塚本邦雄
蜜月の睡りうるうる簡単な算術もわからなくなる草いきれ   (同人誌『くれなゐ』1948 8月)
掌にどろりとくわをすくへり死ぬことは生きることよりなほくだらなき   ( 々 1948 6月)

なお談山神社。
談山神社では現在、秘仏「談峯如意輪観音像」が公開中ですが、
めずらしく写真撮影可能でした。(三脚等は不可)
神社に観音はイレギュラーですが、
もともと藤原鎌足の墓所としていとなまれた寺院が明治に神社となったため、
寺院(妙楽寺)の時代の方が長いというお話でした。
1LR6-_N660324-2.jpg
NOCTICRON 42.5mm F1.2
2LR6-_N660221-2.jpg
NOCTICRON 42.5mm F1.2
3LR6-_N660204-2.jpg
NOCTICRON 42.5mm F1.2
4LR6-_N660156-2.jpg
NOCTICRON 42.5mm F1.2

コメント 3

pithecantroupus  2016, 06. 08 (Wed) 12:12

Re: Re: タイトルなし

追伸
この二首を選んだのは、
「うるうる」「どろり」
といったオノマトペが
塚本邦雄の歌にしては
新鮮だと感じたからです。

編集 | 返信 |  

pithecantroupus  2016, 06. 08 (Wed) 12:06

Re: タイトルなし

おっしゃるとおり「桑」かもしれません。
私は、「くわゐ」ではないかと思っています。
クワイはおせち料理に入っていて「芽がでる」とか言われて食べさせられましたが、
お世辞にも美味しいものではなかった記憶があります。
クワイを「くわ」と短縮する言い方は無いかもしれませんが、
わたしには、泥の中に育ったクワイのイメージが強いのです。
引用した二首は、1948年6月と8月の同人誌の歌ですが、
塚本邦雄の結婚は同年の5月です。交際はその前の年から始まっていたようです。
これらの歌はかれの歌集におさめられる事のなかったものですが、
そのことがかえって、私生活を率直に歌っているのではないか、
と想像しています。

編集 | 返信 |  

carmenc  2016, 06. 08 (Wed) 10:37

くわって初め鍬って思ってそれがどろりとどういうことなのか分からずで
桑だったんですね。桑の実はマルベリーと言ってジャムにもなるらしく、それならどろりと掌にのりますね。それを掬って生と死を語る分けが気になります。
初めの歌の簡単な算術もわからなくなる草いきれ…
草いきれの匂いが好きなので、原っぱや森の小径など浮かんで来ますが、分からなくなる程の何かがあったんでしょうね。
蜜月から多分性的なことかなと想像できますが…

編集 | 返信 |  

新着記事一覧