花たまへ花くれと

豊川市の三明寺の次は宝円寺の桜ですが、まだ三分咲きという様子でした。
この桜の向かい側にある松源院にも桜が咲いていましたので、ちょっと2枚付け加えて。
松源院は宝円寺を末寺にする松平氏ゆかりの由緒あるお寺だそうで、広大な敷地の中にいろいろな花が咲いていました。
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TOKINA Reflex 300mm F6.3
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TOKINA Reflex 300mm F6.3
3LR6-_N634825-1.jpg
TOKINA Reflex 300mm F6.3
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NOCTICRON 42.5mm F1.2
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M.ZUIKO 75mm F1.8

塚本邦雄
一人づつ薄目ひらきて花たまへ花くれと叫ぶ屍體公示所   (透明文法)

われはまたよそむきて

きょうは豊川市。三明寺(豊川弁財天)で。
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TOKINA Reflex 300mm F6.3
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NOCTICRON 42.5mm F1.2
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NOCTICRON 42.5mm F1.2
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KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

塚本邦雄
さくらばな見るかげもなきわれはまたよそむきて歌ふ神の頌歌(ほめうた)   (透明文法)

ありやなし

京都府和束。
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TOKINA Reflex 300mm F6.3
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SUMMILUX 15mm F1.7
3LR6-_F631865-1.jpg
TOKINA Reflex 300mm F6.3
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M.ZUIKO 75mm F1.8
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KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

塚本邦雄
酸素自動販賣器などありやなし因幡國氣高郡(けだかごほり)靑谷   (黄金律)
花蘇枋幹よりぢかにくれなゐを噴きうちつけに死後がおそろし   ( 〃 )

逆光があぶり出す

建仁寺もそろそろ飽きてきましたか。
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SUMMILUX 15mm F1.7
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NOCTICRON 42.5mm F1.2
3LR6-_E631640-3.jpg
KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8
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KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8
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KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

塚本邦雄
沈倫のある日心の逆光があぶり出す「狂育に關する**」   (獻身)

ことしの”K賞”を受賞した新井卓の名前をどこかで見たはずと思って探していました。ペーパー・フェチの傾向があるわたしですが、整理整頓はできない性ですので、目的のものを見つけたときには、目的のもの以外のものが前以上に散らかってしまいました。
”14”という数字が左右逆になっているダゲレオタイプらしい写真を引用します。
エイト・バイ・テンはわたしの永遠のあこがれです。死ぬまでにけっして使うことができないあこがれのカメラです。
8×10判と聞いただけで尊敬のまなざしになります。
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ぬれやすき春

また建仁寺の写真。
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KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8
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KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8
3-LR6-_F631363-3.jpg
NOCTICRON 42.5mm F1.2
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SUMMILUX 15mm F1.7

塚本邦雄
馬の目の中に土耳古(トルコ)の宮殿が崩れをり鹽の濡れやすき春   (驟雨修辭学)
無名戦戰士墓地を光りてジープ去る蒼惶と春の枯葉捲きつつ   (装飾樂句)

いかなる悪か

建仁寺。
思わず手を合わせました。わたしを食べないでください。
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KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

塚本邦雄
復活祭絲杉の空銀泥にいかなる惡かわれなさざりし   (豹變)

とうとうPCを替えることになり、ソフトウェアのインストールや初期設定などに時間がとられます。まだハードに慣れていないうえに、Windows10にもとまどいます。と、言い訳して、今日は一枚だけ。

充ち

和束町。
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TOKINA Reflex 300mm F6.3
3-LR5__F631618-2.jpg
M.ZUIKO 75mm F1.8
4-LR5__E631931-2.jpg
M.ZUIKO 75mm F1.8
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M.ZUIKO 75mm F1.8

塚本邦雄
早春の納屋に乾きし藁束が充ちゐて風邪家族の熟睡   (日本人靈歌)

すぎごしは

京都でフッとした時。
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M.ZUIKO 75mm F1.8

塚本邦雄
過越(すぎごし)は鹽と苦菜(にがな)の香をこめてイエスと十二人のきぬぎぬ   (されど遊星)

他界をさしのぞくとや

京都府相楽郡和束町。
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NOKTON 25mm F0.95
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NOKTON 25mm F0.95
3-LR5__F631754-2.jpg
M.ZUIKO 75mm F1.8
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M.ZUIKO 75mm F1.8
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M.ZUIKO 75mm F1.8

塚本邦雄
紅梅もみのれるあはれ明盲(あきじひ)の彼ら他界をさしのぞくとや   (されど遊星)

