塚本邦雄
十月の空群青(ぐんじやう)に最終(さいはて)の朝餐(てうさん)として醋(す)の皿ありき  (星餐図)
人は妬みに生くるものから 十月のひるのねむりに顕(た)つ靑石榴  ( 〃 )
蝕甚の月をのぞむとわかものは指組む肉のその遠眼鏡  ( 〃 )

近江八幡。
1-LR5__RD21590-5.jpg

2-LR5__RD21588-5.jpg

勝手に持ち出した昔の雑誌から、サンケイカメラ1959年6月号。
土門の口絵写真がありました。本人の解説も載ってます。
1-2014_10_21.jpg
2-sankei_0001.jpg

露光時間30分だそうです。
もっとも、私が興味を持ったのは、この雑誌をくるんでいたカバーに使われていたカレンダーでした。
3-2014_10_21-001.jpg

染谷學・大西みつぐ・築地仁『「写真」のはなし』から、

フィルムカメラに学ぶ(大西みつぐ)
片手をスッと延ばし携帯を構え、撮影を完了させ、どのように撮れたかを「確認」
この一連の流れは、なにも携帯電話にだけに見込れる光景ではなく、デジタルカメラ一般の撮影風景です。
フィルムカメラでは残念ながら、その「確かに」という断定が得られないまま撮影を続けなくてはなりません。
未練を残しつつ次なる場面に向かいます。・・・次に期待し撮影を続けていきます。フィルムがもたらす写真への欲望のひとつは実はそんなところにあります。
デジタルカメラは、そのあたりの妙に粘っこい部分をすべてそぎ落として、「はいこれ! 一上がり!」というように私たちに画像を提示します。
しかし、その時点で写真が「達成」してしまうということではなく、写真として自律してくるのはまだ先のことなのだと考えるべきでしょう。

(実はわたしはデジタルを使っていても撮影途中で画像の確認はしません。リズムや高揚感がこわれるのを恐れて。結果を見て後悔ばかりしていますが)


コメント 2

pithecantroupus  2014, 10. 22 (Wed) 12:08

Re: 憧れ

しゅうしゅうさん、こんにちは。
いつも励ましていただき、ありがとうございます。

編集 | 返信 |  

しゅうしゅう  2014, 10. 21 (Tue) 22:45

憧れ

いつも、この渋さに憧れています。

編集 | 返信 |  

新着記事一覧