塚本邦雄
動脈を白葡萄酒がさかのぼりゆく夕光(ゆふかげ)の二年目の逢ひ   (歌人)
アフリカにて見れば母國の地圖ゆがみどのみづうみの底に寺院(てら)ある   (綠色研究)
穀物祭の町あたたかく若者の耳のうしろにのこれる石鹼(しやぼん)   (装飾樂句)
檻に頬すりつけて火喰鳥見つつつひに空白の出日本記(しゆつにつぽんき)   (日本人靈歌)

ハロウィーンの季節というので、「ジャック・オー・ランタン」の作り物で遊んできました。場所は、愛知県犬山市のリトルワールドです。
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塚本邦雄の短歌に出てくる火喰鳥に、「火の鳥」、フェニックス=皇帝、天皇のイメージを感じます。
歌集『装飾樂句(カデンツア)』の『生きのびて癡(おろ)かに暑し火喰鳥蒼然として羽抜けかはる』が、私には昭和天皇の人間宣言を想像させるのです。
羽根が抜け変わっても火喰鳥は火喰鳥。しかし、「おろか」で「あつい」のは火喰鳥ではなく、それを見ている私です。火喰鳥が「暑い」などと言うはずがないからです。
「蒼然」は古色蒼然の蒼然ですから、「蒼然として羽抜けかはる」のは、過去にもあったという意味かな、と。今日の、『檻に頬すりつけて・・・』も、有名な皇帝ペンギンの歌のバリエーションだろうと思いました。

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