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archive: 2016年05月  1/2

よろこびの窓をよぎり

塚本邦雄食卓に霧たちこめつ肉欲の核秘めしくろきくるみを割るも   (綠色研究)けふの陽のまた昇るなる諦めとよろこびの窓をよぎりゆく雲   (歌誌『靑樫』四号 L氏のための二十行詩)揚輝荘。天窓 KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8二階への吹抜け KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8玄関 KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8食堂 KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8きのう今日の塚本邦雄の歌は、第五歌集「緑色研究」(1965年)の中の『国王Lと哲学者Nによ...

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いろあせゆき

塚本邦雄こばみあふ心と肉よ一まいの彩硝子火のいろあせゆきぬ   (綠色研究)棘のあることばは胸に廃園のあふるるいづみふたりして浴み   (歌誌『靑樫』四号 L氏のための二十行詩)なお残り物の茶臼山高原で。M.ZUIKO 75mm F1.8KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8M.ZUIKO 75mm F1.8KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8...

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泣きたくなるほどひそか

塚本邦雄山巓にすれちがひたる黑人の美髯(びぜん)おそるべき夏がはじまる   (天變の書)桐の花咲きおくれたり膵臓のありか泣きたくなるほどひそか   (不變律)茶臼山高原の残り物でお茶を濁すことに。KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8M.ZUIKO 75mm F1.8NOCTICRON 42.5mm F1.2NOCTICRON 42.5mm F1.2NOCTICRON 42.5mm F1.2きのうの『あはれみをわれにあたへて羅馬皇帝(カエサル)のごと人去れり 雨降る干潟』は、塚本邦雄の昭和...

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あはれみをあたへて

塚本邦雄あはれみをわれにあたへて羅馬皇帝(カエサル)のごと人去れり 雨降る干潟   (装飾樂句)硫黄もて焼かれしソドム、曖曖と若者の耳ふかき蝸牛管(くわぎうくわん)   (水銀傳説)揚輝荘。「曖曖」が分からず、調べたら「薄暗い、はっきりしない、よく見えない、隠れる、」云々とありました。知らないことが多いです。KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8NOKTON 25mm F0.95KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8...

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明日の密会場所

塚本邦雄宰相が明日の密會場所を掌(て)の渦にうらなひ喰ふアスペルジュ   (水葬物語)揚輝荘。名古屋へ買物に行ったついでの小一時間でした。アスペルジュが分からなくて、wikiで検索して初めてアスパラガスと知りました。NOKTON 25mm F0.95KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8...

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ちえぞはかなき

塚本邦雄智慧ぞはかなき落成式をはためける萬國旗チリの旗が欠けをり   (風雅)旧三河鉄道西中金駅付近。廃線跡が、レールの頭だけ残して砂利を敷き詰め、遊歩道として整備されています。線路のえん堤が黄色い花で埋め尽くされていて、歩いてみたいと思いました。いつも撮影にさそってくれる年上の友人が、同じときに撮った写真をブログ(ASA100 感ずるままに)に載せています。M.ZUIKO 17mm F1.8M.ZUIKO 17mm F1.8M.ZUIKO 17m...

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閉ぢてたかぶりつつ

塚本邦雄『親和力』閉ぢてたかぶりつつあるに「名古屋名產の外郎(うゐらう)はいかが」   (黄金律)茶臼山高原。NOCTICRON 42.5mm F1.2NOCTICRON 42.5mm F1.2NOCTICRON 42.5mm F1.2NOCTICRON 42.5mm F1.2きのうの塚本邦雄『神風の伊勢にしあればちちのみの父の訃(ふ)に身も冥(くら)みゆくかな』は、源氏物語の「賢木」の巻によせたものですが、この巻にでてくる斎宮の心情を歌っています。斎宮となった皇女は、父の天皇が...

