さくらや、おとうとは

ご近所の桜をなおも。

塚本邦雄もサクラで、
 綠青館驟雨ののちをしづくせりあとかたもなきけさの櫻か
 さくら見えざるその夕つ方楚辞さらふこころ湧ききぬ 天に水音
 時すでに晩きさくらやおとうとは叡智に髪の根まで汚れつ

三首目を引用して山田洋次監督のあの映画を思い出しました。作者もそのつもりだったのではないかなあ。(笑)

01LR-P3290125-Edit-2.jpg
E-M5mk2 135mm

02LR-P3290019-Edit-2.jpg
E-M5mk2 135mm

花もきれいでしたが、年を経た幹もまたうつくしいと思いました。
ひび割れて、苔むして、傷だらけの幹をだれが老醜というでしょうか。
同様に年を経て傷んだわたしの身体は老醜そのものですが。(涙)

03LR-P3290029-Edit-2.jpg
E-M5mk2 135mm

遠くにサクラ咲き

ヘンゼルは魔法使いのおばあさんが昼寝をしている時間を盗んで家の外へ出ました。
外にはサクラ餅の匂いがただよっていましたので、その匂いをたどって一口食べようと歩いていくと、サクラが咲いた公園につきました。
見とれて帰宅時間がおそくなり、昼寝からとっくに起きていた魔法使いのおばあさんに家事労働にさんざんこきつかわれ、夕飯もいつもより2時間も遅くなりました。

というわけで、ご近所の公園で撮った桜を。

01LR-P3290060-Edit-2.jpg
E-M5mk2 135mm

02LR-P3290046-Edit-2.jpg
E-M5mk2 135mm

 煤色の脚を揃へてよろめけり鶴が 遠くに櫻咲きみち  (塚本邦雄)

LR-P3290099-Edit-2.jpg
E-M5mk2 135mm

魚の目の

在庫払拭、博物館飽きた、桜が撮りたい、春よ来い、・・・と、鬱々と時間が過ぎていきます。
そんなせいか、きょうもたった一つのことをするのに三つも忘れものをしてしまいました。
歳のせいでなく、ストレスのせいです。せいだと思います。だと思いたい。

というわけでまたまた重箱の隅をつっついて。

01LR-PF212011-Edit-2.jpg
PEN-F 5.8mm

03LR-PF212024-Edit-2.jpg
PEN-F 5.8mm

 魚の目を削ぎてみ冬の旅ごころいづれの沖を死者渡りけむ  (塚本邦雄)