風におびえて

むしょうに、旅に出たい気持ちがつのります。
近づく台風の風におびえつつ、7年前の北海道で回想法です。

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Stairway

レッド・ツェッペリン「Stairway to Heaven」の盗作疑惑ニュースをみて、6年前にスライドショーを作ったことを思い出しましたが、ブログ2012年11月の動画へのリンクが切れていたので再度アップです。
いい素材(風景)を目前にしながら写真の拙さにガックリですが、懐かしいので回想法に役立ちそうです。



きょうは都合で早めに更新します。

つむじうづまく

ご近所のヒガンバナもそろそろ終りですので、わたしもハードディスクの残り物を大急ぎで吐き出すことにしました。
とはいっても残り物は残り物。それなりの写真です。(汗)
うしろめたいので小さめにして。

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E-M5mk2 50mm

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E-M5mk2 135mm

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E-M5mk2 135mm

非常に強い台風が近づいているとニュースが言ってます。無事を祈って、
 曼珠沙華花消えてのちわがひざにつむじうづまく君こそ阿難  (塚本邦雄)


新潮45が休刊と報じる記事にいくつかの”識者のコメント”が載ってました。
しかしそれを読んで、なぜ恫喝的な言辞を弄するのだろうと”識者”に憐れみを感じました。
自分の主義を自ら貶めているように見えました。

あああかねさす

なお不調つづきのパソコンと誰かさんの頭ということで、過日のヘリテージの二番煎じ、または重箱の隅です。(汗)

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E-M5mk2 85mm

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重箱の「隅」つながりで、塚本邦雄の「すみ」。
 墨淡(うす)く七周忌志としたためきあああかねさす菫石鹼

コラッ

まだパソコンが不完全な状態なので、以前のトオヌップ・シリーズから一枚だけです。

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人工頭脳までも持ち主の脳に近づいて、ボケてきたようで元に戻りません。

写真まで老化してきたらどうしようとちょっと不安です。
コラッ、しっかりせいと自分を叱咤してます。

の一隅なるゴビ砂漠

コンピュータで連休中振り回されました。機械はどんどん賢くなるし人間はどんどんボケていくし、困ったものです。
せっかくの休日に引きこもり状態にされたので、と言い訳しつつ重箱の隅から。先日の亀山市坂本です。

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 文學の塵掃きすててなほわれの部屋の一隅なるゴビ砂漠  (塚本邦雄)

わすれねばゆめ知らぬ月あやふし

アマノジャクの虫が騒いで、ヒガンバナに飽きてしまいました。
かと言っても、毎度のことですが、「何撮ってるの?」の写真です。
針がねと農夫と台風でこわれたトタン屋根。

やっぱり自己中心的世界観に脳が支配されているのでしょうか。
それならば、かの国のリーダーと同じだ。(汗)

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E-M5mk2 135mm

中秋の名月だそうですので塚本邦雄のちょっとひねくれた”月”の歌で、
 月はのぼる紫紺の空に忘れねばわすれねばこそ思はずナチス
 スープの皿に針沈みつつゆめわれら知らぬアンダルシアに月照る
 水の上に橙黄(たうくわう)の月のぼらむとあやふし わがおとうとなる耶蘇(イエス)

彼岸の

一昨日の写真の二番煎じです。
一昨日は雨でしたので、光が射さないもののきっと水滴が私を助けてくれるだろうと、
40年も昔のカメラについていたズイコー50mm(G.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.4)を持ち出しました。
優等生のレンズよりも魅力的です。

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E-M5mk2 50mm

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E-M5mk2 50mm

 共犯のこころあるべし水涸るる彼岸のダリの天牛蟲(かみきり)の髭  (塚本邦雄)

老麗

あれやこれやと整理がつかずますます混乱してしまって時間ばかり経過していきます。歳のせいかなぁ。

 老麗(らうれい)てふことば有らずば創るべし琥珀(こはく)のカフス釦(ボタン)進上  (塚本邦雄)

亀山市坂本。
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E-M5mk2 135mm

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E-M5mk2 135mm

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E-M5mk2 135mm

而(しかう)して再(ま)た

朝から雨です。彼岸花がいっせいに咲いています。

政治ニュースを見ながら塚本邦雄を引用したら、
 而(しかう)して再(ま)た日本のほろぶるを視む 曼珠沙華畷の火の手
 われもまた衆愚の一人おろおろと後退りしつつ見し曼珠沙華

