せるようです。(笑)
う~ん、まだそちら側には行きたくないよう。

 またの日を約せりまたの日はまたの世と言はね 棕櫚の花の鮮黄  (塚本邦雄)

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olympus pen-f nikkor 135mm

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olympus pen-f nikkor 135mm

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野洲市福林寺跡 sigma DP0Q

豊饒の

向こうに麦畑が見えました。
どこにでもありそうな風景です。
でも豊かな実り具合に心が動きました。

 豊饒の麥秋、水呑百姓が咳ぐすり嚥むなみだぬぐひて  (塚本邦雄)

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olympus pen-f nikkor 135mm



あとはきのうの本陣草津宿のつづきです。テーマは縦たて横よこ。

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pen-f nocticron 42.5mm
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そらみみに聞く

飽き性のpithecantroupusは石仏に飽きてきょうは宿場町へ戻ってきました。草津宿本陣田中家です。

 父の聲そらみみに聞く茗荷宿いかなる神と枕ならべむ  (塚本邦雄)

pithecantroupusは茗荷なぞ食べずともいろんなことをすぐ忘れるけどなあ。

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中山道と東海道の分かれ目だった草津宿には本陣が二つあったそうですが、田中家は東海道で唯一完全な姿をとどめるとリーフレットに書いてありました。さらに、浅野内匠頭、吉良上野介、和宮、新選組も泊ったともありました。

透きとほりつつあれ

ひきつづき近江廃少菩提寺跡の石仏です。

たくさんの小さな仏に出会って、とくに掌を合わせたわけではないけれどわが身が浄化されたような気になりました。
多分勘違いでしょうが。(笑)

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pen-f nocticron 42.5mm

 「佛陀」てふ濁音にがし白粥に肝(かん)・腎(じん)透きとほりつつあれば  (塚本邦雄)

眼のごとく濡るる石 〜廃少菩提寺にて

わたしには魅力的な石仏たちでした。

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pen-f nocticron 42.5mm

 日本愛しつつ孤立せるわが朋(とも)よ雷(らい)すぎて眼のごとく濡るる石  (塚本邦雄)

地元の方々が山道を整備してくださっているようで、気持ちよく散策できました。ありがとうございます。
きのうは不埒な妄想を書いてしまったのできょうは仏様にすがって精神を清めることにしました。
歳をとるとうまくウソがつけなくなってついつい本心がでてしまいます。気をつけなくては。

ふり向く気にも

きのうの石塔について白洲正子「近江山河抄」を引用しましたが、
石塔は自然の中に置くべきという文章のあとを、

他に鎌倉時代の石仏もいくつかあるが、この塔を見た後では、ふり向く気にもなれなかった。

と、続けています。

そのふり向かれなかった石仏を一つ、です。
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pen-f nocticron 42.5mm

わたしには石塔よりも石仏のほうが魅力的でしたが、それは、
 一 わたしの歴史的素養が白洲正子に比べて著しく低い
 二 わたしの美的感覚が白洲正子に比べて著しく鈍い
という証明でしょうか。
わたしの本音は、
 三 彼は女性でありわれは男だから

せきとうはどう見てもわが身の成り成りて成り余れるところに似ていますし、そのつもり見れば相輪は白濁したアフロディテの泡のようです。白洲正子はエディプスコンプレックスだから石塔が好きなんだ。

などと白洲正子さんに叱られそうな妄想を膨らませています。(瀬戸内寂聴さんなら私の妄想を面白がってくれるかも。)
きのうの写真はR+20指定です。(笑)

石に坐し

白洲正子のファンではないが、

 少菩提寺跡の石塔はみごとなものである。・・・その背後に菩提寺山が深々と鎮まっているのは、心にしみる風景である。なんといっても石塔は、自然の中に置くべきで、博物館などで見たのでは半分の値打ちもない。」(白洲正子「近江山河抄」)

と、書かれている石塔を見てきました。

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彼女は同書のべつのところでも、「石塔はお寺の中に建っているより、自然の中で見る方が美しい。それもなるべくなら思いがけなく出会った方がいい。」とも書いています。

