のこりけむ

きょうの塚本邦雄は写真にあわせて「のこり」でいくことにして、

 のこり香の若さと言へどもみあげの靑と篁かげの紫蘇の穂(ほ)
 桔梗濃く天涯に咲き生きのこりたればまた殺さるるわれらか
 花はかすみにかすめりけれど半生の何すててわが歌のこりけむ

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PEN-F 50mm

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E-M5mk2 300mm

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E-M5mk2 300mm

かつて同じ職場に勤めた方から「県展」の案内が届いたので行ってきました。
わたしの住んでいる三重県が主催する美術展です。
案内状をくれた方は写真部門で入賞です。デジタル一眼レフで難しいタイミングをうまく捉えた写真でした。

同じ会場でなつかしい名前や撮ったことがある場所の写真なども見つけました。
県展写真部門の審査員は土田ヒロミ、秋山亮二ほか一名でした。わたしの好きな写真家です。

軽きわが現身

庭で雑草とりです。
取るついでに撮りました。

 かたばみの儚(はかな)き酸味戀果ててすがしや輕きわがうつし身の  (塚本邦雄)

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E-M5mk2 50mm

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E-M5mk2 50mm

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E-M5mk2 50mm

カタバミ(酢漿草)を”クローバー”だとながい間おもっていました。小さいころから高校生のころまでそう思ってました。(汗)
四つ葉のクローバーというのはハートが四枚そろったものだと思って、いっしょうけんめい探した記憶があります。

ところがこの歳になるまで、シロツメグサでもカタバミでも、四つ葉を見つけた経験がありません。
探して見つからず、幸運はわたしには縁がないのだと思う経験を繰り返し、もういまはあきらめています。(涙)

泡だつごと

トリオプランという昔のレンズが復刻されて”シャボン玉ぼけ(バブルぼけ)”で評判と聞きましたが、
二十数万というとんでもない値段なので、中古のオリンパスOM1から外したズイコー50mm1.4でご近所のアジサイを撮りました。

塚本邦雄もバブルつながりで、
 泡だつごとき浪費ののちに中年はいたりてにがき香の紺絣
 泡吹く輓馬見てかへり來し夕やみに子のかぞへ唄〽ふかき父の恩

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E-M5mk2 50mm

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E-M5mk2 50mm

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E-M5mk2 50mm

 塚本邦雄の「泡」はアフロディテが生まれた泡と同じエロティックな隠喩のように感じます。

 先日からテンプレートをころころ変えています。自分で作れないので、いろいろと試しています。メールやブラウジングに借物のタブレットを使うことが多くなって、コンテンツの質より先に見映えが気になっている愚か者です。

蝶につきまとはれ

きょうは反省して真面目にいこうと思います。

 園丁は薔薇の沐浴(ゆあみ)のすむまでを蝶につきまとはれつつ待てり  (塚本邦雄)

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PEN-F 85mm

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PEN-F 42.5mm

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エロイカ、アンジェロ、ミケランジェロ

同じような写真ばかり続き、気分転換に、これまでブログにのせるのに躊躇してきた一枚を。
わたしのブログの公序良俗を乱すのではないかとおそれて躊躇してきた、いえ本音は、
わたしの品性の下劣さがもろに出ているから躊躇してきたのです。

ついでに塚本邦雄も”エロ”で統一したいのですが、
勲四等旭日小綬章の現代短歌作家はさすがにエロなど下卑た歌はないので。

 エロイカのにがきひびきに純血の馬はまづたてがみより死せり
 イタリアに生るるならばアンジェロと吿(の)らむすなはち靑き菊の香
 ミケランジェロ、ミケルディアポロ種屋より時計屋へ赤き水が地を這ふ
 チェロの絃(げん)もて括る五月のからたちの葎(むぐら)、不安なる結實のまへ
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PEN-F 85mm

歳をとって羞恥心も規範意識も低下したようです。これはこれで世界が広がるような気がします。

雨季迫る

まだケシです。

 雨季迫る不毛の地にて実となりし罌粟、蒼白の殺意をもてり  (塚本邦雄)

塚本邦雄は「罌粟」という漢字について、「罌粟(あうぞく)は、粟を貯蔵する罌(かめ)の意で、芥子(ケシ)の果実の形から来た漢名であるから、正確には、果実専用とすべきか。」(芳香領へ)と言ってます。

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PEN-F 300mm

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PEN-F 300mm

なほ立つ

「毎日が日曜日」にごく近い日々を送っていても、金曜日は緊張や義務から解放される特別な日です。
しかし徐々に、むしろ緊張と義務が貴重になって、金曜日は不安と困惑の日になりつつあります。

