宇治、興聖寺の開祖は道元禅師だそうで、1233年ここを開創されたあと越前に移って永平寺を開いたようです。
きのうにつづき今日は、回廊の窓、清掃のいきとどいた桟敷、ひかり射す堂の一角。
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ここでは時間が見える。 KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

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直角に歩いてしまう。 KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

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音がでるまでの午睡。 M.ZUIKO 25mm F1.2

 きのうの「紅梅黒し国賊のその一匹がみんごと生きのびてここに存る」を読んで、ああ作者はかつて国賊と言われた経験があるのだろうと思いましたが、その記憶と紅梅が何故むすびつくのか想像できないのです。
 紅梅が黒ずんでもかすかに残っている香りをかいで、だれもが忘れた過去の記憶が自分にはかすかに残っていることに気付いたのでしょうか。「みんごと」というのは見る見られる視線を意識した形容ですから、作者には、国賊と言った人間がまざまざと見えているのかもしれないと感じます。
 ところで塚本邦雄の歌を読んでいると、漢字で遊んでいるのではないかと思うことがときどきあります。黒も国も音読みはコクです。漢字のイメージから国賊という語につながったのではないかとも想像するのです。

塚本邦雄
 漁色てふこれぞまことは靑年に投網(とあみ)放てる白魚處女(しらうををとめ)   (風雅黙示録)

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