憩ひにけむる

塚本邦雄
すすけたる鶴見て去(い)なむ夕ぐれのにがき憩ひにけむる苑より   (装飾樂句)
(塚本邦雄の短歌は写真と無関係です。塚本邦雄を尊敬していますが、引用した歌はブログの護符かお守りのつもりです。)

ダラダラつづけたスイセンもこれを限りということでご容赦を。
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ちょっとあそんで。

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夕ぐれだけど鶴は見えない。 NOKTON 25mm F0.95

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もうすこしだけここに。 KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

 憩いにけむると言われて、「いこい」という煙草を連想しました。「今日も元気だたばこがうまい!」というキャッチフレーズを入れたポスターがあったそうで、その言葉だけは今でもよく覚えています。
 受動喫煙防止の罰則付き法整備がすすんでいる今日、いまだに喫煙習慣のあるわたしは時代遅れの野蛮人のようです。

のこすはつひの

塚本邦雄
詩歌一巻ほかにのこすはつひの日の獻體の眼のその冬霞   (風雅)
冬原に湧井掘るとて標(しめ)結へりあらがねの土ここにあたらし   ( 〃 )
(塚本邦雄の短歌は写真と無関係です。塚本邦雄を尊敬していますが、引用した歌はブログの護符かお守りのつもりです。)

越前町梨子平村は、スイセンの段々畑のなかにある集落です。
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きょうはよく乾きましたか。 SUMMILUX 15mm F1.7

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洗面所の鏡に映るスイセン畑は小さくて。 SUMMILUX 15mm F1.7

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スイセンの斜面に斜光線さすころ。 NOKTON 25mm F0.95

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へやに灯がともる。 SUMMILUX 15mm F1.7

 今日の短歌は「残すは終(つひ)の日の献体」なのでしょうが、老眼のせいで「残す初日の」と読んでしまいました。ええ、老眼のせいで、脳のせいではありません。絶対に、眼鏡が悪いのであって私が悪いのではありません。(笑)

 今日は新聞休刊日なので昨日の新聞をつい入念にみてしまいます。
 本の広告が載ってました。「声なき蟬」という時代小説です。その書名が気になって、書いてある中身にまで目がいきませんでした。
 なぜ声のないセミなどという題なのだろう。「啞蟬」という成語があるのに。
「おし」という言い方が一部で差別語として忌避されているから避けたのでなければいいのですが。
 なぜ「声なき」と「蟬」の書体が違うのだろう。明朝体と楷書体が混合してます。
蝉をさけて蟬を使うにしても、「声」と「蟬」の漢字フォントが異なっているのは美しくないと感じました。

 小人閑居するとロクなことに目がいきません。

たまきはる

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

塚本邦雄
たまきはるいのちの螢烏賊(ほたるいか)ともる越前の海、戀は世の外   (歌人)
(塚本邦雄の短歌は写真と無関係です。塚本邦雄を尊敬していますが、引用した歌はブログの護符かお守りのつもりです。)

越前岬で撮った夕日を色温度を変えて朝日っぽくしようと努力しました。
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元旦そうそうウソをつく。 TOKINA Reflex 300mm F6.3

残念ながら色温度でごまかして朝日ですとウソをつこうとしてもうまくいきません。別のカットを素直に夕日のまま仕上げたのと比べると失敗が一目瞭然でした。
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正直にいこう。 TOKINA Reflex 300mm F6.3

口直しに、お正月らしく、自作のカレンダーの12か月分を。
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のかをりする

塚本邦雄
大祓(おほはらひ)の祝詞(のりと)嗄(か)れつつ拂曉の素戔嗚(すさのを)神社血のかをりする   (風雅)
(塚本邦雄の短歌は写真と無関係です。塚本邦雄を尊敬していますが、引用した歌はブログの護符かお守りのつもりです。)

まだスイセンです。このまま年を越してもスイセンになりそう。
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もうすぐ暮れます。 NOKTON 17.5mm F0.95

 ことしも"Age of Pen"をご訪問いただいた皆様に、一年分をまとめて、感謝申し上げます。
 今年さいごの写真がちょっとピントが甘いというのも、『らしい』ということでご容赦願います。

 お守り代わりに載せてきた塚本邦雄の短歌をこれからも続けるのか思案中ですが、彼の歌から教えられることは多々あるし、自分の表現のためならタブーも犯すという態度にも私はあこがれたままで到達できていませんから、𠮟責の言葉としてまだまだ必要を感じています。
きょうは大晦日なので、『大祓』の歌を引用したものの意味は相変わらず?のままです。『素戔嗚神社』がどこの神社かも分からないし、むしろ『かをり』が「かおり」や「かほり」でないことに興味をもってしまい、「シクラメンのかほり」をネットで調べたりして遊んでしまいました。やっぱり本性はスノビズムから脱皮できていないようです。