 罌粟枯れてなほ網膜に血痕のごとカルル・ジュリ・ユイスマン立つ  (塚本邦雄)

ユイスマンは小説「さかしま」で有名な作家ユイスマンスのことのようです。
「さかしま」は書名と訳者澁澤龍彦の魅力に惹かれて、むかしむかし本を買ったのですが、読みもせず放置して行方不明です。
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E-M5mk2 300mm

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E-M5mk2 300mm

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たとえばそこに

きのう書いた塚本邦雄「芳香領へ」では罌粟の臭いを、
 腫瘍や壊疽(えそ)の病臭に酷似するとさえ言われているが、・・・嗅ぎなれるとふと今一度鼻を近づけたくなるような妖しささえ含んでいる
と書いていて、前半の悪臭についての記述は伝聞ですが、後半の嗅ぎなれる話は経験したような書き方です。

 罌粟にほふたとへばそこに醜貌のイソップがゆらゆらと笑へる  (塚本邦雄)

にしても、私にはあえて嗅いでみたい臭いではありません。臭いが写らない写真に感謝しつつ。
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PEN-F 50mm

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においの幻想、色の幻覚

 きのうのシャーロック・ホームズは、阿片常習者とケシというつながりで成り立っているのでしょうか。

 塚本邦雄は、「芳香領へ」という本の中で、『罌粟の花は死の臭ひ』と書いています。さらに、
同じ麻薬原料植物の大麻の葉茎が風で擦れ合って異臭を発するとも書いていて、「罌粟に疾風」というのも、ケシに同様の現象があるかもしれないと想像しているのかもしれません。

 死の臭いは毎日嗅ぎたくはないので、今日はまたシャクヤクで、
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PEN-F 50mm

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E-M5mk2 300mm

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E-M5mk2 300mm

モノクロームですが、色を見る幻覚にとらわれたので、
 綠金(りよくこん)の五月 わが家の底に坐し父の化石、母の化石  (塚本邦雄)

ひと日するどく

シャクヤク畑は花の時期を逸していましたが、となりにヒナゲシがいっぱい咲いていてきれいでした。

 罌粟畑の背後に巨き瓦斯タンクひと日するどくかわきて立てり  (塚本邦雄)
 罌粟に疾風(しつぷう)しかも死ぬまで獨身(ひとりみ)のシャーロック・ホームズを朋とし  (  〃  )

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E-M5mk2 300mm

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PEN-F 50mm

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PEN-F 50mm

 ホームズはテレビドラマやYOUTUBEの朗読で面白いと感じるのですが、本は面倒なので読んだことはありません。(ホームズを読む時間があったら、他にもっと読みたい本があるから)
 塚本邦雄もホームズの愛読者ではなかっただろうと感じます。(好きだったらドイル讃の歌集ぐらい出すでしょうが存在しないから)
 しかし彼はホームズに親近感を持っていたのではないかと思うのです。現在からみれば時には非常識とみなされるような生き方が好きだっただろうと。

五月うとまし

月曜病にも五月病にも無関係な日常です。精神的に健康というのではなく、五月も月曜も、カレンダーにあまり関係のない生活をしているという意味です。(働いているのですけれども不真面目です。)

塚本邦雄
 芍藥に白雨すなはちわが夏を犯しけるもろもろの男らよ
 五月うとましきかな庭のくらがりにゆらりと體言止めの牡丹

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E-M5mk2 300mm

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PEN-F 50mm

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うつつはつなつ

 誘われてシャクヤクを撮りにご近所へ出かけ、花はもう黄変して散り果てていたものの、ちょこっとだけ撮影してきました。
 
 とはいえ、あまのじゃくですから、花畑にお尻を向けて撮った、隣接する茶畑の写真から。
 ”かぶせ茶”の遮光ネットがむっちりして色っぽかったので、ついむらむらしてパチリと。
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PEN-F 50mm

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PEN-F 50mm

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PEN-F 50mm

三重県のお茶は、静岡や宇治ほど有名ではありませんが、地元のJAによれば生産量、栽培面積ともに全国第3位なんだそうです。
ここでの栽培の歴史も、10世紀の平安時代までさかのぼり、室町時代には寺がつくる薬草として、江戸時代には農作物として、明治時代には輸出品として続いてきたのだと聞きました。

塚本邦雄はシャクヤクの方で、
 芍藥と半音階と麺麭の耳愛し銀婚の日の惡伴侶(ワース・ハーフ)
 芍藥置きしかば眞夜(まよ)の土純白にけがれたり たとふれば新婚
 ここより先はうつつはつなつ薄明に一人の夢の藍の芍藥