行きたくても行けなかった場所にたどり着いて撮る楽しさに時間を忘れて夢中でした。あとで見たらブレている写真がいっぱいありました。まだまだ精神修養が必要なようです。

Nokton 25mmは昔の50mm標準レンズ相当ですが、この焦点距離はよく考えられているなあとあらためて感じました。
たまたま、1枚目は広角的に、2枚目は望遠的な写真になりました。
Noktonは0.95というF値ですが、50mmでF2ぐらいの被写界深度なのでそれほど使いにくくなく、コマ収差が大きいけれど好きなレンズです。

明日に耐へ

京都府相楽郡和束町で。
前回訪問した時に行けなかった茶畑にたどり着きました。
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KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8
3-LR5__F631633-2.jpg
TOKINA Reflex 300mm F6.3
4-LR5__F631654-2.jpg
M.ZUIKO 75mm F1.8
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KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

塚本邦雄
われは重き明日に耐へつつ 底びかり男像柱(アトランテス)のゆするる腹部   (日本人靈歌)

われはうちふす

京都、建仁寺。
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KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8
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KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8
3-LR5__E631751-1.jpg
KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8
4-LR5__F631457-1.jpg
NOCTICRON 42.5mm F1.2
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NOCTICRON 42.5mm F1.2

塚本邦雄
イエスは架(かか)りわれはうちふす死のきはを天靑金(あをがね)に桃咲きみてり   (靑き菊の主題)

ブログ「遊遊爺的なボクの時間」(Author:Katsumi Numa)の記事に刺激を受けて建仁寺へ行ってきました。ブログにあった「撮影可」という言葉どおりに、自由に撮れて満足しました。

わたしはいつもカメラを2台もって行きますが、Pen-Fが来て、これとペアにするカメラを試行錯誤中です。
E-M5mk2はダイヤルや機能がPen-Fに近いのですが、E-P5のコンパクトさと胸高撮影のしやすさも捨てがたいのです。
きょうは、Pen-FとE-P5での撮影でした。

ものおもい ~尾鷲へ

尾鷲で。
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KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8
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KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8
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KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8
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KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8
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KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

塚本邦雄
辛夷(こぶし)咲く三日がほどのものおもひこころざし心のいづこを刺す   (黄金律)

とうとうPCが思うように動かなくなり、いつもつかっているアプリケーションも使えず、とりあえず古いPCを使って更新しています。
よばれて尾鷲に来ましたがゆっくり写真を撮る時間はなく、6時半からの朝食前の小一時間散歩しながら少しだけ撮りました。
40年前に3年間だけここで暮らしました。いい思い出ばかりの街です。

ひかりとどかぬ

まだ京都。
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SUMMILUX 15mm F1.7
2-LR5__F631097-2.jpg
NOKTON 25mm F0.95
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M.ZUIKO 17mm F1.8
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NOCTICRON 42.5mm F1.2

塚本邦雄
ちちははの遺影もたねば風琴のひかりとどかぬ内の樂音   (透明文法)

わめきつづけて

京都、高台寺で。
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NOKTON 25mm F0.95
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NOKTON 25mm F0.95
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KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

塚本邦雄
一生喚きつづけて死ぬか菜の花につらなる天のつかみどころなき   (歌誌『くれなゐ』1948 6月)

いつも使う現像ソフトLightroomがクラッシュしてしまいました。こまったこまった。

人に非ざる

なおも京都、東寺、大谷祖廟、長楽館、円山公園前で。
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M.ZUIKO 75mm F1.8
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M.ZUIKO 75mm F1.8
2-LR5__F631038-2.jpg
NOKTON 25mm F0.95
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KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

塚本邦雄
あけぼのの白魚ニ寸今日一日(ひとひ)人に非ざる俳にとらはる   (魔王)

芭蕉「あけぼのや しらうをしろきこと いっすん」という俳句のことでしょうか。

春の夜の

なおも京都。
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KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8
2-LR5__F630995_-2.jpg
NOKTON 25mm F0.95
3-LR5__N633908-2.jpg
KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8
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KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8
4-LR5__F631043_-2.jpg
NOKTON 25mm F0.95

塚本邦雄
春の夜の石にしづくすそのかみの日の鶯のこほれる涙   (新歌枕東西百景 岩手県岩手郡雫石町鶯宿)

いつもつかっている現像ソフトLIGHTROOMがやっとPen-FのRAWファイルに対応しましたので、今後は作業が楽になりそうです。(今日のところはまだTIFF経由ですが)

心ひもじき

京都へ行った目的は東山花灯路のイベントも一つでした。
石塀小路で。
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NOKTON 25mm F0.95
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KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8
2-LR5__N633906-2.jpg
KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8
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KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8
5-LR5__F630981_-2.jpg
NOKTON 25mm F0.95

塚本邦雄
心ひもじき夕べ若葉の風にたつ母ましし日の木芽田樂(きのめでんがく)   (透明文法)

