惜敗せり

 そろそろ見飽きたかも、藤の花。なお津島。
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一緒に見上げたい、カメラを構えたおっさんとではなく。 KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

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下を見ればうらやましいから上を見る。 KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

 夏場所が明日からはじまるので。
塚本邦雄
 はつなつの夜の草相撲小結の瑠璃生(るりお)混血にて惜敗せり   (歌人)

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輝いてます。 NOKTON 17.5mm F0.95

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このうす汚れ感はわたしのもの。 NOKTON 17.5mm F0.95

 塚本邦雄の短歌にたびたび「混血」が出てきますが、いずれも社会的差別感を伴った単語と意識されていると思います。本人に差別感はないのですが、とくに戦争直後のあからさまな差別意識を踏まえて使われていると感じるのです。
 そのうえで、かれはこの言葉に「優越性」を付加しようとしているのではないかという気がします。普遍性や平等感ではなくて優越です。かれはそこにひとりの人間と国との関係の先進性、ありまほしき未来の姿をみているように感じるのです。