塚本邦雄
秋風(しうふう)嶺(れい)よりの微風が遠からずわが晩年を通りすぎよう  (波瀾)

「現代写真のテクニック」などの技法書をたくさん読みましたが、問題がありました。
ハイキー、ローキー、クローズアップ、流し撮り、パンフォーカスなどなど、技術は知りましたが、いつしか、そのテクニックを使うために写真を撮っている自分がいました。

問題は、フィールドに立った時に、どう撮るかではなく、何をとるか、ということでした。
他人のマネをした、標本かコレクションの写真。
解決のヒントになったのが、荒木経惟の本でした。

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まだ若い荒木経惟に時代を感じます。
読んだ初めは、かれの言わんとすることが十分理解できなかったと思います。
しかし、ここには本質が語られている予感がありました。

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雑誌「太陽」で、「さっちん」(第1回太陽賞受賞)を見た記憶があったので、写真の違いに戸惑った覚えがあります。
今は亡き深瀬昌久が写っている写真を見ると、時間を感じます。
不真面目で、過激な言葉のうらに、写真を撮る意味が繰り返し述べられていました。

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