あのころ

なつかしい場所を再訪すると、昔の自分を思い出してしまいます。
どちらかというと恥ずかしい話が多いのですが。

なお秋篠寺。

01LR6-DP2Q0227-2.jpg
DP2Q

02LR6-DP0Q0056-1.jpg
DP0Q

03LR6-DP2Q0196-1.jpg
DP2Q

高3のとき、秋篠寺を訪れたあと法華寺に行きました。

法華寺の
光明皇后をうつしたという十一面観音像は厨子の暗い奥ににあって、思いがけず小さなものでした。

庵主さんが懐中電灯を貸してくれました。
懐中電灯で十一面観音を照らすと、光のあたった部分だけがほのかに見えて、
「どうぞどうぞ」と庵主さんが勧めてくれても、恐れ多いように思って、遠慮がちに拝観した覚えがあります。

今にして思い当たるのは、
あれは仏さまへの怖れなどという敬虔な気持ちではなく、
女性の秘所を懐中電灯で照らして見るようなうしろめたさに近い感情でした。

懐古趣味

色が決まらないのでモノトーンでごまかしてます。

いえいえ、扱いにくいカメラは好きですよ。
手振れ補正がないからブレまくるし、データの書き込みに時間がかかるし、背面の液晶画面が見にくいし。
でもそれが楽しいのです。

昔は、よく手ぶれ写真撮ってなぁとか、ブローニーフィルムは裏紙の巻き癖で平面性に不安があったので一枚一枚慎重に撮ってたなぁとか、二眼レフのファインダーはフレネルレンズ付でも暗かったなぁとかあっても、いっしょうけんめい撮ってました。
あのころのいっしょうけんめいさを思い出すのです。

秋篠寺で。

01LR6-DP2Q0224-1.jpg
DP2Q

02LR6-DP2Q0200-1.jpg
DP2Q

五十年で世捨人

色に悩んでついついモノクロでごまかしてしまうのですが、悩んで失敗中の写真も自分では捨てがたいのです。

秋篠寺で。

01LR6-DP2Q0214-3.jpg
DP2Q

LR6-DP2Q0216-1.jpg
DP2Q

秋篠寺の「伎芸天」が美人だと何かで読んでわくわくしながら行ったのは高校3年の夏休みでした。
その仏像は端正でしたが、期待していた「美女」ではなく、口ひげをたくわえていました。

今回久しぶりにまじまじと拝観すると、男装の麗人のように見えました。タカラヅカのスターのように。
美人という表現は間違っていなかったと感じました。

LR6-akishino015-1.jpg


50年前来た時の記憶には無かったコケの緑の美しさに今回気付かされました。

何が世捨人苔色の春服着て (塚本邦雄)

色に悩む年ごろになりました

シグマのコンデジを使い始めましたが、まだ使いこなせていません。
色がコントロールできないのです。

どのように色を処理するか早く方法を見つけないと。

03LR6-DP0Q0104-3.jpg
DP0Q

01LR6-DP0Q0071-1.jpg
DP0Q

02LR6-DP2Q0237-2.jpg
DP2Q

むかしマミヤのセコールを使っていたあとで、ブロニカのニッコールを使って、写真の発色の良さに驚いたことがあります。
カラー・スライドなので、差は歴然でした。(6×6判のカラー・スライドは迫力があって楽しかったです)

今回、シグマを使い始めて、昔の経験を逆行してたどっている感じです。

平城京跡で

平城京跡といっても本当は何もない(壇はあった)のですが、
映画のロケ用のような建物があって、それはむかし見た西部劇の舞台のようでした。

半分は工事中で、この工事はまだまだ続くみたいです。
また、この野原を何本かの細道が走っていて、朝夕は通勤や通学に使われているようです。

01LR6-DP2Q0241-2.jpg
DP2Q

LR6-DP0Q0107-2.jpg
DP0Q

02LR6-DP0Q0100-2.jpg
DP0Q

暑いので、木陰で休み休み、仮設のテントで休み休み。

会場には、この脱水症状を狙って、「かき氷まつり」をやってます。
味自慢のかき氷の店が出店しています。

かき氷の「はしご」をこの歳にして初めてやってしまいました。

星濃し夜

天平たなばた祭。
子供たちのために天体観察会も開催されていて、「木星が見えるよ」という指導者のうれしそうな声が聞こえました。
不思議に、星の話をするときは大人の方がうれしそうなんです。

