饒舌がつなぐ

塚本邦雄
萬國旗つくりのねむい饒舌がつなぐ戰(いくさ)と平和と危機と   (水葬物語)

茶臼山高原。
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M.ZUIKO 75mm F1.8
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KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8
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M.ZUIKO 75mm F1.8

きのうの『蒸海膽(むしうに)のあけぼのいろの甘しあまし先進國主腦會議の腦』は、
脳とウニのイメージを重ねて不気味ですが、
塚本邦雄は、
会議に出席する各国指導者を批判しているわけではないと思えます。
同じ歌集に、
『空井戸の蓋の鋼に露むすびまなこきらきらしきゴルバチョフ』という歌があるのですが、
そこには共感があっても反感はないと感じるからです。
いっぽうで、塚本邦雄は
言葉や文字へは鋭い批判精神を発揮するようです。
たとえば「汨羅變」という歌集には、
『焼夷彈の夷とはなになりしか二月銀杏煎りつづけ鬱ふかし』という歌があります。
ですから、
彼は「先進国主脳会議」という言葉に引かかっているのではないかと思えるのです。
「先進国主脳会議などと世界最高の知識が一点に集まるような会議名などつけるな。
このウニの美味さといったら正に海のキモという言葉にふさわしい美味だけど、
主脳会議という名にふさわしい脳があるというのか」と。

コメント

Re: タイトルなし

carmencさん、コメントありがとうございます。
穏やかな水面の上をわたる風が気持ちの良い日でした。
茶臼山は冬はスキー場だそうです。
標高が1,000メートル以上あって、
愛知県にもこんなところが、と思う場所でした。

のどかでやさしい風景ですね
穏やかな水の流れの音とそよぐ風の音が聞こえるようですね
こんな所があるんですね。
スエーデン映画の田舎のシーンを思い出しました
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