気分転換

出かけた先で、思わず、昔夢中だった詩人に出会って、作品集を引っ張り出したけど、40年の時間を遡るのはどっと疲れる。
それで、恵那市岩村で癒されようと、気分転換。

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時には朝早く釣竿を持ち

「山を想う」つながりで、まだ石徹白。
鮎川信夫は「いしどしろ」と言っていたのだろうか、越境合併後の「いとしろ」と言っていたのか。

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碑文つながりで

岐阜県白鳥町石徹白。
石徹白(いとしろ)にある鮎川信夫の詩碑。「荒地」詩人の晩年の詩を、「荒地」同人の疋田寛吉の書で。
なつかしい「荒地」。郷愁のいとしろ。

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山を想う          鮎川信夫

 帰るところはそこしかない
 自然の風景の始めであり終りである
 ふるさとの山
 父がうまれた村は山中にあり
 母がうまれた町は山にかこまれていて
 峰から昇り尾根に沈む日月

 おーいと呼べば
 精霊の澄んだ答えが返ってくる
 その谺のとどく範囲の明け暮れ
 在りのままに生き
 東洋哲人風の生活が
 現代でも可能であるのかどうか

 時には朝早く釣竿を持ち
 清流をさかのぼって幽谷に魚影を追い
 動かない山懐につつまれて
 残りすくない瞑想の命を楽しむ
 いつかきみが帰るところは
 そこにしかない