帰りの時間を気にしていたので、ライトアップされた平城京と近鉄電車の組合せを撮り損ねました。
今回発見したわたしの法則は『カメラバッグの質量と写真の質は反比例する』でした。

02LR6-DP0Q0122-2.jpg
DP0Q

01LR6-P8251338-1.jpg
PEN-F 17.5mm

百舌鳥耳原中陵(もずみみはらなかのみささぎ)夕星(ゆふづづ)濃し (塚本邦雄)

ルビをカッコで表示すると煩瑣なだけです。
『百舌鳥耳原中陵夕星濃し』でないとこの歌の面白さが半減するように感じます。
この日は、金星ならず、木星が月に接近して大きく見えてました。

平城京でたなばた祭

お祭りの類いは苦手であることを再確認してきました。
天平たなばた祭を見に平城京跡へ行ってきました。
まったくうまく撮れませんでした。

01LR6-P8251358-1.jpg

02LR6-P8251352-1.jpg

三脚禁止ですが、混雑していないところではうるさくないようで、ほとんどの人が三脚を立ててました。
無料バスが奈良駅と西大寺駅から出ています。西大寺から乗りましたが、行きは10分で着きましたが、帰りは20分以上かかって電車の時間に間に合うかヒヤヒヤでした。

きょうの日は

きょうは暑さにノックアウトされました。
写真も撮りに出かけたいけど大丈夫かな。
あすの朝になって、自分にファイト!と掛け声かけて出かけられたら、明日は帰宅が遅くなる予定です。ブログの更新も深夜。

LR6-DP0Q0016-1.jpg
DP0Q

LR6-DP2Q0178-1.jpg
DP2Q

地下室のエロティック

揚輝荘もネタ切れで、ピンボケや手ぶれも許して。

01LR6-DP0Q0011-1.jpg
DP0Q

03LR6-DP0Q0022-1.jpg
DP0Q

02LR6-DP0Q0027-1.jpg
DP0Q

 2枚目などは前にも撮ったような写真なのですが、どうしても女性の胸のあたりが気になって。
このままではブログの品位が疑われそうなので、古いカタログのコピーで水増し、水増し。
このパンフレットのカメラは、フィルムのイージー・ローディング機構「EL」がついているので、ペンFTとFVが出る直前だと思います。

PENF007.jpg

われや夏負け

盆休みが明けて暑さも戻って、一日が終わるとドッと疲れたように感じます。

八月は同窓会や昔の職場のOB会やらあって、新しい情報や懐かしい話など、だいぶん脳に刺激を受けました。
お酒は飲めないし人見知りする性なので「宴会」は苦手ですが、
この歳になれば、少々場違いな話をしても対話がかみ合わなくても普通の老化現象のせいにできます。
とうとうわたしもボケを楽しめるようになりつつあるのでしょうか。

01LR6-DP0Q0023-2.jpg
DP0Q

02LR6-DP0Q0008-2.jpg
DP0Q

 白粥の椀ささげつつ息はずむわれや夏負けの敗軍の將  (塚本邦雄)

抜け道のある家と抜け道のない縄跳び

「揚輝荘」の地下室には整備された地下通路が残っていて様々な想像をふくらませてくれます。

 晴天に遠き地階の抜け道に少女ゐて錆びし銃器を愛す (塚本邦雄)

