平凡なる明日が来る

きれいとは言い難い写真を。
美的感覚が老化してきたのではなく、もともとpithecantroupusの感性がこちら側に傾いているのです。
むしろ歳をとって地金が出てきたのです。

 非凡なる明日來るならず 外より見え街湯の赤き海豚(ドルフィン)のむれ  (塚本邦雄)

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olympus e-m5mk2 ibelux 40mm
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olympus e-m5mk2 ibelux 40mm
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olympus e-m5mk2 ibelux 40mm

ほぼ毎日読んでいる「ほぼ日刊イトイ新聞」に山田ズーニーさんの「おとなの小論文教室」というコーナーがあって、アーカイブの中に次のような文がありました。(Lesson909より抜粋)

 才能がなくて、ツラくて辛くて、辞めたようなことも、後から気がつけば、「楽しかったなあ。」「好きだったなあ。」「なぜもっと結果を気にせず、行為そのものを純粋に楽しめなかったのか‥‥」と、ふと気づく瞬間が訪れることもある。

競争心は悪いものじゃないが、そこに目がくらんで大切なものを手離してはいけない。
世間的に見れば成功者と、そこに至らなかった人は光と影、真反対のように見えても、私が両者から受け取るものは意外にも同じ、「好きだった」という純粋な想いなのだ。
雑念・余念が、辞めてふりかえった時には全て濾過されて、あとに残る結晶のような「好き」という想い、その美しさに打たれる。

「なぜもっと純粋に楽しまなかったのか?」
今度好きなものに出くわしたら、決められたルート、決められた競争に飲み込まれることなく、「自分のなかの光=好きという純粋な気持ち」に忠実にケモノ道を行こう、と私は思う。(一部略)

pithecantroupusもこれからは、写真をもっともっと「好き」になるようにしようと思いました。
ちょっと反省中です。

今はなきものありし頃

皆さんの紅葉写真に圧倒されつつ、ご近所で色づいた雑木をパチリです。

 紅葉冷え、淡紅の冷え、今はなき「馬方」と呼ぶ「方」ありし頃  (塚本邦雄)

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olympus e-m5mk2 samyang 135mm
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olympus e-m5mk2 samyang 135mm
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olympus e-m5mk2 samyang 135mm

身辺が散らかってきても片付けるのを後回しにするようにだんだんなってきました。頭の中の回路がきっと切れつつあるのだと思います。こんなことではだめだと叱咤激励するのですが、ちっとも改善されません。
ものごとをちゃんと考えて実行できる間に手を付けようと考えることも多々あるのに。

愉しきや否

脳みそが眠っている写真のつづきです。
いや、眠っているのであって、くさっているのではありません。(笑)

 銀杏(ぎんなん)の綠珠(りよくしゆ)くちびるもて挟み 死ののちの生愉しきや否  (塚本邦雄)

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olympus e-m5mk2 m.zuiko 60mm macro
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olympus pen-f nokton 17.5mm

年賀状につかう画像を準備中ですが、ついつい遊んで作業が進みません。
こっちの写真のほうが面白いような気がして遊んでばかりいます。

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olympus e-m5mk2 m.zuiko 17mm

ファイニンガーの完全なる写真は昭和44年3月発行のカメラ毎日別冊です。
世間では一眼レフ時代に入っている時代に、アマチュアにベストなカメラは二眼レフと言い切る、ちょっと時代遅れの内容でしたが、基本の「キ」をこの本で学びました。
今読むと、技術書というよりも写真への姿勢を教えてくれる本として色あせない新鮮さを感じます。