とみにつのる

アベックといういい方は古いのだそうです。
わたしはまだ使ってますけれど、もう歳を気にする身でもないからいいのです。

塚本邦雄
 「二人の妻への手紙」読み終らず四方(よも)の新緑とみにつのるごとし
 國籍のなき戀人がかくしもつ旅券のうらにあるただしがき

今夜はアベックで。
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PEN-F 85mm

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PEN-F 42.5mm

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PEN-F 300mm

ひと真似をしたくない

 いつも友人と昼食に出かける日課ですが、きょうは初めて行く開店したばかりのお店で、店内に地元高校出身の19年度文化勲章受章者中村晋也氏の彫刻がいくつか置かれていました。

 備え付けの本やディスプレーに流れていたのは、これも地元の「長太の大くす」の写真で、友人はいたく気に入って見入っていました。きっと、彼が撮りたい写真をそこに見つけたのでしょう。

 待合に流す環境映像や広報誌や絵ハガキによろこばれそうな写真です。
そんな写真について語る友人についていけずに、もくもくとランチメニューのハヤシライスをほおばりました。昨夜自宅で作った夕食もハヤシライスだったのですが、お店の方が美味しかったのは確かです。

絵ハガキには決してならないわたしだけの大クスをもう一度。わたしは負けず嫌いです。
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にむらがれる蝶を

まだチョウチョです。
蝶々が嫌い、怖いという人もいます。トンボは平気なのにチョウはダメだそうです。
(仮面ライダーは正義の味方だけどモスラは怪獣だからでしょう。)

塚本邦雄
 父を選ばば七人の敵一人づつ消しアフリカの空に蝶採る
 少年蝶を逸せり さはれ一瞬を漆黑のヒットラーの口髭
 はるる水みどりにさわぐ魂のみなもとにむらがれる蝶を刺せ

塚本邦雄に蝶々を「一頭」と数えている歌があるのを見つけて、忘れかけていた数助詞の記憶を呼び戻されました。
安西冬衛は「一匹」って数えているのになあとも。(てふてふが一匹韃靼海峡を渡つていつた。)
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PEN-F 42.5mm

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PEN-F 42.5mm

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PEN-F 300mm

時間を返してくれ

何もないのに時間もないという日でした。
定刻に帰宅してから買い物に行き食事をつくり食べただけなのにもう午後9時を過ぎてしまいました。
時間が欲しいなあ。

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PEN-F 85mm

浜へ

ハマヒルガオを撮った日。

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PEN-F 50mm

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PEN-F 135mm

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尊敬する先輩から「古希」書道展のカタログが、展覧会を訪問したお礼に届きました。
カメラを持っていったのですが、肝心の先輩を一枚も撮らずに帰ってきて、失礼な話でした。(汗)

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幻視まひるくれつつ

チョウ、ヒルガオ、ヴィーナスとコロコロ写真を変えるのは目くらましの術です。(笑)
ということで、きょうは「頭の体操」写真です。というよりも、老化が進んで混沌としているわたしの頭の中、または乱視がひどくなって買替える時期が来たわたしの老眼鏡。

 幻視街まひる昏れつつ賣る薔薇の卵、雉子の芽、暗殺者の繭  (塚本邦雄)
 初夏(はつなつ)の肺腑いたはりつつあるをまぼろしの母紫蘇の血しぼる  (塚本邦雄)

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PEN-F 50mm

頭の体操がベストセラーになった1966年と言えば、ビートルズが来日し、映画は「ドクトル・ジバゴ」、歌謡曲は「唐獅子牡丹」、テレビは「おはなはん」などの年だそうです。

もう一日

チョウをもう一日。

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PEN-F 85mm

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PEN-F 85mm

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PEN-F 85mm

過ぎてかへらぬ蝶ら

天香久山の近くにある橿原市昆虫館温室で蝶々を撮りました。
オオゴマダラ、ツマベニチョウ、ツマムラサキマダラなどが温室の中を飛び回っていました。

塚本邦雄も蝶々。
 歌はむとしてやすらへり歌あらぬ世には世の蝶光る山河
 大和橿原雲梯(うなて)の町に父の墓ありとぞゆきのした散りまがふ
 園丁は薔薇の沐浴(ゆあみ)のすむまでを蝶につきまとはれつつ待てり
 空地には軍靴裏向け干されゐき その上を過ぎてかへらぬ蝶ら

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PEN-F 85mm

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PEN-F 85mm

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PEN-F 85mm

きょうの塚本邦雄のさいごの歌は、youtubeで浅田次郎「あやし うらめし あな かなし」の『遠別離』朗読を聞いて心が動いたので引用しました。
”えんべつり”という歌も知らなかったのでyoutubeで聞きました。
浅田の帰郷にも同じモチーフの短編があったように思いますが(内田百閒を思い出すと以前に書きました)、
もうひとついつも思い出すのは、以前TVで見た笠智衆の映画「姿なき一〇八部隊」です。
好きな映画です。

紳士になりたい

また『美術館』へもどって。
きょうは数で勝負です。ということは質はいわずもがなです。
どうしても女神さまの胸のあたりにピントの合った写真が多く、バリエーションがないのはわたしの品性のせい?