 石に坐し明日の世界を彈きいだす冷酷なピアニストを戀ふも  (塚本邦雄)

さまよう地図の道

暑さで狂った頭は、せっかくの草津宿で「見どころ」を見逃して脇見ばかりしてきました。

北国ではありませんが中山道や東海道といった旅のイメージつながりで、
 若者連れて芭蕉さまよふ北國の地圖の鐵道網のはつなつ  (塚本邦雄)

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pen-f nocticron 42.5mm

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pen-f nocticron 42.5mm

臀熱(あつ)し、頭熱し

東海道と中山道の分岐点だったという草津宿でひと休みしたときにちょっとパシャしました。

われながら何を撮っているやら。
きょうは急に暑くなったからきっと頭がちゃんと働いていなかったと思います。

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pen-f nocticron 42.5mm

自転車が走ってくると思わずシャッターを切ってしまいます。
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 黑人オルフェ こころの夏に百人の競走(レース)の自轉車の臀熱(あつ)し

仏も顔は何度目

きのうの記事に「五輪塔(?)」とかいた石塔について、
「この石塔は、宝篋印塔(ほうきょういんとう)と言います。四隅の反りが時代を経るごとに段々と反っていきますが、当初は直立していました。」
yajitakaさんに教えてもらいました。ありがとうございます。すこし賢くなりました。(汗)

信楽朝宮で「岩谷観音」という道標に導かれたさには摩崖仏がありました。
残念ながらわたしの腕ではその魅力は伝わりません。

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olympus pen-f zuiko 60mm macro

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olympus pen-f zuiko 60mm macro

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 「佛陀」てふ濁音にがし白粥に肝(かん)・腎(じん)透きとほりつつあれば  (塚本邦雄)

不可解な世も末

今月初めのころの滋賀県の信楽朝宮の「重箱の隅っこ」写真でお茶をにごします。(汗)
茶畑の脇に五輪塔(?)が立っていましたが謂れはわかりません。人影もなくて尋ねることができませんでした。

塚本邦雄は1947年5月の雑誌に発表された歌で、
 サッカリンを綠茶に入れて飮まさるる不可解な世も末の日のくれ

サッカリンが使用禁止になったのは私が高校生の頃だったように思います。
有機化学教室の教授が、「サッカリンよりさとうが悪い」と言ってました。

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olympus pen-f zuiko 60mm macro

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olympus pen-f lensbaby 5.8mm

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olympus pen-f zuiko 60mm macro

福よ来い、来て、来てください

お弁当の玉子焼きは最後に食べていました。
残りものには福があるという俗信を信じていますから。
きょうの写真は残りものです。

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olympus pen-f nikkor 50mm

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olympus pen-f nikkor 50mm

知らずに果て

不得意科目だから少々のことは目をつぶることにして。
たしか中学生の英語の時間に、”self-indulgence”という言葉を、
「自分を甘やかすこと」と教えてもらったような記憶が。

他人に厳しく自分に甘いというのも私の主要な性格です。(汗)

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olympus pen-f nikkor 50mm

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olympus pen-f nikkor 50mm

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olympus pen-f m.zuiko 75mm

 甘藍の芯いささかの露たもつ 火刑を知らず果てしキリスト  (塚本邦雄)

何撮っているの

ウーん、「何撮っているの?」と質問しないでください。(笑)
わたしにはうつくしく見えたのです。(汗)

塚本邦雄も「何」で、
 旧恋の何ぞ悲しきかきくらし五月若桑色の他界ぞ
 世界とは何なりけるか六月の鶺鴒あはれ樹々の間を飛ぶ
 八月に何の祝日 孵卵器のふたあけて死にし卵棄つるも

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チャレンジ精神だけ

きょうはこのあと野暮用があるので一枚だけです。
苦手科目に果敢に挑む姿勢だけは褒めてください。(ペコペコ、m(_ _)m。)

