花ついに散るや散らずや

 きのうと同じサクラですが、きょうはピンボケのサクラばかりです。(汗;)
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ツバキあります。 M.ZUIKO 25mm F1.2

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いたずら。 SUMMILUX 15mm F1.7

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勝手に撞いてはいけません。 SUMMILUX 15mm F1.7

塚本邦雄
 花つひに散るや散らずや舊(ふる)き戀よみがへるべきぬばたまの闇   (源氏五十四帖題詠)

きらめけり春

 東近江市政所の教宗寺のしだれ桜を16日(日)に撮りました。
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このお寺で一本だけのサクラです。 M.ZUIKO 25mm F1.2

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参道の先に見えます。 M.ZUIKO 25mm F1.2

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本堂の前に立ってます。 Helios 85mm f1.5

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レース編みを見ているような。 M.ZUIKO 25mm F1.2

 この教宗寺は昨秋にも来て紅葉の美しさが際立っていました。
 また訪れた境内にあったサクラはわずか一本でも見ごたえがあり、レース編みのような柔らかさに見とれましたが、昨日の反省の通りにせっかくの美しさをうまく掬えませんでしたので、4枚アップして数で補うことにしました。(汗)

塚本邦雄
 馬の皓齒きらめけり春あかときのわれの頂(うなじ)をざつくと嚙め   (風雅黙示録)

かずしるす

 サクラを追っていたら春祭りに出会いました。観光案内やマスコミ報道にでるような有名なものではないと思いますが(失礼)、村落をあげて祝っている様子が伝わってくる素敵な祭でした。
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ことしは豊年でしょう。 M.ZUIKO 25mm F1.2

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かつぐのは新しい方で、古い方は神殿前に。 SUMMILUX 15mm F1.7

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さくらの村。 Helios 85mm f1.5

 サクラばかり続く4月ですが、少しは進歩したのかとブログの過去の写真を見ながら、それぞれの年の『代表作』を選んで比べてみたら、ちっとも進歩していないことが確かめられました。(笑)
 そのうえ、名のあるサクラを撮ったものは、どこかで見たような写真になっていました。(汗)
 わたしは美しいものを美しく撮るのが下手なのだと、これも再確認しました。

 引用はイースターエッグを思い出して、
塚本邦雄
 アルバトロスの卵の殻に皇帝は落胤の名かずかずしるす   (水葬物語)

花おほかた

 サクラばかりですが。
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田植えも近いのかな。 NOCTICRON 42.5mm F1.2

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ボケの中にピントを合わせ。 Helios 85mm f1.5

塚本邦雄
 花おほかた白くうつろふ夜々をなほぬめぬめと吾が手足の脂   (歌誌『木槿』1947 12月号)

 歌誌「木槿」のこの号は作者が結婚を間近にひかえた心情を想像させる歌が並んでいて、12月ということからしても歌の中の「花」はサクラではないのかもしれません。

受難劇果て

 きのうは三重と県境を接する滋賀の山里でした。
 永源寺ダム湖で、飽きることなくまだサクラを撮りました。
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ちょっと手ブレ。 TOKINA Reflex 300mm F6.3

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まぶしくて。 TOKINA Reflex 300mm F6.3

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目がまわる。 Helios 85mm f1.5

 きょうは昼ごろから冷たい雨で、きのうの晴天と打って変わった天気です。午後になって風も強まってきましたから、これでサクラも散ってしまうのかもしれませんが、写真の方はしばらくサクラばかりになりそうです。


塚本邦雄
 金屏風四人がかりではこび出す女童(めわらは) 受難劇果てたれば   (黄金律)

 4人の女童が、お姫様と三人官女だとすると季節がひと月ずれてますが、受難劇が果てれば次に来るのは復活かと思って、引用しました。
 金屏風は結婚式の道具なのでしょうから、お雛様を新婚夫婦として、結婚を受難と言ったのかもしれませんが。

致死量の

塚本邦雄
寒泳の靑年の群われにむきすすみ來つ わが致死量の愛   (綠色研究)
(塚本邦雄の短歌は写真と無関係です。塚本邦雄を尊敬していますが、引用した歌はブログの護符かお守りのつもりです。)

一月末。
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師の影を踏まず。 NOCTICRON 42.5mm F1.2

わが夢によみがへり

塚本邦雄
父の父の父わが夢によみがへり臘梅一枝髻華(うず)に挿したる   (黄金律)
(塚本邦雄の短歌は写真と無関係です。塚本邦雄を尊敬していますが、引用した歌はブログの護符かお守りのつもりです。)

二月になってからまだ一枚も撮ってないので、一月末の写真で。場所は東近江市政所。
今冬は雪を2回撮影に行きましたが心残りばかりで、今日の写真も山に雪が無いのが残念です。
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やわらかく包まれて、音も。 M.ZUIKO 25mm F1.2

 髻華(うず)は、「漢字ペディア」というサイトによれば、古代、草木の花などを髪や冠にさして飾りとしたものだそうです。
 塚本邦雄が誕生して3カ月のちに彼の父は亡くなっています。それゆえ、「父の父の父」は曾祖父ではなく、父が3回繰り返されて、「父が、父が、父が、私の夢にでてきたよ」と言っているように感じられます。

残生あらむ

塚本邦雄
かろがろと殘生あらむこひねがひをりしも葡萄園大霙   (不變律)
(塚本邦雄の短歌は写真と無関係です。塚本邦雄を尊敬していますが、引用した歌はブログの護符かお守りのつもりです。)

無神論者は遠くに見える十字架と近くにある灯明をおそれ。
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花火のような。 KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

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かすむ目頭に。 M.ZUIKO 25mm F1.2

あさもよし

塚本邦雄
蟻の巢の袋小路の女王をあはれむあさもよし紀伊(き)の二月   (花劇)
(塚本邦雄の短歌は写真と無関係です。塚本邦雄を尊敬していますが、引用した歌はブログの護符かお守りのつもりです。)

落穂ひろいというのも恥ずかしい。
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声だけが凍りついて残っている。 NOKTON 17.5mm F0.95

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棕櫚縄のマフラーはいかが。 M.ZUIKO 25mm F1.2

は咳(せ)き

塚本邦雄
修道院の禱りの刻を錫色の空にて若き電工は咳(せ)き   (装飾樂句)
(塚本邦雄の短歌は写真と無関係です。塚本邦雄を尊敬していますが、引用した歌はブログの護符かお守りのつもりです。)

東近江市杠葉尾。
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子供はいない。 M.ZUIKO 25mm F1.2

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つぶされるなよ。 NOCTICRON 42.5mm F1.2

 新聞に清水信(まこと)先生の訃報がのっていました。わたしの中学校時代の恩師です。国語をおしえていただきました。
 座席の前から順番に教科書の音読させるとき、いつも、一行づつ読みなさいと指示されるのです。
 文のはじめもおわりも無視して、精確に一行ずつ読ませられました。「~でした。そして~」という文が二行にまたがっているときでも、前の席の子は「~でし」、後ろの子が「た。そして」と読み継ぐのです。
 塚本邦雄で「句またがり」を知ったときにそれを懐かしく思い出しました。ご冥福をお祈りします。