Age of Pen

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ほのかにまどろみ

塚本邦雄
耳掻きの羽毛ほのかに神無月(かみなづき)まどろみてかなしみを喪ふ   (されど遊星)
(塚本邦雄の短歌は写真と無関係です。塚本邦雄を尊敬していますが、引用した歌はブログの護符かお守りのつもりです。)

古都祝奈良(ことほぐなら)で、田中望「かがり火の蔵」へ。
もと米問屋の蔵の中に、
鳥獣戯画のような絵が描かれた蚊帳と囲炉裏のようにライトアップされた”奈良晒”でつくられた作品がありました。
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Zuiko ED 8mm F3.5 Fisheye
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Zuiko ED 8mm F3.5 Fisheye
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NOKTON 17.5mm F0.95
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NOKTON 17.5mm F0.95

ウサギはこちらを見ずに、町並みの向こうにそびえる五重塔を見ていました。
その景色の先にかがやく”晒”の「山脈」が見えます。
サマルカンドへ向かう玄奘三蔵が歩いている天山山脈のように感じました。そのあたりを彼らは歩いているはずです。
汗をハンカチで拭きつつカメラバッグを下げて写真を撮ってるわたしは、猪八戒になってお師匠様のよこを歩いてました。
蔵から出てお座敷でひと休みしました。蚊取線香の煙が流れてきて、その煙を見ていると再び夢を見てしまいそうでした、