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E-M5mk2 50mm

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E-M5mk2 50mm

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E-M5mk2 50mm

ニュースと言えば少し前に、「豚コレラ」をアナウンサーが「とんコレラ」というのを聞いて一瞬間違いではないかと思いましたが、新聞にも「とんコレラ」とルビがふってありました。
ずっと「ぶたコレラ」だと思っていましたが、牛コレラは「ぎゅうコレラ」、犬コレラは「けんコレラ」、猫コレラは「にゃんコレラ」かと、独り言をいう図はまる子のおじいちゃんそのものです。
でも鳥インフルエンザは「とりインフルエンザ」で「ちょうインフル」ではありません。何故なんでしょう。
まる子のおとうさんなら、鳥を「とり」というのはチフスのとき困るからさ、と訳知り顔で言うんだろうなあ。

ヘリテージ

脳の退化につれてやたらと過去がなつかしく、とうとう出生以前の記憶さえ思い出されてくるようです。

大正5年(1916)建設の旧「明(あけ)村役場庁舎」(現津市芸濃町)です。
一階が役場、畳敷きの二階が議会場だったそうで、議会が終わるとそのまま酒の場になったそうです。

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E-M5mk2 85mm

時計のねぢ巻くと

きのうきょうの写真は亀山市坂本で撮りました。

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E-M5mk2 135mm

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 明日へあるひは過去へ時計のねぢ巻くとわが指に夜の蕺藥(どくだみ)臭ふ  (塚本邦雄)

ひかりもてつなぐ内と外

いつも撮影に誘ってくれる友人はヒガンバナ大好きです。
毎年の開花日と気温を記録しているということですが、その開花予想を私はあまり信用していません。
わたしは何でもいいから写真が撮れればいいのです。

 きずつきし蜥蜴が鈍きひかりもてわがうちととほき外部をつなぐ  (塚本邦雄)

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E-M5mk2 135mm

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E-M5mk2 135mm

わたしはお前が嫌い。でも、出会ってしまったら撮るしかない。
動くなよ、こっちへ来るなよ。絶対動くなよ。じっとしてろよ。

これ以上近づいて撮る勇気がありません。
へっぴり腰でPASHA!
写真でも怖いから小さなサイズでアップです。
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百-白+日は目

きょうは何色はタブーです。セクハラに注意です。
きょうの私は白です。

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きのう撮ったソバの花は白  E-M5mk2 135mm

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きょう撮った鳥の羽根は白  E-M5mk2 135mm

塚本邦雄も”白”で、
 遠き訃にこころさわぎて白珠の秋百日の果て近きかな
 秋の焔の白き一滴 鐵棒の鐵ひややかに靑年を吊る
 君よわれにひたとよりそへ秋がもう白々とうしろ見する頃なり
 かなしけれ白夜(びやくや)白衣(びやくえ)の白虎隊(びやくこたい)百夜(びやくや)の媚藥(びやく)ひらく白蓮(びやくれん)

今日だけはそれなりに写っていてほしいです。

はじめに視しもの

ヒガンバナを見ました。去年も行った津市安濃町です。

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E-M5mk2 135mm

このブログを訪問していただいた方々のブログには既にヒガンバナが美しく撮られて上げられていて気後れします。
でも旬ですからと、去年も同じようなことを言っていたような。

 曼珠沙華われらはじめに視しものは言葉、こころを離(か)れなむことば  (塚本邦雄)

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E-M5mk2 135mm

見えないけど見える

昨夜は畏敬する先輩の一人から、一瞬を撮る写真と写真の間の写っていない世界を撮れと言われました。
彼は同人誌に文芸評論を投稿したり、それらを本にまとめて出版したり、各地の文芸賞の審査員をつとめたりしています。
その文学観を写真に置きかえれば、というのがしこたま酒を飲んだ先輩の最初の言葉です。

写ってないものを撮っているかという彼の問いにどう応えればいいのでしょう。
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 傳言板「シニニユクナチ」見消(みせけち)は那智君の新(ネオ)ナツィズム顕示?  (塚本邦雄)

復讐を復習と変換する IME

四日市四郷亀山製絲室山工場は先日の台風でさらに傷みつけられた風で、
友人は工場を囲むトタン塀に風で吹きとばされたところを見つけて侵入していきましたが、
小心者の私は塀の外で「植物採集」をして待ってるだけでした。

 復讐それ! 「雲の墓標」を引裂(ひつさ)きし颱風を清涼殿にみちびけ  (塚本邦雄)

