のなかの昏睡

塚本邦雄
誕生日われの生れし刻來り濃き酢のなかの昏睡の牡蠣   (日本人靈歌)
(塚本邦雄の短歌は写真と無関係です。塚本邦雄を尊敬していますが、引用した歌はブログの護符かお守りのつもりです。)

余呉湖。
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雪の上を群青の風過ぎ。 NOKTON 17.5mm F0.95

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雪は足跡より解けはじめ。 NOKTON 17.5mm F0.95

 塚本邦雄の生誕は真夏の八月ですが、自分の誕生日にちなんで歌をえらびました。
かれには『燻製卵はるけき火事の香にみちて母がわれ生みたること恕(ゆる)す』(水銀伝説)というのがあって、季節としてはこちらを引用したかったのですが、すでに引用済みなので。
 写真のキャンプションはまた塚本の歌からで、一枚目は『こころざしくづれて廿歳(はたち)雪の上を群青の風過ぎし痕あり』(感幻樂)、二枚目は『雪は足跡より解けはじめわが赴かぬ詩集『煉獄』出版記念會』(風雅)からでした。