晩年の美しき季節

塚本邦雄
とほき冠雪の山見えて晚年のいつくしき季に入りなむわれは   (黄金律)
(塚本邦雄の短歌は写真と無関係です。塚本邦雄を尊敬していますが、引用した歌はブログの護符かお守りのつもりです。)

また越前岬のスイセンにもどって。
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岬は光につつまれて。 M.ZUIKO 75mm F1.8

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自生だそうです、にわかに信じがたい。 M.ZUIKO 75mm F1.8

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日没までの短時間であとひとはたらき。 NOKTON 17.5mm F0.95

まなこつむるとき

塚本邦雄
まなこ瞑(つむ)るときすなはち死 暗綠の斜面にうもれたる雪崩止   (装飾樂句)
(塚本邦雄の短歌は写真と無関係です。塚本邦雄を尊敬していますが、引用した歌はブログの護符かお守りのつもりです。)

きのうにつづき越前町米ノ(こめの)で。
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夕日のあたる家もいい。 NOKTON 17.5mm F0.95

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米ノ隧道というそうです。 NOKTON 17.5mm F0.95

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小さくて分かりにくいのですが、イナバの白ウサギ? NOCTICRON 42.5mm F1.2

 昨日、飛鳥時代にここへ百済の王女(自在女)が漂着したした伝承があると書きましたが、ほかにも敏達天皇のときに高麗使節船の泊ということもあったらしいです。(越前町史に記述があるようです。未確認ですが。)

をはらみて

塚本邦雄
きれぎれに男のことば夜の沖の帆はすぎしかなしみをはらみて   (蒼鬱境)
(塚本邦雄の短歌は写真と無関係です。塚本邦雄を尊敬していますが、引用した歌はブログの護符かお守りのつもりです。)

スイセンが続いたので目的地途上の米ノ浦で撮った写真で。
越前町米ノ浦は、近世文書に大阪夏の陣のあった年百姓逃散の記録のある土地だそうですし、さらに古く蘇我馬子のころに百済の王女が流れ着いたという伝承もあるそうですから、むかしからの港のようです。
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知らんぷりして急いでいきましょ。 NOKTON 17.5mm F0.95

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肩よせ合って。 KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

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階段は勢いがつくけど「とまれ」です。 NOKTON 17.5mm F0.95

みだりがはしき

塚本邦雄
壯年のなみだはみだりがはしきを酢の壜の縦ひとすぢのきず   (感幻樂)
(塚本邦雄の短歌は写真と無関係です。塚本邦雄を尊敬していますが、引用した歌はブログの護符かお守りのつもりです。)

越前海岸でスイセンばかり、いえ一枚だけはちがいます。
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日本海の風と光を感じて。 NOKTON 25mm F0.95

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王冠またはハートに見えなくもない。 NOCTICRON 42.5mm F1.2

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きょうはこの季節にめずらしい日。 NOCTICRON 42.5mm F1.2

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地上が闇に包まれた時刻飛行機雲が輝く。 NOCTICRON 42.5mm F1.2

泡なす

塚本邦雄
艦隊のうまれゐむ海うす暗く顯ち來つつ血の泡なす鮭卵(すぢこ)   (装飾樂句)
(塚本邦雄の短歌は写真と無関係です。塚本邦雄を尊敬していますが、引用した歌はブログの護符かお守りのつもりです。)

越前海岸。
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スイセンのにおいにつつまれて。 TOKINA Reflex 300mm F6.3
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就眠儀式。 NOKTON 25mm F0.95

天に肖(に)ざるを

塚本邦雄
不肖とは天に肖ざるを火の桃の舌うすうすと若狭の杉津   (豹變)
(塚本邦雄の短歌は写真と無関係です。塚本邦雄を尊敬していますが、引用した歌はブログの護符かお守りのつもりです。)

 きょうは福井県杉津(すいず)を通って越前海岸でスイセンを撮りました。帰宅が遅くなりましたので、4枚だけRAW現像してそのうち3枚を。
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わたしはナルシス。 NOKTON 17.5mm F0.95
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落日のなかで。 TOKINA Reflex 300mm F6.3
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よろこびもかなしみも。 M.ZUIKO 75mm F1.8


きのうは「漂流ポスト」というTV番組を見て不覚にも涙をながしてしまいました。これは老化現象にちがいありません。でももっと若くても涙はでたでしょう。泣いてすむことではないし、泣くよりも怒ることの方が優先すべきだと理性はいうのですが。オリンピックの費用がいくらときくたびに、それだけの金で東北の復興がどれだけすすむだろうと腹立たしくおもってしまいます。
悲しいから泣くのではありません、悔しいから涙がでるのです。