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E-M5mk2 85mm

割れたガラス窓から手をつっこんだりはしませんから。不審者ではありません。小心者です。

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E-M5mk2 17.5mm

夢ならば

四日市四郷地区の「亀山製絲室山工場」跡です。夢の跡です。
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E-M5mk2 85mm

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E-M5mk2 85mm

やっとお粥やスープを卒業できそうなので、
 夢ならばわが朝朝の飲食(おんじき)のはじめとなさむ露の若桑  (塚本邦雄)

それつ

なんにも写っていない写真。

きのうは粥できょうはスープです。

 よこざまに言葉逸(そ)れつつ灼熱のスープの皿に浮く秋の蝶  (塚本邦雄)

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ほおずき

地蔵堂のほおずきひとつ。

きょうは歯医者に行って、夕食がお粥さんだったので。
 ノアのごと祖父ぞありける秋風にくれなゐの粥たてまつるべし
 朱夏もわが齒牙はすずしく草市にいもうとよほほづきは熟れたり

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E-M5mk2 85mm

観音に見られている

きのうのお寺(金剛山江西禅寺、通称だるま寺というそうです)のつづきです。
仏教に暗いわたしには、達磨のモニュメントもキッチュな印象しかありませんので、おそれおおくもスルーしてしまいました。

 鶏頭のごときその手を撃ちし刹那わがたましひの夏は死せり  (塚本邦雄)

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E-M5mk2 85mm

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E-M5mk2 85mm

もうひとつ、
 赤くして黑き鶏頭 われの死ののちもわが耳つめたくひらく  (塚本邦雄)

ロウソク、ほおずき、時計

家事えもんから久しぶりに数時間解放され、
アンクルトムの小屋から逃げ出して、
ご近所の何の変哲もないお寺へいきました。”変哲もない”は失礼でお寺には立派な縁起もあるのですが、写真にはなんの関係ないので。

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E-M5mk2 85mm

 耳鳴りのはげしき夕べ蟻の穴熱き蝋もてふさぐたのしみ
 供華(くげ)のあまりの一莖なれば水際の鬼灯(ほほづき)あはれ鬼のともしび
 古き砂時計の砂は 秘かなる濕(しめ)り保(も)ちつつ落つる 未來へ

久しぶりの撮影結果にもう一つ納得できなかったので、
懐かしい北海道で傷をなめることに。
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九月の電柱

きのうはランプでしたので、きょうは電信柱です。電柱、好きです。
自分で上がるわけではありませんが、ここから高いところに上れると想像するだけで好きになるんです。

塚本邦雄も、季節がずれているのもかまわず電柱で、
 ひとの頭(づ)の芯につめたき燈(ひ)ともさむ電柱が建つ沼を渉りて
 黑人奴隷ひとり心に飼ひ まひる遠き電柱の胴鳴り交へる
 アヴェ・マリア、人妻まりあ 八月の電柱人のにほひに灼けて

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雑誌”kotoba”にミロスラフ・ティシーが載ってました。経歴を記事から引用します。

 ミロスラフ・ティシーは一九二六年、チェコ第二の都市ブルノ近郊キヨフのニェトチツェに生まれた。プラハの美術アカデミーで絵画を専攻するが、共産主義政権の成立とともに、それまで裸婦のデッサンをしていたのが、いきなり作業着姿の労働者とかを描かされるといった環境の変化に適応できず、まもなく退学。故郷キヨフに帰ったものの、体制に従えない落伍者として投獄、さらに精神病院に収容されてしまう。
 退院後の一九六〇年代から身なりに気を使うことを拒否し、からだも洗わず、ポロしか身につけずに街を彿循する「変人」となったティシー。そのころから写真を撮るようになるのだが、両親の実家で、わずかな障害者年金をたよりに暮らす彼に、高価な機材を買いそろえる余裕は当然なかったから、カメラはすべて手作りだった。木箱やボール紙でこしらえた箱に道路工事用の黒いタールを塗り、糸巻きと瓶の蓋やブリキ片を組み合わせ、パンツのゴムでフィルム巻き取り装置に代用。フィルムと印画紙だけは購入したが、弓き伸ばし機も空き缶に電球を突っ込んだ手製のものだった。
 奇怪な玩具にしか見えない、その手作りカメラを携えて、ティシーは町をうろついては、目に入る女性たちを撮影していった。おもしろがられることも、嫌がられ、罵(ののし)られることもあったが、多くの場合は被写体にそれと気づかれることのないまま〜それがほんとうに写真を撮れるカメラだとはだれにも信じられなかったから~・・・

