わが愛を錘となし

”未練”のつづきを大和郡山で。
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NOKTON 17.5mm F0.95

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KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

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NOKTON 17.5mm F0.95

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M.ZUIKO 25mm F1.2

もう夏至だそうです。

塚本邦雄
 水(みず)の上に咲くは河骨わが愛を錘(おもり)となして一夜(ひとよ)ただよふ   (翠華帖)

大和郡山の金魚は、かの柳沢吉保の子の吉里が甲府から移ったときに持ち込んだものと聞きました。
そのとき金魚を携えた柳沢家の家臣の名と、忠臣蔵の大石内蔵助の子孫が一度途絶えた後再興されたとき養子を迎えた家の人の名が同じなのに不思議な因縁を感じました。後者はきっと広島藩あたりの人でしょうから別人でしょうが、忠臣蔵における吉保と内蔵助の立場を考えて、面白く思ったのです。

しかずされども

”未練”を軽蔑しつつ断ちがたいので、いまさら6月初旬の写真で。
当然”重箱の隅”写真ですが、面の皮の厚さと心臓に生えている毛のおかげで臆面もなく。
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KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

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KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

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KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

つゆ草(つきくさ)は秋の季語だそうで、梅雨どきなのでつい間違って引用してしまいました。

塚本邦雄
 歌はざるに及かずされどもあかときに一生のつきくさが虛(きよ)の藍   (不變律)

明け方の一本のつゆ草の青い花に感じたはかなさを自分の身にもおよばせてしまった感覚が、未練の写真にすがっている自分を批判されたように感じて。

不可解な世も末の

まだ大和郡山。
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あなたに見えないものが私には見えている。 ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro

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お疲れさま。 NOKTON 17.5mm F0.95

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知らんぷりしようぜ。 KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

サッカリンが禁止されたのは私が高校生のときでしたが、大学へいったら先生からサッカリンよりも砂糖のほうが問題があると言われました。
一夜で話がひっくり返るというのは、何やら昨日今日の政局と同じです。さまざまに不可解な話があっても見て見ぬふりどころか人身攻撃で逃げを打つ彼へ、世も末の歌を引用しました。

塚本邦雄
 サッカリンを綠茶に入れて飮まさるる不可解な世も末の日のくれ   (歌誌『木槿』 1947 5月)

遠回りすればどこへも行けぬ

今日はノラ犬になって大和郡山をウロウロ。わん!
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KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

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KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

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KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

上ばかり見ていたせいで道が分からなくなって迷い犬になりました。
塚本邦雄
 棘の薊の不逞に光る野を怖れとほまはりすればどこへも行けぬ   (透明文法)

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KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

あやうしまたあるいは

狭い場所が好きです。
前世がネコだったとは思わないけれど、狭いところは心がおちつくのです。
大和郡山なお。
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NOKTON 17.5mm F0.95

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NOKTON 17.5mm F0.95

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NOKTON 17.5mm F0.95

塚本邦雄
 十藥の十字あやふしわれもまたあるひは受苦をこひねがふ肉   (黄冠集)

十薬はドクダミだそうです。
週末に草刈りをしてドクダミを切ったとたんに特有の匂いがしました。小さな十字の白い花が咲いていました。
ひたすら伸びた草と格闘していたので、写真に撮っておけばよかったと後になって気づきました。

あとあゆむしづかなる

きょうは金魚の自動販売器です。大和郡山のつづきで。
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M.ZUIKO 25mm F1.2

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M.ZUIKO 25mm F1.2

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M.ZUIKO 25mm F1.2

 お酒類の自販機で、金魚は買えませんが。
お酒に関心がなかったのであとになって気がつきましたが、「柳町麦酒」に金魚のラベルが付いていたようで、お土産に買えばよかったと後悔しました。

塚本邦雄
 街なかを巌(いは)はこばれてあとあゆむしづかなる初夏(はつなつ)の市民ら   (日本人靈歌)

つづくものあらざるを

 きょうは慈光院の残りもので。
 三枚目の写真の景色を見つけたのに、ありきたりに処理しかできず、神様がくれたチャンスを生かせなかったことに気落ちしています。
 脳が筋肉になっているならまだしも、メタボが嵩じて脂肪脳になったのではないかと危惧します。
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NOKTON 17.5mm F0.95

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M.ZUIKO 25mm F1.2

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KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

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NOKTON 17.5mm F0.95

塚本邦雄
 碧軍派一人一党この夏もわれにつづくものあらざるを信ず   (黄金律)

碧軍派やわれにつづくものあらざるを信ずを既存の言葉のパロディとして読む歌らしいのですが、わたしには一人一党の語が強く印象に残ります。芸術家は徒党を組んで多数派になろうとも意味がない事で、もともと一人一党です。塚本邦雄も、現代短歌の大家などと言われて彼の後に続こうとする人が増えてもなお、我は我と考えていたのではないでしょうか。かれの理想は西行や定家のように、一党などという部分を占めるのではなく全体を支配することだったと感じるのです。
なおあらためて三島由紀夫の反革命宣言を読んで、それもまた強く心に残りました。

かんがふる金魚

 金魚ボックスの実物を初めてみました。
ちゃんと定期的に清掃されているそうです。
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KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

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ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro

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KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

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KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

 季節は「?」ですが、金魚つながりで。

塚本邦雄
 枕頭におきて眞冬をかんがふる金魚が猛毒の魚ならば   (黄金律)

われならば

 大和郡山のつづきです。
 テーマは赤色、レッドです。
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ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro

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NOKTON 17.5mm F0.95

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ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro

 きょうは金魚のおよぐ電話ボックスから一枚だけですが、ここ郡山は金魚の産地で町中に金魚が泳いでいました。引用する歌も一応、赤系で選びました。
塚本邦雄
 歌にほろぶる 否否石榴鮮紅の芽吹(めぶき)われならば歌をほろぼす   (豹變)

しきりに呼ぶ

 お上品はつかれたので、大和郡山で撮った写真で一息つきます。
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KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

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NOKTON 17.5mm F0.95

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ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro

塚本邦雄
 靑年に晩年ありて六月の水をしきりに呼ぶ出羽の國   (黄金律)

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pithecantroupus

Author:pithecantroupus
三重県在住。男性。
2016年4月27日から復興を願う気持ちをこめてアイコンをくまモンに変えています。

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