早すぎますがひな祭りイベントがとなりの市で始まったときいて。

 雛祭祀(まつ)るべきものわれにあたへいもうとが美しき燈(ひ)を消す  (塚本邦雄)

亀山市。
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淡き火花

きょうもかわりばえのしない写真で、(汗)
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E-M5mk2 M.ZUIKO 17mm 1.2

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E-M5mk2 M.ZUIKO 17mm 1.2

カズオ・イシグロ氏の講演には以下のようなくだりもありました。

 作家にとって重要なターニングポイントは - たぶん、多くの職業で同じかもしれませんが - こんなふうにやってきます。ちょっとした瞬間に、その人だけにわかる啓示の火花が静かに光ります。めったにあることではなく、あってもファンファーレつきとはかぎりません。お墨付きをくれる師や同僚もいないでしょう。その啓示と競い合うように、もっと声高に緊急の対応を要求してくる出来事があるかもしれませんし、啓示の意味することが時代の常識に反しているかもしれません。ですが、啓示を得たら、その何たるかを認識できることが重要です。さもないと、せっかく来たものが手をすり抜けていってしまいます。(土屋政雄訳、早川書房刊)

 わたしにも火花は光ったのでしょうか。
 きっと、もう手をすり抜けていってしまったのだろうなあ。(涙)

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E-M5mk2 M.ZUIKO 17mm 1.2

 咳(せ)けば淡き火花となりて飛び去らむわがてのひらの鶺鴒一羽  (塚本邦雄)

反省中

かわりばえのしない写真ですが。
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E-M5mk2 M.ZUIKO 17mm 1.2

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PEN-F NOCTICRON 42.5mm 1.2

カズオ・イシグロのノーベル賞受賞講演の最後で彼は「呼びかけ」として文学を発展させる重要性に言及し、われわれは「多様に」なるべきだと言います。

「第二に、優れた文学を定義するにあたって、あまりにも狭く保守的な縛りをかけないよう細心の注意を払わなければなりません。次世代の作家たちは、重要で素晴らしい物語を語るために新しく、時には私たちを惑わすような手法を携えてやって来るでしょう。私たちは、特にジャンルや形態について、彼らに心を開かなくてはなりません。そうすれば、彼らの最も優れた部分を育て愛(め)でることができるでしょう。分断が危険なほど深まっている時だからこそ、私たちは耳を澄ませて聞かなくてはなりません。良いものを書き、良いものを読めば、障壁を打ち破ることができます。・・・」(土屋政雄訳、早川書房刊より)

ボブ・ディランを思い出しながら読みました。次に写真表現について想像しました。

先日みてきた友人の参加している写真展は、フィルム時代からそうだったように構図とシャッターチャンスにこだわった作品が並んでいましたが、意外だったのは、ほとんどがフォトショップ仕上げの「インスタ映え」の写真だったことです。「きれい」に仕上げるのを目指した結果、個性がなくなっているように感じ、失礼ではありますが「他山の石」にしようと思いました。
しかしカズオ・イシグロ氏の講演を読んで、もっと謙虚になろうと反省しました。

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PEN-F NOCTICRON 42.5mm 1.2

やみがたき煙色

関宿なお。
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PEN-F NOCTICRON 42.5mm 1.2

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PEN-F NOCTICRON 42.5mm 1.2

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E-M5mk2 M.ZUIKO 17mm 1.2

写真を撮る、本を読むはむかしから好きだったことですが、
他に役に立ちそうなことをする、新しいことに関心をもつようにするは最近になって心掛けていることです。

そうしないと気ままな日々を送ることになって、確実に脳味噌が劣化してしまいます。
面倒から逃げて昔の事ばかり思い出していると、創造性も発想もなくなると感じます。

塚本邦雄への関心もわたしの脳トレーニングの一つです。
かれの「二月」の歌から、
 やみがたき愛など知らず紅き菓子食ひて眠らむかな 二月星
 靑年の鍵裂きの肩くちひびく二月の悪漢小説(ピカレスク)はじまらむ
 二月の驟雨硝子打つとき青年の浴後やさしき煙色(けむいろ)のひげ

ひりひりとひび

ことしが寒いせいか、わたしが歳をとったせいか、両手のあかぎれがどんどんひどくなります。
とくに右手の指がつぎつぎと切れてきて、出勤簿の指認証がうまくできるか不安です。

 ハープ掻く爪ひりひりとフーガ今ほのほの色の冰のひびよ  (塚本邦雄)

いつかの関宿さんぽに戻って、
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E-M5mk2 M.ZUIKO 17mm 1.2

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E-M5mk2 M.ZUIKO 17mm 1.2

このまえのソラリゼーションをほどこす前の写真も参考に。
フィルムや印画の現像途中で一瞬光を当てるとネガとポジが一部逆転する現象をつかった手法ですが、マン・レイのころとは感光材が進化しているのでかえってやりにくくなりました。
デジタルはいいなあと思いつつ、ソラリゼーションもクロスプロセスもフィルム時代の手法で、デジタルならではの方法論がもっとでてほしいと感じています。
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PEN-F M.ZUIKO 25mm 1.2