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olympus pen-f nikkor 50mm

つむじのうづは左向き

あまのじゃくはシャクヤク畑に行ってシャクヤクでない花を撮ってきました。
あまのじゃくは「へそまがり」「ひねくれもの」、そして「つむじまがり」です。
だから塚本邦雄も「つむじ」で、

 月光につむじのうづの炎なすなんぢ母ありて生まれ來しや
 つむじ風きたれ男に白珠の妹ありいまだ乳房あらず

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olympus pen-f nikkor 50mm

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olympus pen-f m.zuiko 75mm

芍薬置きしかば土純白に

一週間前に友人と昼食を共にした後通りがかった茶畑のとなりのケシ畑のとなりのシャクヤク畑の花が見ごろになったというので、ふたたび友人が連れて行ってくれました。
きれいに咲いていたのですが、『花』はわたしの苦手科目だったことを再確認させられた一瞬でした。(涙)

 芍藥置きしかば眞夜(まよ)の土純白にけがれたり たとふれば新婚  (塚本邦雄)

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olympus pen-f m.zuiko 75mm

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olympus pen-f m.zuiko 75mm

新聞にドリス・デイの訃報を見つけて自分の歳を数えていたら、その記事のとなりの紙面にずっと大きな「京マチ子さん死去」の見出しがありました。お二人とも私の父と同じぐらいの年齢です。
時間がわたしの後ろへどんどん流れていくのを感じます。
もう時代遅れなんだろうなあ。

あやしく生き残り

きょうも重箱の隅をつんつんして掘り出しました。
東近江市君ヶ畑で。

引用も「残り」で、
 葬送の汗の杉の香惡友の一人あやしく生き殘りける  (塚本邦雄)

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pen-f nikkor 135mm

風は吹く

数で勝負した翌日は重箱の隅です。(汗)
カッコだけはつけてテーマは新緑ということにして。(笑)

 風はおのが好むところに吹く 夏の地球の下半身の新緑  (塚本邦雄)

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olympus pen-f nikkor 135mm

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olympus pen-f nikkor 135mm

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olympus pen-f samyang 135mm

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olympus pen-f nikkor 135mm

すでに初夏

きょうは数で勝負での日です。質は問わないことにして。(汗)
「シャクナゲ園」で今更ながらの桜です。

ということで塚本邦雄も「数」で目くらましをすることにして、

 すでに初夏(はつなつ) つらつら見れど實朝に櫻の秀歌一首もなし
 従弟(いとこ)の遺品調べゐたればだしぬけになぜか自鳴鐘(オルゴール)の先細りの「花」
 たましひを診(み)られてかへる花季(はなどき)の茨木診察所前の突風
 一人づつ薄目ひらきて花たまへ花くれと叫ぶ屍體公示所

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olympus pen-f samyang 135mm

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olympus pen-f samyang 135mm

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olympus pen-f samyang 135mm

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olympus pen-f samyang 135mm

必死に遊ぶ

「しゃくなげ園」で撮影したのに「園」らしくない写真が続きます。(汗)

あすは「母の日」だそうですので塚本邦雄の「母」を引用して、
 五月遊園必死に母と子は遊ぶ夕闇網なして迫るまで  (塚本邦雄)

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きのうも色気がなかったので、ちょっと「園」らしいのを一枚だけ。
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pen-f samyang 135mm

しやくなげ白き

神だのみの声が届いたようでした。またすこし信心深くなりました。(笑)

 言葉なき思想のすゑをひきずりて石楠花(しやくなげ)白き山に入りゆく  (塚本邦雄)

ご近所に『しゃくなげ園』なるものが最近できました。
このあたりはむかし大学の農園だった記憶があるのですが間違いかな。
このごろ記憶があいまいになってきたからなあ。

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pen-f samyang 135mm

間一髪の神

きょうは神だのみの日にしました。

 神を後ろより擁(いだ)きしめ靑春の間一髪の髮の琴線  (塚本邦雄)

