きのうの空に

きょうは京都へ行って帰宅がおそくなったので、3月初めに行った天浜線のどこかの駅で撮った一枚だけです。
1-LR5__F630089-2.jpg
NOCTICRON 42.5mm F1.2

塚本邦雄
キェルケゴール、言はば墓守あさもよしきのふの空に沈丁香る   (風雅)


なに待つ

塚本邦雄
等身の一樹の椿咲きみてりいま凶報のほかなに待たむ   (天變の書)

気まぐれに植物系。
1-LR5__F630141-2.jpg
M.ZUIKO 75mm F1.8
2-LR5__F630039-2.jpg
NOCTICRON 42.5mm F1.2
3-LR5__E630992-2.jpg
M.ZUIKO 17mm F1.8
4-LR5__F630120-2.jpg
KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

ほのかにひらく

塚本邦雄
ほのかにひらく白玉椿こみどりの『葉隠』は戀の至極を説けり   (黄金律)
おとしめらるるほどの名あらば人の世はおもしろ白玉椿おもしろ   ( 〃 )

ふたたび友田家住宅。
1-LR5__E631391-1.jpg
M.ZUIKO 17mm F1.8
2-LR5__E631428-2.jpg
M.ZUIKO 17mm F1.8
3-LR5__E631486-1.jpg
M.ZUIKO 17mm F1.8
4-LR5__E631393-2.jpg
M.ZUIKO 17mm F1.8
5-LR5__E631461-2.jpg
M.ZUIKO 17mm F1.8

Pen-Fの感想をまた。
 背面の液晶モニターの裏側に貼られた人工皮革は優れものです。この人工皮革の貼られた面をおもてにしてカメラを構えると、シボが適度な摩擦になって安定して撮影できます。
 わたしはこのモニターをバリアングルファインダーとして使うときと、スーパーコンパネを使うときだけ必要なので、Pen-Fでは液晶を内側にするようにしています。(撮影した画像をモニターで確認するといった習慣はありません。またE-M5は背面がつるつるのプラスチックなので裏返しにするメリットがありません。)
 ストラップ環は不満です。ライカM5のようにタテ吊りにできるようにボディーの3か所にストラップ環をつけてほしかった。OM-Dはバッテリーパックをつけるとタテ吊りができますが、Pen-Fにはそんなアクセサリーは似合わないから、たとえばボディー・スーツあたりで実現してほしかったです。
 ファインダー倍率の低いのは一長一短ですが、ファインダー精度が落ちてもいいから小型のマグニファイアーができるとうれしいです。

暗がりに

塚本邦雄
われら過ぐるとき暗がりに吊るされし乾鮭が罪に似しもの滴(た)らす   (装飾樂句)

きのう行った静岡県西部の周智郡森町の「友田家住宅」で。
友田家住宅は300年余前の農家の姿を今日につたえている重要文化財だそうです。友田家はここの土地を開いた本家、いわゆる「芝切り」であることから、代々庄屋を勤めたそうで、20畳の広間は村民の寄合などに使われたそうです。
土間につづくだいどころには囲炉裏があり日常生活の場だった様子がうかがえます。
友田家の祖先は出雲の刀鍛冶と言われているようで、そのせいか、家のつくりが関西風だそうです。
1-LR5__E631371-2.jpg
M.ZUIKO 17mm F1.8
2-LR5__F630637-2.jpg
NOCTICRON 42.5mm F1.2
3-LR5__F630590-2.jpg
KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8
4-LR5__F630596-2.jpg
KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8
5-LR5__E631438-2.jpg
M.ZUIKO 17mm F1.8

Pen-Fを使い始めて2回目ですが、すこしづつ慣れてきました。
レリーズボタンの感触はE-P5よりもE-M5mk2に近いのですが、わたしは古いE-P5のほうが押しやすいです。
フロントの”クリエイティブ・ダイヤル”は、危惧したとおり不用意に動きやすいです。わたしのカメラを持つクセのせいか、毎回ダイヤルが動いていました。(ファインダー画像の変化ですぐに異変に気づくので被害はありませんが)
ノイズ・リダクションはちょっと期待はずれでした。
Pen-Fでは、ノイズ・リダクションを弱めでオンにしましたが、次回からはこれまでの機種と同じようにオフにするつもりです。
レンズの取り外しボタンの位置が変わって、勝手がかわりましたが、これまでとちがってカメラを構えた左指がボタンに触れにくくなって良かったです。

