ウメばかりでは見飽きるので、目先を変えて目くらましをかませば、もしかして冷静な評価が狂うのではないかと期待して、きょうは「鉄分」のある写真にして、明日はまたウメかな。
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とびだし注意しないとガードレールは鉄製だよ。 NOCTICRON 42.5mm F1.2

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菜の花には鉄がよく似合うって文豪が言ってましたっけ。 NOKTON 17.5mm F0.95

きょうは彼岸入りなので、それにちなんだ歌を引用しました。墓参りを「展墓」ともいうそうです。
塚本邦雄
 すみれ咲く或る日の展墓死はわれを未だ花婿のごとく拒まむ   (星餐圖)

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青い箱のような小屋は亜鉛メッキした鉄板でつくってあります。 TOKINA Reflex 300mm F6.3

 歌人は墓参りの行き来にすみれを見たのでしょうか。そのときの感情を花婿という言葉に飛躍できる脳に羨望を感じます。作歌という行為をたえず意識しているから、そうした発想が可能になるのではないかと想像します。
 レベルはまったく違うのですが、わたしもカメラを持っているときと手ぶらの時では見えるものが違ってきます。写真を撮ることそのものが好きなのは、それが楽しく、そのときのわくわくが好きだからですが、楽しくわくわくするのはものの見方がいつもと変わるからのような気がします。普段は注意を払わないものが、カメラを持っているときはキラキラして見えるのです。

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