Age of Pen

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の何たるかを

塚本邦雄
歌の何たるかを識らざれば風花の花をみづからの紋章とす   (詩魂玲瓏)
(塚本邦雄の短歌は写真と無関係です。塚本邦雄を尊敬していますが、引用した歌はブログの護符かお守りのつもりです。)

政所(東近江市)。
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飛行機雲の下で。 M.ZUIKO 25mm F1.2

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太郎を眠らせ。 M.ZUIKO 25mm F1.2

 きょうの短歌をおさめた歌集が出版されたのは塚本邦雄が78歳のとき。すでに現代短歌の大家として世間も認めていたころです。そのかれが「歌の何たるかを識らざれば」などと何故いうのだろうと思いました。
 歌の作者を限るとか、知らざる者を塚本邦雄以外におくといった場面の限定をすれば解釈はできそうですが。

 わたしには、風花の花があの世とこの世をつなぐ手紙のように感じるのです。
 ちょうどこの時期に塚本邦雄は療養中だった妻を亡くしています。
 おのれの歌のこの先の到達する先を、共に見るつもりだったのではないか、と想像するのです。