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olympus pen-f m.zuiko 25mm

ここより先ははつなつ

茶畑のとなりのケシ畑のそのまたとなりにはシャクヤク畑がありました。
またまた背徳感に浸りつつ、シャクヤクも一本手折ってパシャッ。(誘惑に弱いpithecantroupusです。)

5月6日が立夏だったそうなので
 ここより先はうつつはつなつ薄明に一人の夢の藍の芍藥  (塚本邦雄)

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青春は過ぐ

昨日の散歩への帰りがけに通りかかったお茶畑のとなりにケシの花がたくさん咲いていましたので、これもチョコ・チョコッと撮りました。
シグマのコンデジにむかしむかし買ったクローズアップレンズをつけてアップです。

むかしむかしは高校生の頃の話です。
お金がないので、カメラに1,000円ぐらいのクローズアップレンズ(単純な凸レンズです)をつけて撮ってました。
あの頃がなつかしいなあ。

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 罌粟(けし)は心に發止(はつし)と紅し人殺す前になんぢの靑春は過ぐ  (塚本邦雄)

友欲し

友人と昼食を共にしたあとご近所の山の中へちょっと散歩しました。
「正法寺山荘跡」という戦国期の史跡で、桜や紅葉のときには訪れる地元の人も今日のような日にはだれも来ません。
ランチのついでの散歩だったので、シグマのコンデジだけでチョコ・チョコッと、です。

 壜の辣韮(らつきよう)天に首よせつつ死する五月、大人國(ブロブディンナグ)に友欲し  (塚本邦雄)

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かげもなきわれは

信楽朝宮にもどって、写真は三所(さんしょ)神社という場所。
参道脇に忠魂碑を囲むように墓石が並ぶところに八重桜が咲いていました。

 さくらばな見るかげもなきわれはまたよそむきて歌ふ神の頌歌(ほめうた)

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olympus pen-f samyang 135mm

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olympus pen-f zuiko 60mm macro

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olympus pen-f zuiko 60mm macro

よのことごとくきらめき

滋賀県朝宮ではお茶の新緑が見られなかったので、地元のお茶畑を撮りました。こちらは新芽が出て、もうじきに刈り取りです。

 新綠の世のことごとくきらめかず新郎つかのまの猶豫乞ふ  (塚本邦雄)

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お茶畑わきの小屋の入口はガラス戸でした DP2Q

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八十八夜溺れつつ

朝宮という地名が魅力的だと感じました。
お茶のほうはまだ新芽に程遠い様子でしたが。

 水の邊(へ)の八十八夜溺れつつ紅衣の若者の過去知らず  (塚本邦雄)

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olympus pen-f samyang 135mm

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olympus pen-f lensbaby 5.8mm

「紅衣の若者」は誰なのでしょうか。ネットで検索すると、むかし懐かしいラジオドラマ新諸国物語に「紅衣無法門」というのがあったとありましたが、わたしは「笛吹童子」ぐらいしか覚えていません。

信楽朝宮

滋賀県朝宮はお茶の産地です。最澄が持ち帰ったお茶が起源だそうです。

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olympus pen-f samyang 135mm

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olympus pen-f samyang 135mm

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sigma DP2Q

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olympus pen-f samyang 135mm

電柱の上の扇風機は霜害の防止だと聞いた記憶があります。

わづかになぐさめとなし

君ヶ畑なおです。木々が美しく、木の生命力を糧に生きる人々の里だというのも納得でした。

 阿(おもね)らず經しをわづかになぐさめとなせり雨天の撓める新樹  (塚本邦雄)

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olympus pen-f nikkor 135mm

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olympus pen-f nikkor 135mm

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olympus pen-f nikkor 135mm

昭和生まれには平成も居心地の悪さがありましたが時間の経過のなかでなじんできました。令和もやがてそうなるのでしょうか。
令和に「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ」意をこめたときくと、昭和の「国民の平和および世界各国の共存繁栄を願う」や、平成の「国の内外、天地とも平和が達成される」という願いにあった世界観、国際感覚がうすれているようで不満です。首相談話で、「世界の人々が美しく心を寄せ合う」と言ってくれていたらと感じるのです。