Age of Pen

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きよらかに立ち

塚本邦雄
母ならざればかくきよらかに老娼婦立ち かすみたつ黒森(シユワルツ・ワルト)  (緑色研究)
うすべにの秋の曇りに硝子壜吹けり火の硝子ぞ世を劃(かぎ)る  (されど遊星)
原爆忌忘るればこそ秋茄子の鴨焼のまだ生(なま)の部分  (魔王)

近江八幡。
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 塚本邦雄が原爆忌やナチィズムや警察官を詠んだ歌を引用するとき、躊躇する心が起こります。社会通念や良識に反するような表現がでてくるからです。しかし、言語表現で自らタブーをつくらないという意思が感じられます。当用漢字とか放送禁止用語とか、確かさが見えない規制に挑むのは、惜しんでも余りある自らの青春への挽歌のように見えます。
 また表現のためには、世間の常識より自らつくった規律につくす誠実さ、義理がたさに学びたい。

 義理堅いということでは、
毎年、かれこれ10年近く、カレンダーをいただいています。
来年のものをいただいているのですが、封を切るのは年末なので、今年分の表紙から。
 おれいも兼ねてぜひ一度訪問したいと思います。

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