どうみても狂人です。しかし写真はすばらしい。
狂っているからこそ撮れたのかも。ならば、徐々に頭が狂いつつある私も、あと数年で巨匠になれるかもしれない。(笑)
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かれの自作カメラ

真昼はるけき

きのうにつづきむかし北海道で撮った写真からランプを集めて。

 こゑ絶えし眞晝はるけき韃靼を火屋(ほや)にうつして揺れをりラムプ  (塚本邦雄)

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最近写真を撮っていないので古い写真ばかりですが、自分でもあきれてしまうような写真を撮っていたと反省ばかりです。
まとまった時間がとれないので、就寝前などに写真の本をせっせと読んで、撮れないウップンを晴らしていますが、
写真論を読んだからと言って写真が進歩するわけではありません。
でも、もう少しよく考えて撮れるようになる予感がします。(わたしは楽天家です。)

こころ千々に

大地があのように姿を変えるなんて。

それにしても朝のニュースからして心が乱されました。NHKが流していた官房長官の記者会見です。

総理の”ご出席”、”お言葉”という言葉を身内の者が使うことに違和感を感じました。「わが社の社長がご出席」「わが社の社長のお言葉」などとオフィシャルな場で言うのは間違っているのではないでしょうか。
彼らが敬語を使うべき相手は国民です。単なる非常識ではなく無礼な態度と思いました。

気分を直して、トオヌップでしめた味が毒となって身体をめぐり、
きょうは北海道を思って、7年前に北海道で撮った職務専念義務違反の写真で。

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塚本邦雄も「新歌枕東西百景」から北海道の歌を、
 妹は牛の背に搖れわがこころ千々(ちじ)にみだるる秋の夕暮 (北海道雨竜郡妹背牛町千秋)

つづる片片

強風の台風でした。
舗装路に小枝がばらまかれ駐車場の車に庭木の葉っぱが貼り付けられ、見かけないネコが建物の隅に身を潜ませていました。
こんな朝はネコにいっぱい会います。出勤途上だけで5匹見ました。おはよう。

仕事さえなければそんな日常を撮影できたでしょうが、残念ながらきょうも重箱写真です。

四郷郷土資料館近くの亀山製糸工場跡です。
あの富岡と同様、明治時代に国から機械を払い下げてもらって、あの富岡に数年遅れて操業したと聞きました。
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厚顔無恥に続けているトオヌップも一枚だけ。
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 颱風は冱え冱えと野を過ぎにけりわがつづる片片のこころ  (塚本邦雄)

隅なる砂漠

そろそろ重箱のすみをつっつくことになりました。困ったもんです。
もうわけなさに写真も小さくしてアップです。

 文學の塵掃きすててなほわれの部屋の一隅なるゴビ砂漠  (塚本邦雄)

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トオヌップ、トオヌップと言うけど本当に遠野で撮った写真なのかという疑問に応えるための滞在証明です。
ほら、遠野って書いてあるでしょ。

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仲間

四郷郷土資料館でお世話になった方に送る礼状をつくりました。
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台風が近づいているので古い建物が壊れないか心配です。
あとはトオヌップで。

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友人もきのう5年前の写真をブログに載せました。本人にとってはきっと回想法なのでしょう。仲間です。
でも私のトオヌップも他人様から見ればつまんない写真なんだろうなぁ。反省。

さかしま

きょうは頭に良いノスタルジアからいつものトオヌップです。
本当は、先日の撮影の失敗をまだ引きずっているだけです。(笑)
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一枚目は天地がさかさまなのに違和感を感じないのは脳の老化、いや進化のせいかもしれません。

塚本邦雄も無理矢理カッパで、
 雨衣の下のわが身蒸れつつ淡淡と臭ふ 明らかに神をこばむ
 若者の雨衣の脊すぢの垂直の黑いきいきとかなしみしたたる

四郷郷土資料館もタネ切れです。
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カボチャになりたい

くもった頭はもとへは戻らない。失敗した写真は撮りなおせない。ああタイムマシンが欲しい。

 藝文のしづかに狂ふ 肉の香の熟瓜(ほぞち)兩斷して露の夏  (塚本邦雄)

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E-M5mk2 60mm

トオヌップの記憶ばかりが鮮やかです。

わたしはカボチャになりたい。
トオヌップの記憶もそう言っていました。
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