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PEN-F 85mm

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PEN-F 85mm

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PEN-F 85mm

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PEN-F 85mm

ひるがおの昼

美術館が続いて写真がパターン化してきたので、きょうは散歩に行きました。

 ひるがほのひる汗ばみし少年の指がピアノの鍵(キー)驅けくだる  (塚本邦雄)

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PEN-F 50mm

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おーら

虹色のフレアが聖母子の後光みたいになってしまいました。
いえいえ、もしかしたら本当にオーラが出ていたのかもしれません。
ありがたやありがたや。

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PEN-F 50mm

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悔い改め中

もっとこんなアングルで撮ればよかったと後悔しきりで、図録のような写真に反省します。

じつはミロのヴィーナスのお尻の写真をとろうとしたのですが、下劣な品性が出てしまいそうなのでやめました。
(本当は見学者の目を気にして紳士ぶっただけです。(汗))

近いところなので撮りなおしにいこうかな。
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女神さま

ルーブルの作品から型取りして制作することを許されているそうです。写真撮影もOKです。

 われ恋ふるきみは火の性(さが)爛爛とぬばたまに夜をみちびく女神  (塚本邦雄)

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PEN-F 50mm

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PEN-F 50mm

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PEN-F 85mm

いはばあたらしき

連休というのに、撮影予定が翌日に繰り延べた上に消滅してしまい、欲求不満にイライラしてると、
どこへでも行ってきなと家を出されました。交通機関はどれも混雑しており、定期バスと普通列車で行けるところへ。

イライラを解消しようと大悲大観音のふところ、津市寶珠山大観音寺境内にある『美術館』へいきました。(カッコつきでしか美術館と書けない(汗))
こういうときは宗教に鈍感なのが役に立ちます。
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PEN-F 50mm

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PEN-F 50mm

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PEN-F 50mm

ここにはルーブルにある彫刻の「コピー」が、
狭くて天井の低い屋内に、十分な照明もあてられず、時代や潮流を無視して「モチーフ」でかためられてあるのです。
あっ、ちょっと大きすぎる阿修羅もいます。

 繪の空は金色(こんじき)に昏れ靑春といはばあたらしき死のかさなり  (塚本邦雄)

セルフ・インダルジェンス

きょうは自分に甘くいくことにしました。(ほんとうは写真がないのです)

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PEN-F 300mm

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PEN-F 300mm

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PEN-F 300mm

出すことで心の緊張が解ける

もう一日雑草写真で。(すみません。)

深謝の「謝」を検索したら、
 『会意形声。「言」+音符「射」、「射」は矢を放つことであり、その結果、弓の緊張が解けることを意味する。言葉に出すことにより、心の緊張が解けること。』(ウィクショナリー日本語版)とありました。
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一日たのしむ憲法の日

昨夜を反省して、心機一転と、自転車でカメラを持ってお散歩しました。
でも、「雑草」の写真です。(汗)

シロツメグサがいっぱい咲いているのを昨日見かけたので撮ってきました。
さすがにこの歳では四つ葉のクローバさがしはできません。

最近はレンゲ畑を見かけませんので、かわりにシロツメグサで。
中学校でレンゲの根粒菌の話を教えられたのですが、空中窒素固定を今はどうやって教えているのでしょうか。

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PEN-F 300mm

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PEN-F 300mm

 黒南風(くろはえ)がくれなゐに吹く幻想を一日たのしむ憲法の日ぞ  (塚本邦雄)

ひと月前の写真で

飲み会で帰宅がおそくなりました。高校の同窓会です。

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PEN-F 135mm

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恥ずかしながら

毎日が連休のような私ですが、それでも黄金週間と聞けば心がうきたつのは、ながい宮仕えで身についた習性でしょうか。
でも現実は、カメラを持ちだすこともできずに草取りやら家事労働に追われています。

写真は四月の東近江市君ヶ畑。恥ずかしながら。
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PEN-F 135mm

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紅葉ではなく、カエデの新芽の写真です。ここまで赤いと四月の写真とは言えませんね。
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PEN-F 135mm

 こころざしも千差萬別室生寺のしやくなげにさす紫紺の没日  (塚本邦雄)