花持てるとき

東寺のつづきです。
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NOCTICRON 42.5mm F1.2
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M.ZUIKO 17mm F1.8
3-LR5__N633560-1.jpg
M.ZUIKO 75mm F1.8
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M.ZUIKO 75mm F1.8

塚本邦雄
漕刑囚(ガレリアン)のはるけき裔か花持てるときもその肩もりあがらせて   (装飾樂句)

塚本邦雄の歌をおいていますが、わたしのおまじないの言葉みたいなものです。意味も分からないし、ときには漢字を間違って読んだりしています。
ガレリアンも、すぐに思ったのは映画「ベン・ハー」のチャールストン・ヘストンでした。それから、シャンソンのイブ・モンタンがうたう「ガレリアン」が何か関係があるのかなと。また、作者が世に出るきっかけをつくった中井英夫の「虚無への供物」へのオマージュかなとか。
素人には何一つ分からないのですが、お寺の桜のむこうに仁王様のような筋骨のまぼろしを一瞬みたような気になって、日常的な風景のなかに思いもよらないシーンを勝手に想像しています。

たてまつる

京都の東寺に早咲きの桜が数本咲いていました。
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SUMMILUX 15mm F1.7
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TOKINA Reflex 300mm F6.3
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M.ZUIKO 75mm F1.8

塚本邦雄
托鉢の若僧(にやくそう)眉目秀麗なり熱湯の碗をたてまつるべし   (詩歌變)

きのうの空に

きょうは京都へ行って帰宅がおそくなったので、3月初めに行った天浜線のどこかの駅で撮った一枚だけです。
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NOCTICRON 42.5mm F1.2

塚本邦雄
キェルケゴール、言はば墓守あさもよしきのふの空に沈丁香る   (風雅)


In the spring becomes the rose

ことしも東日本大震災の日が来ました。
去年は伊福部昭「平和への祈り」の曲でレクイエムをつくりましたが、ことしも鎮魂の願いをこめて「The Rose」でムービーをつくりました。期待されるほどのスピードで進まない復興に対して私のいらだつ気持ちを、ザラザラと仕上げた画面にしました。


そして今年もまた照井翠「龍宮」を開いて読んでいます。
照井翠
ありしことみな陽炎のうへのこと
虹の骨泥の中より拾ひけり
卒業す泉下にはいと返事して
亡き娘らの真夜来て遊ぶ雛まつり

ひたすら

塚本邦雄
サン・セバスチャン繪の中にひたすら水欲り水の上ゆく椿   (綠色研究)

きょうは先月末に行った有松で撮った写真の残り物で。
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NOCTICRON 42.5mm F1.2
2-LR5__M674732-1.jpg
M.ZUIKO 75mm F1.8
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SUMMILUX 15mm F1.7
4-LR5__M674664-1.jpg
NOCTICRON 42.5mm F1.2

なに待つ

塚本邦雄
等身の一樹の椿咲きみてりいま凶報のほかなに待たむ   (天變の書)

気まぐれに植物系。
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M.ZUIKO 75mm F1.8
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NOCTICRON 42.5mm F1.2
3-LR5__E630992-2.jpg
M.ZUIKO 17mm F1.8
4-LR5__F630120-2.jpg
KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

ほのかにひらく

塚本邦雄
ほのかにひらく白玉椿こみどりの『葉隠』は戀の至極を説けり   (黄金律)
おとしめらるるほどの名あらば人の世はおもしろ白玉椿おもしろ   ( 〃 )

ふたたび友田家住宅。
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M.ZUIKO 17mm F1.8
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M.ZUIKO 17mm F1.8
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M.ZUIKO 17mm F1.8
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M.ZUIKO 17mm F1.8
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M.ZUIKO 17mm F1.8

Pen-Fの感想をまた。
 背面の液晶モニターの裏側に貼られた人工皮革は優れものです。この人工皮革の貼られた面をおもてにしてカメラを構えると、シボが適度な摩擦になって安定して撮影できます。
 わたしはこのモニターをバリアングルファインダーとして使うときと、スーパーコンパネを使うときだけ必要なので、Pen-Fでは液晶を内側にするようにしています。(撮影した画像をモニターで確認するといった習慣はありません。またE-M5は背面がつるつるのプラスチックなので裏返しにするメリットがありません。)
 ストラップ環は不満です。ライカM5のようにタテ吊りにできるようにボディーの3か所にストラップ環をつけてほしかった。OM-Dはバッテリーパックをつけるとタテ吊りができますが、Pen-Fにはそんなアクセサリーは似合わないから、たとえばボディー・スーツあたりで実現してほしかったです。
 ファインダー倍率の低いのは一長一短ですが、ファインダー精度が落ちてもいいから小型のマグニファイアーができるとうれしいです。

