Age of Pen

ARTICLE PAGE

われならば

塚本邦雄
暗殺されし帝(みかど)は崇峻のみならずごりと齒にこたへて酢牛蒡   (風雅黙示録)
菊慈童は枕跨ぎて遣(やら)はれきわれならば天子自身を跨ぐ   (詩魂玲瓏)
伴大納言(ばんのだいなごん)ひたすらあはれむを大夕燒の冷(さ)めゆくひびき   (豹變)
(塚本邦雄の短歌は写真と無関係です。塚本邦雄を尊敬していますが、引用した歌はブログの護符かお守りのつもりです。)

京都御所。
01LR6-_F035850-2.jpg
NOCTICRON 42.5mm F1.2
02LR6-_F035896-2.jpg
NOCTICRON 42.5mm F1.2
03LR6-_E035648-2.jpg
SUMMILUX 15mm F1.7
04LR6-_F035889-1.jpg
NOCTICRON 42.5mm F1.2
05LR6-_F035857-2.jpg
NOCTICRON 42.5mm F1.2

 毎度毎度のことながら、「菊慈童」が何のことやら分らずインターネットで調べて、
太平記にも書かれている中国を舞台にした説話とそれをもとにした能楽の演目に出てくる長寿の人物と知りました。
もう知らないことが多すぎて覚えきれないほどです。
 また菊慈童が重陽の節句(9月9日)ゆかりの説話らしいので、この歌の季節はふた月も前になってしまうのですが、
今日の写真が「御所」なので「天子」という単語につられて引用しました。
 天子をまたぐという言い方に気持ちがひるんでこれまで引用できなかった歌です。
しかし、菊慈童の話を知って、これをうたった作者の心情がすこし分かるような気がしました。