曇天の底の

鳥居本のお散歩ですが、ちょっと元気がないので、そんな心理が反映してしまいました。
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NOCTICRON 42.5mm F1.2

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NOCTICRON 42.5mm F1.2

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NOCTICRON 42.5mm F1.2

台風が近づいているそうですが、今日一日はよく晴れて暑い日でした。明日は雨だそうで、出かける予定があるのでなるべく予報が外れることを祈ってます。

塚本邦雄
 曇天の底の銀泥 執しつつ歌をにくみて歌に果つるか   (不變律)

かくて互(かたみ)に

鳥居本でアジサイの写真を撮りましたが、特別に名所でもなくごく普通の庭先の風景です。
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お庭先を失礼しました。 NOKTON 25mm F0.95

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のぞき見していたのは私です。 NOCTICRON 42.5mm F1.2

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本当に見ていたのは花だけです。 KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

塚本邦雄
 婚姻のかくてかたみに堪へゆかむのみ冷(すさま)じき夏のうぐひす   (驟雨修辭学)

うぐいす嬢というのもありました。今日は結果待ちですか。

わが眼下を過ぎ

鳥居本の町で。
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注意!。 TOKINA Reflex 300mm F6.3

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カメラが傾いているのではなくて。 M.ZUIKO 75mm F1.8

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時をかけました。 M.ZUIKO 75mm F1.8

ヒアリがいるそうです。

塚本邦雄
 蟻地獄よりのがれたる女王蟻蹌踉とわが眼下を過ぎつ   (獻身)

蹌踉(そうろう)がよろめく様だと調べて初めて知りました。(汗)
また塚本の別の歌集に「蟻が蟻地獄に引かれゆく恍惚を思ひをり死ののちにも詩歌」というのがあるそうです。

わが血はみどり

近江鉄道「鳥居本」で。
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「おもちゃの駅」風に。 KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

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今どきならばこんな高い天井は。 KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

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三位一体の、マド。 KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

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窓が好き。 NOKTON 25mm F0.95

塚本邦雄
 獻血のわが血は碧(みどり)、人間にわかつなど滅相もござらぬ   (獻身)

みどり色の血をもつあなたは何者と想像をふくらませるのが楽しいのですが、
むかし赤チンという薬をスリ傷に塗ると、光の加減で緑色に光って見えたような記憶があります。
あれは水銀化合物の色だったのでしょうか。

すがるよ

近江鉄道「鳥居本」は二度目の撮影ですが、まったく進歩がないというか、むしろ後退したような写真でした。
ありきたりの二番煎じの写真と言われそう。
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記念写真その一。 KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

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遅れはありません。 NOKTON 25mm F0.95

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電車が入ってきました。 KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

スガルは「じがばち」という昆虫の名称だそうですが、挫折している者は何にでもすがりたいので。
塚本邦雄
 書かず終るわが消息の遠景に散るラガー金色(こんじき)の蜾蠃(すがる)よ   (閑雅空間)

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記念写真その二。 KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

あはれ

いいかげんにしようと思いつつ龍潭寺。
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本堂入り口の三和土(たたき)。 NOKTON 25mm F0.95

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お墓参りの道具の中に。 NOKTON 25mm F0.95

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緑が美しすぎて。 NOCTICRON 42.5mm F1.2

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あなたは立派だ。 NOCTICRON 42.5mm F1.2

塚本邦雄の反語表現詰め合わせです。
塚本邦雄
 劉生のあはれみにくき美少女はひるの冰室の火事見つめゐし   (閑雅空間)

たとへばとある

仏の顔も三度目の龍潭寺。
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流し目。 NOKTON 25mm F0.95

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赤い壁。 KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

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参道。 NOCTICRON 42.5mm F1.2

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さかしま。 M.ZUIKO 75mm F1.8

塚本邦雄
 不定冠詞たとへばとある晴天に黴の靴干しつらね市民は   (綠色研究)

今回もレンズを交換しすぎです。
いくつも画角が必要ならズームを使えばよいので、せっかくの単焦点を生かし切れていません。
なかなか撮影に行けないのでついどん欲になって、かえって焦点を絞り切れていません。
私の夢はむかしのローライのようにレンズ固定の一台だけで撮影する事。
私のフィルム時代の最後は、67判の80mm固定の1台と55mm固定の2台目だけで出かけていました。
そこへ戻ろうというのが目標です。
残念ながら、その欲望を満たしてくれるカメラがまだデジタルにはないのです。

万緑の

彦根の龍潭寺(りょうたんじ)。
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NOKTON 25mm F0.95