まえにうつむき

塚本邦雄
首都の動物園に遺族ら晝食(ひるげ)するあるひは駝鳥のまへにうつむき   (日本人靈歌)
かつて純潔たりし母、妻、乳母ここにつどひ憤然と鹽くらふ馬   ( 〃 )

ふと気分屋の性がでて動物系。
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KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8
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KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8
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NOKTON 25mm F0.95
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NOKTON 25mm F0.95

暗がりに

塚本邦雄
われら過ぐるとき暗がりに吊るされし乾鮭が罪に似しもの滴(た)らす   (装飾樂句)

きのう行った静岡県西部の周智郡森町の「友田家住宅」で。
友田家住宅は300年余前の農家の姿を今日につたえている重要文化財だそうです。友田家はここの土地を開いた本家、いわゆる「芝切り」であることから、代々庄屋を勤めたそうで、20畳の広間は村民の寄合などに使われたそうです。
土間につづくだいどころには囲炉裏があり日常生活の場だった様子がうかがえます。
友田家の祖先は出雲の刀鍛冶と言われているようで、そのせいか、家のつくりが関西風だそうです。
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M.ZUIKO 17mm F1.8
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NOCTICRON 42.5mm F1.2
3-LR5__F630590-2.jpg
KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8
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KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8
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M.ZUIKO 17mm F1.8

Pen-Fを使い始めて2回目ですが、すこしづつ慣れてきました。
レリーズボタンの感触はE-P5よりもE-M5mk2に近いのですが、わたしは古いE-P5のほうが押しやすいです。
フロントの”クリエイティブ・ダイヤル”は、危惧したとおり不用意に動きやすいです。わたしのカメラを持つクセのせいか、毎回ダイヤルが動いていました。(ファインダー画像の変化ですぐに異変に気づくので被害はありませんが)
ノイズ・リダクションはちょっと期待はずれでした。
Pen-Fでは、ノイズ・リダクションを弱めでオンにしましたが、次回からはこれまでの機種と同じようにオフにするつもりです。
レンズの取り外しボタンの位置が変わって、勝手がかわりましたが、これまでとちがってカメラを構えた左指がボタンに触れにくくなって良かったです。

鼻孔の充血

塚本邦雄
洗滌され終へし鼻孔の充血のやさしも 神聖受胎にそむき   (綠色研究)

きょうは天浜線のつづきの撮影にいきましたが、前回同様、Pen-FのRAWファイルにまたてこずっていますので、「鈴鹿の森庭園」の梅の残り物でお茶を濁します。
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M.ZUIKO 75mm F1.8
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M.ZUIKO 75mm F1.8

塚本邦雄の短歌もビデのイメージとは思うのですが、言葉だけ追っていくと、花粉症に苦しんでいる身には直感的な実感があります。

あふるるごとき

塚本邦雄
生牡蠣(なまがき)の舌につめたき春の夜と埃及(エジプト)の繪の奴隷を愛す   (装飾樂句)
湖水あふるるごとき音して隣室の靑年が春夜髮あらひゐる   ( 〃 )

また「鈴鹿の森庭園」の梅を撮った写真で。
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M.ZUIKO 75mm F1.8
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M.ZUIKO 75mm F1.8
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M.ZUIKO 75mm F1.8
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M.ZUIKO 75mm F1.8
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M.ZUIKO 75mm F1.8

深海のいろ

塚本邦雄
魚梅(うをうめ)の改裝成れり深海のいろくづロココ調にならべて   (黄金律)

今日はひなまつりなので、「ひしもち」形のケーキをご相伴にあずかりつつ、有松の「福よせびな」でそれらしく。
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SUMMILUX 15mm F1.7
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SUMMILUX 15mm F1.7
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M.ZUIKO 17mm F1.8
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SUMMILUX 15mm F1.7
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NOCTICRON 42.5mm F1.2

萌黄こそ

塚本邦雄
悲しみ淋漓たれ男らに軍裝の萌黄こそ死する日までの服喪   (星餐圖)

オリンパスから「Pen-F プレゼント・キャンペーン」のレリーズボタンが届きました。
この類をつけると私はかえってブレるので、記念写真だけ撮って、あとは大事にしまっておきます。
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写真はまた有松で。
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SUMMILUX 15mm F1.7
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SUMMILUX 15mm F1.7
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NOCTICRON 42.5mm F1.2
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NOCTICRON 42.5mm F1.2

そこより来る

塚本邦雄
ボッティチェッリの<春>の柑橘樹林げに暗しそこより痛風來(きた)る   (豹變)

ふたたび否みたび有松です。
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NOCTICRON 42.5mm F1.2
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NOCTICRON 42.5mm F1.2
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TOKINA Reflex 300mm F6.3
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SUMMILUX 15mm F1.7
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SUMMILUX 15mm F1.7