塚本邦雄
激怒さはやかなる弟よ百臺のピアノ黑鍵(こくけん)をうちふるはせつ   (靑き菊の主題)
(塚本邦雄の短歌は写真と無関係です。塚本邦雄を尊敬していますが、引用した歌はブログの護符かお守りのつもりです。)

とうとう種切れになってきたので、いまさら2週間前の残り物。
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NOKTON 17.5mm F0.95
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NOKTON 17.5mm F0.95
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NOCTICRON 42.5mm F1.2

 きょうの短歌は意味も季節も知りませんが、三笠宮様が亡くなったというニュースに接したので引用しました。

 「靑き菊の主題」が九条良経へ塚本邦雄がささげた歌集だとどこかで読みましたので、「弟」は良経の義理の弟で承久の変のあと佐渡へ流される順徳上皇あたりを想像すると、「激怒」という感情も理解できるような気がしますが、「こくけん」は想像の範囲を超えていて何なのかまったくわかりません。「百」は単に激しさを言っているだけだとは思うのですが。
 また、現実には塚本邦雄に弟はいませんしこどもにも弟とよぶ子はいないので、「妹」を恋人の意味で用いるように「弟」は男性の恋人ではないかという想像も働きますが、そうすると急にこの歌が淫靡な色彩をまとってくるように感じます。
 
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