おわりの明るまむ

 ことしはじめにロケした津島へ、友人が藤の花を撮ろうと誘ってくれましたので、いさんで出かけました。
 前回の津島は収穫が多かったのですが、今回は苦手なハナ撮りでしたのでどうなることでしょうか。
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らんらんらん、らんらんらん、ららららんらんらん。 Helios 85mm f1.5

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ふるい上着よさようなら。 Helios 85mm f1.5

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さみしい夢よさようなら。 Helios 85mm f1.5

 空海に「三界の狂人は狂せることを知らず 四生の盲者は盲なることを識らず 生れ生れ生れ生れて生の始めに暗く死に死に死に死んで死の終わりに冥(くら)し」(己れが正しいと思いこみ正しいもの正しいと見ることができなわれわれは、何度生れ変わってもなぜ生れ来たかったかなぜ死んでいくのか、その意味が分かっていない。)という言葉があるそうです。
 評論家の島内景二は塚本邦雄の歌を、作歌者が空海の言葉を踏まえつつ、死んで美しい青鱚の腹を見ると、『死の後に、明るく輝くこともある』と思えてくる(と歌った)・・・と解説していました。
 弘法大師に興味あったわけではなく、この解説文に惹かれて今日の歌を引用しました。

塚本邦雄
 死に死に死に死にてをはりの明るまむ靑鱚(あをきす)の胎(はら)てのひらに透く   (星餐圖)