時間は寒天色

塚本邦雄
寒雷の下かへりきて寒雷の香を放つワグネリアンの弟   (水銀傳説)
時閒は寒天色に流れて老人寮新入りが「テキサスの薔薇」うたふ   ( 〃 )

天浜線で記念写真も撮りました。
4-JPEG28-001.jpg
5-JPEG30.jpg
2-LR5__M684307-1.jpg
TOKINA Reflex 300mm F6.3
3-LR5__EE89423-1.jpg
LUMIX G 20mm f1.7
1-LR5__M684594-9.jpg
NOCTICRON 42.5mm F1.2

オリンパス・オンラインショップから『Pen-F発送』のメールが届きました。
もう、うきうきして、遠足の前日の子どものレベルになっています。「はーやく、こいこい」。

いろあせ

塚本邦雄
冬麗の晝の殺人事件昨日(きぞ)うたひたることはやいろあせつ   (風雅)

天浜線沿線で。
1-LR5__EE89782-1.jpg
SUMMILUX 15mm F1.7
2-LR5__EE89519-2.jpg
LUMIX G 20mm f1.7
1-LR5__M684521-1.jpg
NOCTICRON 42.5mm F1.2
3-LR5__M684088-1.jpg
NOCTICRON 42.5mm F1.2

影のこす

塚本邦雄
寒夜花屋にかがみて若き父ら選るみなはやく實の生(な)る桃の苗   (日本人靈歌)
足あとに凍つる夜の水 われの死はシーツにいくばくの影のこす   ( 〃 )

天浜線沿線で。
1-LR5__EE89729-1.jpg
LUMIX G 20mm f1.7
2-LR5__EE89702-1.jpg
LUMIX G 20mm f1.7
4-LR5__EE89543-1.jpg
LUMIX G 20mm f1.7
3-LR5__EE89355-3.jpg
LUMIX G 20mm f1.7

一心不乱に

塚本邦雄
娶らざることも一心不亂にて夜の網ほつれけらし紅梅   (閑雅空間)
鶴を見ず津輕は知らずさわさわと知命過ぎける月日を生きよ   ( 〃 )

天浜線都田駅、金指駅などで。
3-LR5__EE89600-2.jpg
KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8
4-LR5__EE89364-3.jpg
LUMIX G 20mm f1.7
2-LR5__EE89685-2.jpg
KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8
1-LR5__EE89666-2.jpg
KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

写さむ

塚本邦雄
罌粟枯るるきりぎしのやみ綺語驅つていかなる生を寫さむとせし   (天變の書)
雪盲の眼に一莖の罌粟黑し知らずわれらのうちなるゲシュタポ   (感幻樂)

天浜線沿線で。
1-LR5__EE89639-2.jpg
LUMIX G 20mm f1.7
2-LR5__EE89582-2.jpg
LUMIX G 20mm f1.7
3-LR5__EE89799-2.jpg
LUMIX G 20mm f1.7

LUMIX 20mmは、35mmフルサイズで40mmと、私の好きな画角ですが、f値が1.7とやや暗いのとパンケーキ仕様であまり被写体に近づけないので、「ボケ」を生かした撮影がやりにくいです。しかも、レンズの基本性能が素直なので、いっそう「ボケ」ない印象です。

オリンパスさんは、E-M1で「深度合成モード」を搭載しましたが、『逆』深度合成というのはできないのでしょうか。
ピントのはずれた部分を集めて、見かけの被写界深度を浅くすることができたら、マイクロフォーサーズの弱点を克服できるのですが。

あふれては

塚本邦雄
湖(うみ)あふれあふれては野へ夜の閒も木の棘、草の針ひたしつつ   (歌誌『日本歌人』 1950 2月号)

天浜線沿線で。
1-LR5__M684055-3.jpg
NOCTICRON 42.5mm F1.2
2-LR5__M684407-3.jpg
NOCTICRON 42.5mm F1.2
3-LR5__M684559-1.jpg
NOCTICRON 42.5mm F1.2
4-LR5__M684334-3.jpg
NOCTICRON 42.5mm F1.2