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M.ZUIKO 75mm F1.8

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NOKTON 25mm F0.95

塚本邦雄
 萬綠の露光る野にめざめたりはね濡れて透く我のそびらよ   (歌誌『オレンヂ』 1947 9月)

沙羅の木の花が足元に落ちてました。これってナツツバキの花じゃないのでしょうか。でもお寺の中で「沙羅の木」といわれると、そう呼ぶ方がふさわしく感じられました。
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M.ZUIKO 75mm F1.8

龍潭寺は直政と縁の深い昊天宗建の開山ですが菩提寺でも墓所でもありません。
そんな寺がなぜここにあるのか気になります。
昊天宗建は僧侶ですが武将としての一面も持っていた人のように感じられます。直政の信頼する人物だったのでしょう。だから直政の死にさいして遺命を受けたのでしょう。

どんな遺命だったのか。
単に庵を結んで菩提を弔えであれば、ここが菩提寺か墓所になったはずです。
遺命は井伊家の行く末を守ることではなかったかと思うのです。

遺命で建てた「豪徳庵」という名前が気になります。

「豪徳」は彦根藩2代目藩主直孝の戒名に出てくる言葉です。(久昌院殿豪徳天英大居士)
直孝は直政の次男ですが、父親と初めて会ったのは1601年、父が佐和山城主として死去する一年前です。

直政の長男直継は初め直政のあとを継いで1606年彦根城を完成させたりしていますが、1614年徳川家康によって上野安中藩へ移され、そのとき父祖の地井伊谷以来の譜代家臣団を連れて行ったようです。
直政の次男直孝は兄の作った彦根城に入って彦根藩主となり、「赤備え」といった武田の系譜を引く武士団を育てていったようです。かれが藩主になった翌年1615年に龍潭寺が開山していますが、
井伊谷にあった父祖と縁の深い寺を彦根に建てたのは政策的なにおいがします。

昊天宗建が直政から託された井伊家は、直継と直孝という兄弟、井伊谷譜代と武田遺臣というそれぞれの確執をかかえていたようです。
その混乱を着地させる装置の一つとして昊天宗建がいたのではないかと感じるのです。

くさりゆりちり

きのう行った彦根の龍潭寺(りょうたんじ)。
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KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

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KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

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KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

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KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

龍潭寺は、彦根市の郊外で、石田三成の居城のあった佐和山の麓にありました。
 1600年 関ヶ原の戦い。佐和山城も落城して、三成の父正継と兄正澄が死去。
 1600年 井伊直政、佐和山領主。
 1602年 井伊直政、関ヶ原で島津から受けた鉄砲きずが元で佐和山城で死去。墓所は浜松市龍潭寺、彦根市清涼寺ほか
 1602年 昊天宗建(こうてんそうけん) 直政の遺命で佐和山に庵をたてる。
 1608年 彦根城完成。
 1615年 龍潭寺完成。(1601着工)
井伊家の菩提寺は龍潭寺ではなく、隣接する清涼寺と東京にある豪徳寺だそうです。清涼寺は石田三成家臣島左近屋敷あとらしいです。豪徳寺はネコが有名らしい。

きょうの引用は塚本邦雄の有名な短歌ですが、意味はよくわかりません。
解説書を読んでも、リズム感を味わえばよいというようなことが書いてあって、やっぱり理解不能です。

塚本邦雄
 錐・蠍・旱・雁・掏摸・檻・囮・森・橇・二人・鎖・百合・塵   (感幻樂)

語尾が「リ」の単語を並べてあるのはわかるのですが、リズム感だけでいいのだろうかという疑問です。
暗号が隠されているのではないかという疑問がぬぐえません。

なみだぐむ夏至の

帰宅が遅くなったので、一枚だけですが、きょう行った彦根の龍潭寺の写真も。
ここで4月にだるま祭というのがあって、だるまさんがここのキャラクターらしいです。
おみくじの入った小さいだるまを買いました。「小吉」でした。
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NOKTON 25mm F0.95

あとは、きょうも先月末の写真で。
山女原(あけんばら)、笹路(そそろ)など個性的な地名の滋賀県甲賀市土山町内。
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M.ZUIKO 25mm F1.2

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M.ZUIKO 25mm F1.2

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M.ZUIKO 25mm F1.2

なお、俳句つながり。
塚本邦雄
 眼より肉なみだぐむ夏至の天   (現代詩手帖「塚本邦雄の宇宙」より 斎藤慎爾選「燦爛」)

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pithecantroupus

Author:pithecantroupus
三重県在住。男性。
2016年4月27日から復興を願う気持ちをこめてアイコンをくまモンに変えています。

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