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くらみゆく

塚本邦雄神風の伊勢にしあればちちのみの父の訃(ふ)に身も冥(くら)みゆくかな   (源氏五十四帖題詠)茶臼山高原。KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8M.ZUIKO 75mm F1.8KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8NOCTICRON 42.5mm F1.2きのうの『萬國旗つくりのねむい饒舌がつなぐ戰(いくさ)と平和と危機と』は塚本邦雄の第一歌集「水葬物語」(1951年 昭和26年)所収ですが、その2年前の1949年10月に発行された同人誌「メトード」第三号に、『萬...

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饒舌がつなぐ

塚本邦雄萬國旗つくりのねむい饒舌がつなぐ戰(いくさ)と平和と危機と   (水葬物語)茶臼山高原。M.ZUIKO 75mm F1.8KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8M.ZUIKO 75mm F1.8きのうの『蒸海膽(むしうに)のあけぼのいろの甘しあまし先進國主腦會議の腦』は、脳とウニのイメージを重ねて不気味ですが、塚本邦雄は、会議に出席する各国指導者を批判しているわけではないと思えます。同じ歌集に、『空井戸の蓋の鋼に露むすびまなこきらきらし...

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あけぼのいろの甘

塚本邦雄蒸海膽(むしうに)のあけぼのいろの甘しあまし先進國主腦會議の腦   (波瀾)茶臼山高原。Zuiko ED 8mm F3.5 FisheyeNOCTICRON 42.5mm F1.2Zuiko ED 8mm F3.5 FisheyeM.ZUIKO 75mm F1.8きょうの塚本邦雄の歌は、わたしが住んでいる三重県で「伊勢志摩サミット」が開催されることにちなんで選びました。この歌をふくむ『波瀾』は1989年、彼が69歳のときの歌集だそうです。...

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きらめくものある五月

塚本邦雄天にきらめくものある五月の夜々にして女身にわれはふれゆかむとす   (初學歴然)飼殺しの緋鯉三尾に鸚鵡二羽その他に總領が一頭   (風雅黙示録)茶臼山高原で昨日撮ったシバザクラです。Zuiko ED 8mm F3.5 FisheyeM.ZUIKO 75mm F1.8M.ZUIKO 75mm F1.8NOCTICRON 42.5mm F1.2M.ZUIKO 75mm F1.8きょうの『飼殺しの緋鯉三尾に鸚鵡二羽その他に總領が一頭』もきっと作者の日常生活に緋鯉と鸚鵡を配しただけかもしれま...

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光の澪(みを)に

塚本邦雄柹若葉(かきわかば)匂う夜の街縦横の光の澪(みを)にきらめく「川鱒(ルーチエ)」   (マツダの広告より)茶臼山高原(北設楽郡豊根村)。NOCTICRON 42.5mm F1.2KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8...

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無駄だらけの

塚本邦雄綠蔭にをととひわれが仕上げたる一脚の無駄釘だらけの椅子   (黄金律)田峯小学校。LUMIX G 20mm f1.7NOCTICRON 42.5mm F1.2LUMIX G 20mm f1.7NOCTICRON 42.5mm F1.2...

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日日あり

塚本邦雄栃の花雨夜ににほひ大伯父の玩具蒐集癖死ぬるまで   (豹變)人刺すすべ教へられつつ少年の日日ありきけぶりたつ松の花   ( 〃 )四谷千枚田。M.ZUIKO 75mm F1.8M.ZUIKO 75mm F1.8NOKTON 25mm F0.95M.ZUIKO 75mm F1.8きのうの塚本邦雄の『初夏愕然として心にはわが祖國すでに無し。このおびただしき蛾』を読んだとき、『わが』の位置に違和感がありました。わが心に祖国なし、というのが普通じゃないかと感じます...

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くくる五月

塚本邦雄チェロの絃(げん)もて括る五月のからたちの葎(むぐら)、不安なる結實のまへ   (日本人靈歌)初夏愕然として心にはわが祖國すでに無し。このおびただしき蛾   ( 〃 )棚田が続いたので目先を変えて愛知県北設楽郡設楽町の田峯という里へ。M.ZUIKO 75mm F1.8KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8Pentax FAソフト28mmF2.8田峯は「だみね」と濁音で読むそうです。ダミネときくと外国の名前のように...

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