揚輝荘で。
01LR6-DP0Q0010-2.jpg
DP0Q

地下室食堂の窓ガラスにはヒマラヤ山系のエッチングが施されています。
LR6-DP2Q0149-1.jpg
DP2Q 

今日あたりは「プラハの春」で当時のソ連軍がチェコに侵攻した日でした。
チャフラフスカという名前も思い出されます。

 少女死するまで炎天の繩跳びのみづからの圓驅けぬけられぬ (塚本邦雄)
 髪けむらせ縄跳ぶ少女 ハンガリア少女と遠く恐怖を頒(わか)ち (塚本邦雄)

プラハの春のとき、わたしは高校生で、世相にも無頓着に遊んでばかりでした。

住宅街のバンガロー

名古屋「揚輝荘」北園の山荘風の家屋「伴華楼(ばんがろう)」で。
この建物の設計は、夏目鏡子(漱石の妻)の妹と結婚した鈴木禎次という、中京地区を中心に活躍された方によるものだそうです。

02LR6-DP0Q0034-1.jpg
DP0Q 14mm 4.0

01LR6-DP2Q0161-1.jpg
DP2Q 30mm 2.8

この建物と同時期につくられた「東山給水塔」も近くにあります。
LR6-DP2Q0173-1.jpg
DP2Q 30mm 2.8

夏はカイダン

きのうの階段つながりで。

01LR6-DP2Q0174-3.jpg
DP2Q 30mm 2.8

LR6-DP0Q0047-2.jpg
DP0Q 14mm 4.0

薄皮付きのピーナッツも脳にいいというのでポリポリ食べていたら、「鼻血が出るわよ」という声が聞こえました。
その声を聞いたのは、私が小学生のころでした。
今では、もうだれもそんなことは言ってくれません。
男性ホルモン涸れちゃったからなあ。

見うしなう路

テレビ番組で、
グータラ生活をしていると脳内に認知症の原因物質がたまり、
それを、若者は簡単に体外に排泄できるが、高齢者は注意しないと危険と言ってました。

確かに経験上も納得できる話で、最近わたしは物忘れが増えたし、感情のコントロールも努力が必要です。
そう思って写真を撮りに外出したのですが、
筋肉にはいい運動になったものの、脳内のほうはさほど改善されなかったみたいです。

「丘上町」というところで。
01LR6-DP0Q0043-3.jpg
DP0Q 14mm 4.0

02LR6-DP2Q0181-1.jpg
DP2Q 30mm 2.8

塚本邦雄の歌集『水葬物語』(1951年8月刊)の
 夕映の円塔からあとをつけて来た少女を見うしなふ環状路

は、同時期の歌誌に彼が投稿した中にある、
 環状路めぐりめぐれど塔の灯に囁けるミミも百合も見えぬか

と同じ情景だと思えるのですが、

歌誌の方が読者を現実世界に引きずりこもうとするのに比べ、
歌集の方はキリコの絵を思い出させるような物語性を帯びているように感じます。

それはちょうど「記録」や「記念」に撮った写真と、自己表現として撮られた写真の差のように思います。

記録や記念も大事な写真の要素ですが、それはそれなりの写真が期待されます。
変に構図に凝ったり、超広角や魚眼などの視覚効果の強いレンズで撮ると、かえって俗物臭を生むようです。
今日のようにカメラの自動化が徹底し、容易にズームレンズが使え、巷に写真があふれていると、一層そう感じます。
(他人事のように言えたものではありませんが。)

口惜しまぎれに

空振りばかりでした。

久しぶりに前夜からカメラを準備して、心の中で自分にファイト!と言って出かけたのに、
撮影枚数もわずかだしできあがった写真ももうひとつ。

でかけた目的のひとつだった屋根のある橋が工事中でしたので、口惜しまぎれに橋の下の池を撮ってきました。

LR6-DP2Q0170-2.jpg

きのうにつづいてむかしのパンフレットもつづけます。きょうはオリンパスですが。

01PENF001.jpg
02PENF002.jpg
03PENF003.jpg
04PENF004.jpg